株式会社日本航空【Japan Airlines Corporation】・航空実用事典より
(3)上昇限度【ceiling】
航空機が自分の持つ能力で到達し得る高度の限界で,上昇率を基準として決定される。
すなわち,上昇率は利用推力と必要推力の差(余裕推力―ピストン・エンジン機の場合は、利用馬力と必要馬力の差である「余裕馬力」)によって決まるが,余裕推力は高度の増加とともにエンジン推力(出力)が低下するため小さくなってくるので,上昇率もそれにつれて低下してきて,ついには上昇率がゼロとなり,それ以上の高度には上昇できなくなる。この高度を絶対上昇限度【absolute ceiling】という。
しかし,この絶対上昇限度は,まったく理論値で,実際にこの高度に到達するには,無限の時間がかかる。
そこで上昇率が 30m / 分(100ft / 分)になる高度を実用上昇限度【service ceiling】として使用する。
ただし,この高度に到達するにも実際にはかなりの時間を要するので,民間機では別に運用高度限界(上昇率が 90m (300ft/minになった時点での高度)が設定されている。
(3)上昇限度【ceiling】
航空機が自分の持つ能力で到達し得る高度の限界で,上昇率を基準として決定される。
すなわち,上昇率は利用推力と必要推力の差(余裕推力―ピストン・エンジン機の場合は、利用馬力と必要馬力の差である「余裕馬力」)によって決まるが,余裕推力は高度の増加とともにエンジン推力(出力)が低下するため小さくなってくるので,上昇率もそれにつれて低下してきて,ついには上昇率がゼロとなり,それ以上の高度には上昇できなくなる。この高度を絶対上昇限度【absolute ceiling】という。
しかし,この絶対上昇限度は,まったく理論値で,実際にこの高度に到達するには,無限の時間がかかる。
そこで上昇率が 30m / 分(100ft / 分)になる高度を実用上昇限度【service ceiling】として使用する。
ただし,この高度に到達するにも実際にはかなりの時間を要するので,民間機では別に運用高度限界(上昇率が 90m (300ft/minになった時点での高度)が設定されている。
コメントをかく