基本情報


略歴

リアムス女王ティターニアの一人娘で、次期女王になるべくして育てられた王女。
侵略を続けるクルーディア帝国を絶対悪と考え、聖戦と称して徹底抗戦を訴える。
自らも前線に出て兵士たちを鼓舞し「戦女神」を自称するが、実戦経験はまったくなく、シグリアの都を視察していた最中に突如としてシグリア攻略戦が勃発すると、迫りくる帝国兵を見ると怯えて真っ先に逃げ出した。
この戦いは、グラスシード部隊が1年かけて水面下で謀略戦を行ったことから、本来なら敗戦は彼女一人のせいではないが、あまりにも普段の威風堂々とした姿との違いから、「エカティーナが真っ先に逃げ出したことにより兵の士気が落ち、そのせいでシグリアは陥落した」という噂が広まった。

その後、クルーディア帝国とサムルトン国が同盟を結びランドヴァルク作戦によって連合を組んでリアムス国を攻めるという最悪の状態となる。
彼女は兵士の士気を盛り上げるためと自ら志願して再び前線にでるが、ここでも戦いの熱に気圧され、大きな動きもなく撤退を繰り返す。
しかし、サムルトンの裏切りによってクルーディア帝国が壊滅的打撃を受け、首都を包囲していたリックスも、コルカフォーンに敗れて撤退すると、態度を一変させ、ゴンドゥラと共に追撃に取り掛かる。
だが、ムゥナの待ち伏せにあってゴンドゥラは戦死、エカティーナは命からがら逃げ戻り、再び首都に立て籠もった。

サムルトン国が滅亡すると、目前に迫ったリアムス国の最後に怯える日々を送っていたが、フェリサスのクーデターによりカオスクラウンの戦いがはじまると、グラスシードから協力の要請がくる。
思わぬ形で舞い込んだ救国の最後の希望にすがりつき、エカティーナはルーザリットを伴ってグラスシードの元に参陣する。
戦場においては特別な働きはないものの、ルスタル帝国を説得して別動隊を密かに移動させる重要な使者を務め、グラスシードの勝利に貢献する。

グラスシードが帝位に就くと、約束通りリアムス国は存続を許され、援軍を派遣した褒美として一部の領土も返還されている。
この時、グラスシードが「褒美」と言った事に何の疑問も持たなかったことから、もはや属国であることを認めたと国内外に大いに宣伝される。
6896年、正式にティターニアから王位を継承され、その後は無難に国を治めるが、グラスシードの西方侵略失敗からはじまるクルーディア帝国の紛争と、ルスタル帝国による六国統合においては逆らうことなく常に強者に従った。
6913年リアムス国はルスタル帝国に統合されてその名を歴史上から消し、彼女は隠居地でそれなりに厚遇された生活を送る。

関連項目

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