最終更新: northjet_za 2020年05月06日(水) 15:47:21履歴
スイス国民党
Schweizerische Volkspartei
Union Démocratique du Centre
Unione Democratica di Centro
Partida Populara Svizra
スイス国民党はスイス連邦の保守・極右政党である。
Schweizerische Volkspartei
Union Démocratique du Centre
Unione Democratica di Centro
Partida Populara Svizra
スイス国民党はスイス連邦の保守・極右政党である。
党首 | オズワルド・シューマッハ |
成立年月日 | 1971年 |
前身政党 | 農民・職人・市民の党 |
スイス民主党(ドイツ語版) | |
本部所在地 | スイス |
国民議会議席数 | 18/ 200 (9.0%)(2020年5月1日現在) |
全州議会議席数 | 3 / 46 (15.3%) (2020年5月1日現在) |
政治的思想・立場 | 右翼 |
保守主義 | |
ポピュリズム | |
経済的自由主義 | |
農本思想 | |
欧州懐疑主義 | |
ナショナリズム | |
孤立主義 | |
反移民 | |
公式カラー | ダークグリーン |
1917年、チューリヒ州で農工市民党として創立。1929年から連邦内閣に入閣するようになった。1937年には全国政党となり、1971年、グラールス州とグラウビュンデン州の民主党と合併し、国民党と改称した。
スイスは議会統治制の国であり、連邦参事会(連邦評議会とも)と呼ばれる連邦内閣は連邦議会から選出された7人の閣僚(大臣)によって構成される。7閣僚はそれぞれ一つの省を担当し、その中の1人が1年ごとの交替制で大統領職を兼任している。
連邦参事会を構成する7閣僚(交代制大統領職を含む)は1959年以来、議会を構成する上位4政党、すなわちスイス自由民主党(急進民主党)、スイス社会民主党、スイスキリスト教民主党、スイス国民党によって2:2:2:1の割合でポストを配分しており、その配分率はマジック・フォーミュラー(魔法の法則)と呼ばれてきた。しかし国民党は、2003年10月の総選挙で4位から第1党に躍進し、2003年12月10日に連邦議会で実施された閣僚選出選挙により、国民党2名、社民党2名、急進民主党2名、キリスト教民主党1名の割合に変わった。国民党からは、党内右派で躍進に貢献したクリストフ・ブロッハーが新たな閣僚となった。
2007年年末の内閣選挙で、党内右派のブロッハー司法・警察大臣が不信任を受け、党内左派のエフェリーネ・ヴィドマー=シュルンプフが後任に指名された。この人選を不服とした国民党は、閣僚を拝命したシュルンプフを党の議員会議から締めだし、下野を宣言。さらに2008年6月1日には、シュルンプフや彼女を支持するグラウビュンデン州(シュルンプフの地元)の党員を除名した。また、6月2日、サミュエル・シュミット国防・スポーツ大臣が離党を宣言し、国民党は完全に野党になった。除名、あるいは離党した2人は、新党・スイス保守民主党に移籍した。
2007年10月21日投開票の総選挙では、スイス国内で懲役を受けている外国人犯罪者の各母国への強制送還を訴え、自国民を示す白い羊の群れから外国人犯罪者を示す黒い羊が追い出される意匠のポスターを掲げた。この公約は人種差別として、一部のマスコミから激しい批判を受けた。そしてスイス国民には政策を支持されず選挙結果では35議席減の20議席と大きく低迷した。
さらに2007年年末の内閣選挙で、党内右派のブロッハー司法・警察大臣が不信任を受け、党内左派のエフェリーネ・ヴィドマー=シュルンプフが後任に指名された。この人選を不服とした国民党は、閣僚を拝命したシュルンプフを党の議員会議から締めだし、下野を宣言。さらに2008年6月1日には、シュルンプフや彼女を支持するグラウビュンデン州(シュルンプフの地元)の党員を除名した。また、6月2日、サミュエル・シュミット国防・スポーツ大臣が離党を宣言し、国民党は完全に野党になった。除名、あるいは離党した2人は、新党・スイス市民自由連合?に移籍した。
2011年10月23日投開票の総選挙では、第1党に返り咲き、54議席と8議席を増やした。2015年10月18日に行われた総選挙では、シリアなどからの難民・移民が欧州に押し寄せる中で移民の流入規制を訴えたが過激すぎるためか支持を得られず失速し議席を再び30にまで減らしている。この結果、国民党の閣僚枠は1つ減った。
2019年の連邦議会選挙では、国民議会で5議席減の28議席となった。投票率は62.8%で、全州議会では1議席増の6議席となった。しかしこの選挙運動期間中に現役議員12名(国民議会:10名, 全州議会:2名)が他党及び団体にSNS上で脅迫行為をしたとして逮捕された。これを受けた2020年5月実施の補欠選挙では11議席を失うこととなり、勢力を大きく減衰させた。
スイスは議会統治制の国であり、連邦参事会(連邦評議会とも)と呼ばれる連邦内閣は連邦議会から選出された7人の閣僚(大臣)によって構成される。7閣僚はそれぞれ一つの省を担当し、その中の1人が1年ごとの交替制で大統領職を兼任している。
連邦参事会を構成する7閣僚(交代制大統領職を含む)は1959年以来、議会を構成する上位4政党、すなわちスイス自由民主党(急進民主党)、スイス社会民主党、スイスキリスト教民主党、スイス国民党によって2:2:2:1の割合でポストを配分しており、その配分率はマジック・フォーミュラー(魔法の法則)と呼ばれてきた。しかし国民党は、2003年10月の総選挙で4位から第1党に躍進し、2003年12月10日に連邦議会で実施された閣僚選出選挙により、国民党2名、社民党2名、急進民主党2名、キリスト教民主党1名の割合に変わった。国民党からは、党内右派で躍進に貢献したクリストフ・ブロッハーが新たな閣僚となった。
2007年年末の内閣選挙で、党内右派のブロッハー司法・警察大臣が不信任を受け、党内左派のエフェリーネ・ヴィドマー=シュルンプフが後任に指名された。この人選を不服とした国民党は、閣僚を拝命したシュルンプフを党の議員会議から締めだし、下野を宣言。さらに2008年6月1日には、シュルンプフや彼女を支持するグラウビュンデン州(シュルンプフの地元)の党員を除名した。また、6月2日、サミュエル・シュミット国防・スポーツ大臣が離党を宣言し、国民党は完全に野党になった。除名、あるいは離党した2人は、新党・スイス保守民主党に移籍した。
2007年10月21日投開票の総選挙では、スイス国内で懲役を受けている外国人犯罪者の各母国への強制送還を訴え、自国民を示す白い羊の群れから外国人犯罪者を示す黒い羊が追い出される意匠のポスターを掲げた。この公約は人種差別として、一部のマスコミから激しい批判を受けた。そしてスイス国民には政策を支持されず選挙結果では35議席減の20議席と大きく低迷した。
さらに2007年年末の内閣選挙で、党内右派のブロッハー司法・警察大臣が不信任を受け、党内左派のエフェリーネ・ヴィドマー=シュルンプフが後任に指名された。この人選を不服とした国民党は、閣僚を拝命したシュルンプフを党の議員会議から締めだし、下野を宣言。さらに2008年6月1日には、シュルンプフや彼女を支持するグラウビュンデン州(シュルンプフの地元)の党員を除名した。また、6月2日、サミュエル・シュミット国防・スポーツ大臣が離党を宣言し、国民党は完全に野党になった。除名、あるいは離党した2人は、新党・スイス市民自由連合?に移籍した。
2011年10月23日投開票の総選挙では、第1党に返り咲き、54議席と8議席を増やした。2015年10月18日に行われた総選挙では、シリアなどからの難民・移民が欧州に押し寄せる中で移民の流入規制を訴えたが過激すぎるためか支持を得られず失速し議席を再び30にまで減らしている。この結果、国民党の閣僚枠は1つ減った。
2019年の連邦議会選挙では、国民議会で5議席減の28議席となった。投票率は62.8%で、全州議会では1議席増の6議席となった。しかしこの選挙運動期間中に現役議員12名(国民議会:10名, 全州議会:2名)が他党及び団体にSNS上で脅迫行為をしたとして逮捕された。これを受けた2020年5月実施の補欠選挙では11議席を失うこととなり、勢力を大きく減衰させた。
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