方向性は下に書いてある

(声がする。知らない人の声だ。何人か居る。何を話しているのだろう?)
「起きたみたいだね」神楽がそういって剣の顔をのぞき込んだ。
目を開けると知らない場所だった。
「ここはどこですか?」と剣。その質問に神楽は
「私達の・・・・アジト?かな。」ためらいがちに答えた。
するとその周りにいた人達が一斉に質問責めをしてきた。
「おきたのか〜」
「君がウイングマンになったんだよね。」
「ダークロードを一人倒したんだって?」
「君、本名は?」
「そんなに一度に聞いたら答えられないでしょ。」神楽一喝した。
口を揃えて
「は〜い。」
「俺は、碇龍太。龍太でいい。よろしく」
「俺は某黒。黒で良い。よろしく。」
「僕は金古歩。よろしく。」
「俺は、林凛。」
「俺、藤間倒魔。よろしく〜」
「俺は巻波哲。」
「私は綾波零。よろしく。剣君。」
剣は困ったように「よ、宜しくお願いします。」
剣がそういうと「仕事があるから」と言い残し皆出ていった。
「神楽さん今の人達は?」その質問にあきれたように
「みんな私達のクラスメイトじゃない。」その質問に剣は困惑している。
さすがに入学してすでに一学期が経過している。なのにこんなにも知らない顔の人が居たなんて。というか神楽の存在すら知らなかったのである。剣は闘っていたときのことを思い出していった。
「闘っているときに武器の使い方、召還のしかたが分かったんですけどあれってどういうことですか?」言い終わる前に神楽が本を大量に目の前の机に置いた。
「目を通して置いた方がいいわ。様々なことが分かるから。使い方が頭の中に流れ込んできたのは貴女が光の意志を持っているから。今日はもう遅いから帰った方がいいわ。」
「はい。さようなら。」

〜翌日〜
朝から剣は神楽に渡された本を読んでいた。今日は土曜日なので学校は休み。剣は部活動に所属していないので朝から暇だったようだ。
「神楽さんに言われたけどこんなに読むのは無理だって。」と言いつつもその本を読み続けていた。

光の意志は16歳の誕生日で覚醒する。その光が強ければ強いほど強力なライトロードの戦士が生まれる。
戦イノ系譜(3000万年前の文献)
1876:「ダークロード」ト名乗ル者アリ。ソレ突然殺人ヲ犯ス。
1876:「ライトロード」ト名乗ル者アリ。ソレ、ダークロードヲ狩ル。
     「ダークロード」ハコノ世ノ悪ダトイウ。
1877:「ダークロード」ガ闇ヲ放ツ事ヲ習得ス。ソレニヨリ多クノ       「ライトロード」死ス。闇ニ堕チル。
1878:「ライトロード」光ヲ放ツコトヲ習得ス。更二光ヲ武器ニスルコ     トニ成功ス。
1878:「第一次光陰戦争」起コル。人ノ半分死スル。
1955:「第一次光陰戦争」終息ス。
1982:「水島クレア」ト名乗ル少女アリ。ソレ突然予言ス。
     「2000年。第二次光陰戦争ガ起コル」
2000:予言通リ「第二次光陰戦争勃発」「ダークロード」闇ノ龍ヲ召還     「ライトロード」光ノ龍ヲ召還。
2077:「第二次光陰戦争」終息ス。ダークロードノ封印二成功。
     人ノ半分死ス。
「この水島って・・・・・」
ベルトが光っている。突然のことに剣は驚いた。ベルトに触れた瞬間
「ダークロードが現れた。」剣はすべてを察した。

現場に着いた。そこには既に何体ものダークロードとそれに対峙する6人の戦士が居た。剣はその6人の戦士のHERONAMEを一字一句間違えずに言った。
キングドラグーン・NOIR・レインボー・ナイトマスター・鬼畜輪・ガッチャマン。
「みんな有名なヒーローばかりだ。」剣が声を上げるとその中の一人が
「さっさと変身しろ。ウイングマン!」聞き覚えのある声だ。
「君は龍太君?」と剣。
「あぁそうだ。分かったんならさっさと変身しろ。」
剣はベルトを腰に締め

「変身」

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