方向性は下に書いてある

乾いた金属音が辺りに響き渡る。
ダークロードと戦闘を・・・しているわけではない。二人のドラグーンが闘っている。
「死闘のなかに修行有り。ストームハルバード!」
アルティマドラグーンはキングドラグーンよりもリーチの長い武器で圧倒している。戦力の差が目にに見えている。
「そらよ!!」
キングドラグーンが倒された。更に追撃に入る・・・間一髪これをかわした
「お前は確かに強い。けどな、今のままじゃ駄目だぜ。勝利への意志が足りない。負けないと言う意志では駄目だ。引き分ける。」
龍太の脳裏にダークネスギアが思い浮かぶ。
「強い意志を持て!!!俺が絶対に倒せる攻撃を放て!!そして進化しろ」
キングドラグーンが再びサイクロンブレードを握り直した。
「放ってやるさ!!!」光がみなぎる。
『ドラグーンエンド!!』二人のドラグーンの声が重なった。
「今日はここまでだ。さっさと休め。」
同じ技なのにここまで差があるのは結局意志の力なのである。二人の決定的な差は技術や力ではない。覚悟、意志である。キングドラグーンはまだ若干16歳の少年である。ガキができる覚悟なんてたかがしれてる。アルティマドラグーンはそう思っていた。

翌日

「今日は精神修行だ。遠距離攻撃を打ち合う。お互いが順番に撃ってそれを遠距離攻撃で撃墜していく。徐々に二人の距離を短くしていく。異論は認めない。始めるぞ。まずお前からで良い。」
サイクロンブレードに光が満ちる。上から下へ振り下ろした。
「スラッシュストリーム」
衝撃波がアルティマドラグーンへ向かって飛んでいく。
「スラッシュストリーム」アルティマドラグーンが放った衝撃波がキングドラグーンがはなった衝撃波をかき消した。それだけではない。貫通して更に飛んでいき山を一つ壊した。かなりの威力である。
「俺の番だな。スラッシュストリーム。」
「スラッシュストリーム!!」
キングドラグーンが放った衝撃波がアルティマドラグーンの放った衝撃波に命中した・・・・・がアルティマドラグーンの衝撃波は進路すら変えずに一直線に向かってくる。
「スラッシュストリーム。スラッシュストリーム!!」
更に二発命中させてようやく進路を変えて直撃を防ぐことができた。
「今度は俺の番だ。スラッシュストリーム。」
アルティマドラグーンはストームハルバードを構えることもせず直撃した。
「何故よけn」言い切らないうちにアルティマドラグーンが言った。
「何故よけなかったかって。そんなのは簡単だ。お前のその攻撃が俺に傷一つつけられないと判断したからだ。」
屈辱だった。いままで自分の技はたいていの奴に通用してきた。しかし今回自分のフィニッシュ技すら通用しない。これは彼にとって初体験だった。
「続けるぞ。」

「今日はここまでだ。」
キングドラグーンがバテバテなのに対してアルティマドラグーンはピンピンしている。

翌日(3000万年前に来てから三日目。)
「あの下級兵。全部お前一人で倒してこい。一昨日と昨日の修行でどれだけお前が強くなったかを見る。」
「やってやろうじゃん。」

ダークロードの軍団にキングドラグーンは単身で乗り込んでいった。

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