方向性は下に書いてある

過去へ来て二日目

ウイングマンが一人で奮闘している。しかし敵も弱いわけではなく確実にウイングマンのHPを減らしていく。
「数が多すぎる。1000ってやばいだろ。」
「カカレ!敵ハ一人。人海戦術ダ。」
そういって襲いかかってくる。数の力を利用してひたすら特攻してくる。
それをばっさばっさと倒していく。
「ヤルナ!次ハ俺ガ相手ダ。」
リーダー的な奴が挑んできた。刀を簡単に捌くと突きで倒した。
「所詮ハ人間。体力ノ限界ハアル。」
しかし剣は疲れた素振りも見せず周囲にいたダークロードを一掃した。
しかしまだ敵はたくさん居る。
大人数のダークロードと一人で闘うのは剣にとって初めてだった。
ダークネスギアとは一対一であったが今回は一対千。桁が違う。
「うおおおおおおおおお!!」


過去へ来て三日目

再び一人で戦闘していた剣には違和感があった。敵が自分以外の敵と戦闘している。一体誰と・・・
バルカンの銃弾を連続で発射する音が聞こえた。NOIRである。
巨大な龍が見える。キングドラグーンである。
双剣を携えた戦士が居る。ナイトマスターである。
虹が見える。レインボーである。と言うことは集団修行組が一緒にいる。

期せずして全員が集合した。
七対五百。既に昨日の時点で剣一人で五百体倒していたのか。下級兵ばかりだがこの成績ははっきり言ってあり得ない。
しかしまだ下級兵より更に強い中級兵上級兵が居ることは間違いない。
『共同戦線か。』前世の戦士達が高みの見物をしている。


「コイツで最後の一体!!」
蹴散らした。

安堵する戦士達の目の前に信じられない光景があった。
「ダークネスギアが・・・3人?」
あまりの光景に驚愕の表情を隠し切れていない様子。
『俺達七人で一人倒します。』
全員一致だった。

「俺は貴様らと一緒に現代から来たダークネスギアだ。」
「俺はこの時代のダークネスギアだ。」
「・・・・・バックアップ。」

「なら、お前の相手は俺達だ!」
剣が叫んで現代のダークネスギアに攻撃を仕掛けた。そして他の6人もそれに続く。
「今度こそ決着をつける。」その思いで闘っていた。

「お前は俺達だ。」
3000万年前のダークネスギア(この時代からすれば現代)と戦闘が始まった。
バックアップと名乗ったダークネスギアは戦闘に参加しようとしない。



「ダークネスギアー紅蓮ー」
束になっても倒せなかったあの形態である。全員で連係攻撃を仕掛けるが、かわされてしまっている。
「シャイニングディザスター!!」
ウイングマンの放った技がかすかにダークネスギアの体をかすめた。
「かすめただけでこの威力。強くなってきやがったな。でもな、俺の方が強いんだって何度言わせるんだ!!」
そう叫ぶと武器を刀から槍に変えた。リーチが長い分、ウイングマン達は接近しにくい。しかし
「インフィニティブラスト!」
遠距離のスペシャリストのNOIRが居る。ダークネスギアを防戦一方にしていく。
「まだまだ行くぜ。」
リロードの瞬間、ダークネスギアが攻撃に転じた・・・が
『読めてるぜ!』
キングドラグーンとガッチャマンが防御を解いた一瞬の隙をついて攻撃した。
「流石に8人相手は面倒だ。召還獣。」
「キマイラ、ケルベロス!」

2体の中型獣が現れた。その2体の咆哮で一瞬ひるんだ。その瞬間を見逃さなかった。
「よそ見してて良いのか?」
斬りつけた・・・・が、紙一重でガードに成功した。前の戦闘ではガードしただけで後ろに吹っ飛んでいたのに耐えられるようになった。修行の賜物である。

「2体の獣はオイラ達に任せて。」ガッチャマンが言うとレインボー、スピリットサモナー、鬼畜輪も向かっていった。


「来世の君たちは頑張ってるみたいだね。それにしても来世で良かったね。もしも子孫だったらここで俺がお前らを殺したら・・・あいつらは生まれてこないんだから。」
不適に笑ったダークネスギア。
「こちらも戦闘を始めようじゃないか。アレはお前の未来の姿なんだから俺達がお前を倒したらアレは消える。タイムパラドックスだ。」
「やれるもんならやってみな!!召還。」
魔法陣から影が出てきた。
「ハ・デス、サタン、イカロス、アンデット。」

光の神に刃向かいし者達が現れた。

「さっさと負けてもらいたいんだけどな!」キングドラグーンが言った。
力の差はかなり埋まったがそれでもまだ一対一では勝ち目がない。前は全員かかっても倒せなかった。しかし今回は召喚獣も出されてガッチャマン、スピリットサモナー、レインボー、鬼畜輪(戦力外通告)が召喚獣と戦っている。よって残りのウイングマン、キングドラグーン、NOIR、ナイトマスターだけでたたかわなくてはならなくなっていた。
「全員でも勝てなかったのに四人だけでいいのか?」ダークネスギアが笑った。
「そらよ!」
ダークネスギアはどんどん攻めて来る。しかし四人の連携により確実な攻撃はまだできていない。お互い敵に致命傷を負わせることは成功していない。
そんな均衡状態がしばらく続いた。
「コイツをくらいな!!デストロイギガレイズ!!」
ダークネスギアが勝負に出た。四人で散開しそして・・・
「ダブルアタック!!」
「スラッシュストリーム!」
「ストライクバースト!!」
「ディスティニーブレイク!!!」
四人の技が炸裂した。確実に相殺させた。しかし四人がばらばらになり連携が取れなくなってしまった。
「おらぁ!!」
ウイングマンに猛攻が浴びせられる。これを紙一重でかわしたが追撃にあい壁に叩きつけられた。
「後が留守だぜ。」
後から走りこんだナイトマスターが攻撃を仕掛けた。軽く捌かれカウンターを・・・ガードした。攻撃した剣とは逆の手に持っていた剣でガードした。
そして捌かれた剣に再び力が篭もりカウンターを決めた。しかし方腕一本の攻撃ではよろめくこともなく、間合いを取った。


こちらは召喚獣と戦う四人。

どうやらキマイラをレインボーとスピリットサモナーが、ケルベロスをガッチャマンと鬼畜輪が担当しているようだ。
自分達の体より二周り以上大きな敵に立ち向かっていく光の戦士たち。
ケルベロスの三つの口が開いた。
ガッチャマンと鬼畜輪は一気に距離を詰め発射される前に攻撃して相手の攻撃を阻止した。鬼畜輪がこれまでにない活躍を見せた。
「ちくわセイバァァ。新必殺技林檎もぎれビームの威力を思い知ったか。」
馬鹿ww

キマイラが味に突進を仕掛けた。二人で持ちこたえた。そしてゼロ距離から
『ダブルマジック。』
キマイラが宙に浮いた。サイコキネシスと何が違うのか分からないが壁や地面に叩きつけまくっている。こちらはかなりの優勢のようだ。
『スピリットバーン!』
宙に浮いていたキマイラが消滅した。一丁上がり。
「加勢するよ。」
そう言って四人でケルベロスに挑むことになった。
ケルベロスは攻撃方法がいたってシンプルである。噛み付く。爪で引っかく。口から何か発射する。AIもそれほど高くないので四人で翻弄すると簡単に混乱した。
『いまだ!!』
同タイミングで四人の攻撃が命中した。一丁上がり。


ズズーン。
突然の爆発音に視線がそちらに集中した。そこには信じられない光景があった。
倒れた一体のダークネスギア。そして倒れた前世の戦士たち。
「が・・・が・・・が・・・バックアップから意識をダークネスギアに譲渡します。」
しばらくの沈黙の後

「やれやれだぜ。」

衝撃が走った。

〜数十分前〜
「貴様が召還した奴らは全て倒した。そして8対1。この戦力を目の前にしてお前にはもう勝ち目はない。」ストライクノワールが言い放った。とは言ったものの前世の戦士もかなり衰弱している。それはダークネスギアも一緒であるが。
「これで終わりだ!」
前世の戦士8人によるフィニッシュ技が通った。ダークネスギアは・・・倒れた。動かない。これで未来のダークネスギアも消え・・・ない?

しばらくすろとダークネスギアの体から闇が出てきてバックアップと名乗ったダークネスギアに憑依した。
「マッチングオールグリーン。意識をバックアップからダークネスギアに譲渡します。」
・・・
「ふぅ。流石だな光の戦士さん達よ!確かにあそこにある俺は死んだ。でも惜しかったな。この体はまだピンピンしてるぜ!」
「お前は一度死んだのに何故あそこの未来のお前は消えない!」
「それは、俺がここで死なないからだ!タイムパラドックスでも何でもない。ここで俺が死ぬというルートが存在しないからだ。」
衰弱した前世の戦士達に対しダークネスギアは体力満タンである。形勢逆転だな。
「そろそろ決着と行こうぜ。デストロイギガレイズ!!」

ズガーン!!


〜現在〜
「未来の俺に問う。リンクを求める。」
未来のダークネスギアはタダ一言つぶやいた。
「融合。」
二人のダークネスギアが闇の粒子になって宙に浮かんだ。それが混ざり合う
そして再び実体化する。
「ダークネスギア−獄炎−」
そう一言つぶやくとブレスを発射した。かなりのスピードだったが間一髪これをかわした。山が一つ吹き飛んだ。
「油断するな。かなりの威力だ!!」NOIRが叫んだ。言わなくても分かるけどな。
8人全員で攻撃を加えているのにかわす素振りすら見せず全て食らっている。
「ぬるいぬるいぬるいぬるい!!こんなもの地獄の業火に比べたら大したこと無いぜ!デストロイギガレイズ!」
威力が格段に上がっている。8人全員の攻撃もむなしく軽く押し切られた。
「コイツ半端じゃない。」とガッチャマン。
「なんて強さだ。」とレインボー。
「負けるのか?」と鬼畜輪。
すると
「馬鹿野郎!負けて溜まるかよ!」とウイングマンが叫んだ。
ダークネスギアが刀を握り直し
「負けじゃない。死だ。」
刀に闇がみなぎる。
「デスペラートギガレイズ!」

何かがデスペラートギガレイズを阻んでいる。死んだ前世の戦士達の意識が光となって楯になっていた。
「あまり長くは持たない。よく聞け。お前達は自分の真の力を開花させていない。」
光が来世の戦士達の体に入った。
「今、俺達の最後の力をお前達に託した。それを発動してk・・・」
前世の戦士達の光がかき消されデスペラートギガレイズを阻むものが無くなり来世の戦士達に向かってきた。しかし・・・
『エイトクロス!』
相殺した。そしてそこにいたのは・・・

シャイニングフェニックスウイングマン
エクセリオンドラグーン
エールストライクノワール
トワイライトナイトマスター
ガッチャウォーリアー
レインボーパラディン
サモンプリースト
最終鬼畜道化師鬼畜輪

名前が無駄に長くなったな。

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