思想の根柢
わが国では思想の根柢が問われるときは、体制的か反体制的かが問題なのではない。思想がその原則を現実の場面で貫徹できるだけの肉体をもっているかがどうかが問題なのだ。
(「情況−収拾の論理」1969.3「文芸」に掲載 「情況」1970.11河出書房新社に収録された)
隆明鈔--吉本隆明鈔集
(「情況−収拾の論理」1969.3「文芸」に掲載 「情況」1970.11河出書房新社に収録された)
- 吉本さんのこの言葉ほど重く思えることはない。私は一体どうだろうかと考える。いつも思うのだが、吉本さんの講演会では実はなにがあるか分からない。妨害がありえるのだ。一度そんな馬鹿がいたが、吉本さんは全然びくともしないんですね。あれはやっぱり喧嘩強いんだろうな。
隆明鈔--吉本隆明鈔集
2006年12月08日(金) 00:30:12 Modified by shomon