人は他者によって作られたじぶんに責任を負わなければ
人は他者によって作られたじぶんに責任を負わなければならない
人は他者によって作られたじぶんに責任を負わなければならない。それが虚像であるばあいも真実の所在する場所だからだ。そしてこのばあい虚像であるかないかはどうでもいいことで、真実の所在する場所ということが重要なのだ。
(「世界認識の方法」昭和55年6付20日発行中央公論社『あとがき』)
隆明鈔--吉本隆明鈔集
人は他者によって作られたじぶんに責任を負わなければならない。それが虚像であるばあいも真実の所在する場所だからだ。そしてこのばあい虚像であるかないかはどうでもいいことで、真実の所在する場所ということが重要なのだ。
(「世界認識の方法」昭和55年6付20日発行中央公論社『あとがき』)
- これを読みながら、うん、やっぱり吉本さんは厳しいなと思ってしまいます。「俺はそんなことを言ってきた存在ではないのだ」と言ったとしても、そう作られたしまった自分にはやはり責任を持たなければならないのだ。これは重いつらい言葉である。そして私も自分の歩いて来た道をよくふりかえなければならない。
隆明鈔--吉本隆明鈔集
2006年12月10日(日) 13:49:55 Modified by shomon