団塊の世代の課題
不服ならば、じぶんたちが、イメージでいいんですが、そのイメージのなかで経済的にも社会的にも政治的にも体制的にも反物語を創っていくべきだと思います。その課題を受けもつとすれば団塊の世代の人たちが中心にそれを背負わなければいけないとおもうのです。背負うべきだとはけっしていいません。背負うべきだと主体に感じたとき背負えばいいとおもいます。
(「一九七〇年代の光と影」1990.3.27講演於紀伊國屋ホール 「マリ・クレール」1990.7掲載 「大情況論」1992.1弓立社に収録された)
隆明鈔--吉本隆明鈔集
(「一九七〇年代の光と影」1990.3.27講演於紀伊國屋ホール 「マリ・クレール」1990.7掲載 「大情況論」1992.1弓立社に収録された)
- 私は当然団塊の世代だから、こういわれるのがかなり身にひしひしと伝わってくる。現在の社会は昔から比較するとたしかにわりとうまくいっているように思える(私には)。しかし何かやはり私たちがやっていかなくてはならない課題がありますね。多分私たちがやろうがやるまいが、時代は同じことになるのかもしれないのだが、やはり私たちが背負うべきなのだと考えている。
隆明鈔--吉本隆明鈔集
2006年12月10日(日) 14:23:31 Modified by shomon