『TRPGオンセンSNS』で公開している共有世界観【天秤の島】のwiki



概要 原案:あるにゃん



ヴェーフスハールのどこかにあるといわれる、居場所のない者たちが集う場所。
デウスデアから追い出された人族や、キカートリークスから逃げ出した人族、蛮族が寄り集まっているといわれる。

デウスデア側からは、外部からの入植者などで増え続ける人口のあふれ出した先として黙認されており、キカートリークス側からは、侵略するまでの価値はないとして見捨てられている。
その性質上、ならず者やごろつきなどの温床と化している側面もあり、噂によると非合法ギルドの存在も確認されているとかいないとか。

しかし、人蛮入り混じった独特な文化は、時に思いもよらぬ代物を生み出すこともあるかもしれない……?

【歴史】


大破局以後、混沌とした島の勢力図からあぶれ、弾き出された蛮族や人族が集まり出来た集落がストレイドの始まりだと言われています。
以来、キカートリークスから逃げ出した者やデウスデアでつまはじきにされた者らが増えていく一方、100年ほど前にストレイドへ流れ着いた一人の剣士の言動によって今の形に落ち着いたというのが通説です。

【主な信仰】


多様な種族がいる事から信仰そのものにバラつきはありますが、神殿自体はライフォス、ティダン、シーン、ミルタバル、ル=ロウドしか存在しません
他の信仰は随所にほこらを設けており、信者はそこに祈りを捧げているようです

【地理案内】

中央部

盗賊ギルド「贋金の酒杯」(まことのさかづき デウスデアでは『がんきんのしゅはい』) 原案:くっきー
複雑に入り組まれた路地裏にある隠れ家的酒場を入口とし、合言葉を告げる事で奥に進むことを許される「闇稼業を主とする」盗賊ギルドです
薬物の取引や人身売買など非合法な手段で収益を獲得していること、キカートリークスと内通しているという噂もあることからデウスデア側に警戒される組織でもあります
持ち込み料亭
その名のとおり、客が持ち込んできた食材を使って料理を提供する料理店です
後述のヒルンメルト卸売り場で取引された食材でも(食べれるところだけのみにする削り作業と調味料の力で)美味しく仕上げることから、住民から確かな需要を得ているようです
ちなみに一回の料理につき「材料の取引価格+取引価格の三割」ガメルかかります

東部

ライフォス神殿
年季の入った石造りの建造物で、養護施設や炊き出しの会場を担う洋館が隣接していることもあり、そこそこの大きさを有しております
「調和」を重点に説いており、多様な種族が暮らすストレイドでは厚い信者もいるようです
アダマス:組織/知名度18(ストレイド内なら6) 発案:しょうゆ
ストレイドに存在する大規模浮浪児グループです。
代表者は「孤児王」アイオーン。
組織の信条は「自立・勤労・生存」で、最大の目標は「生き抜く」こととされます。
浮浪児グループですが構成員は幅広く、0歳から2歳の赤ちゃん組、3歳から6歳の年少組、7歳から10歳の年中組、11歳からの年長組と分けられ、種族も人蛮問わず多様です。
またわずかながら若年の成人も所属しており、中にはストレイドを抜け出て冒険者資格を取得してきた者もいます。
そうした者は「幹部」とされます。

主なシノギは、町の人々からの依頼(町の清掃、店番、用心棒など)を受け、これをこなすことですが
構成員が増えてきたことで出来ることが増え、最近は特に腕っぷしの強い者や冒険者の資格を持つものが外で材料を採集
これを加工して売買するなど、試験的に他のシノギを模索しつつあり、頼めば冒険者ギルドのように依頼を受けてくれることもあるでしょう。

また、子供たちの将来の自立に向けた教育も熱心に行っており、年長メンバーや外部講師による年少メンバーへの授業も開催されるので、冒険者がストレイドに立ち寄った際には、あるいはそこで教えるように請われる事もあるかもしれません。

発足当初、よく支援してもらったライフォス神殿とは今も懇意にしています。
また、「生存」の信条に基づき、荒事は基本的に避けますが、組織への攻撃には極めて苛烈に反応し自分たちを攻撃した者は絶対に許さず、彼らに手を出した多くの蛮族・人族はボコボコにされた上全裸でロープぐるぐる巻きにされてレジスタンス団の拠点前にポイ捨てされてきました。

近年は浮浪児の確保や孤児の扱いに関してオータンバーン孤児院との対立が激しくなっており小競り合いが頻発しています。

外部関係

西部

ル=ロウド神殿
「贋金の酒杯」に次ぐストレイドの悪徳を象徴する施設です
自由を重んじるこの神殿はストレイドの中でも一番蛮族の信者が多く、周辺は混沌を極めております
さらに高位の神官ほど放浪に出ているため、管理者不在が問題視されていたりもします
ミルタバル神殿
ル=ロウド神殿と比べると人族の信者の方が多い神殿です
かつてのキルヒア神殿とは上下関係にあり、多くの関係者は投獄された司祭を助けたいとも思っているようです
非合市場
ストレイドで発展している所謂「闇市」です。簡易的な屋台が立ち並ぶ景色の中には盗品や違法薬物、偽造の身分証明書などが取引されています
その品々は基本的に正攻法で仕入れたものは一切ございません
パルフリーダム醸造所(麻薬製造工場) 原案:くっきー
表向きは醸造所ですが実態はストレイドに蔓延している麻薬を秘密裏に製造している工場です。
働き口の無い貧民層を日雇いで雇っており、彼らはここが潰れてしまうと日々の賃金が手に入らなくなる為、簡単に口を割りません。
またカモフラージュの為に製造されているお酒の質も最低で、悪酔いしやすくストレイドの治安悪化の一因になっています。
スィラマーン銀行(リシー造幣局) 発案:くっきー
ストレイド唯一の銀行であり、贋金の酒杯の指示で偽金を作製している造幣局でもあります。ソメノヨミノ川沿いに作られており、毎日ドワーフとダークドワーフが働いています。管理責任者が豚鼻のオーガであるため豚の貯金箱という仇名で呼ばれています。
作られている偽金の品質は最低ですが、製造数量や流通数、インフレ率などは細かく管理されており、警備体制も複数の用心棒を雇うなど堅固になっています。
ストレイドで仕事に付いている者は無利子で金を預けることが出来ますが、貸してくれることはほとんどなく、浮浪者やよそ者には高い手数料を課してきます。

ガラクタ山 発案:くっきー

魔動機術の部品がうず高く積まれたスクラップ置き場。それがガラクタ山です
廃棄されたものであるもののジョビーゼの所有となっており、泥棒にたいしては警備用の魔動機が襲って来ます
偶に別のものが混じっていますが、誰も気にしません

南部

キルヒア神殿跡 発案:くっきー
元々はキルヒア神殿がありましたが、贋金の酒杯によって司祭は投獄、神殿は完膚なきまでに破壊されました。
見る影もない神殿跡地に残ったキルヒアの聖印に祈りを捧げる人が現れる事があるかもしれません。
ティダン神殿
小規模な石造りの建造物で、デウスデアの冒険者との繋がりもあります
戒律に厳しく、ストレイドの治安に関わることもあるようです
リ・カーヴィク墓地群 発案:くっきー
ティダン神殿近くに設置された墓地です。
アンデッドの発生を抑える目的でティダン神殿が管理していますが、数が多い事や死者の大半が何らかの病気に掛かっている事など管理負担が大きくティダン神殿の重しになっています。
特に臓器を抜かれた見るに堪えない遺体などはティダン神官がストレイドから離れる主な要因であり頭を悩ませています。
モフモフ特区 発案:くっきー
犬小屋通りとも呼ばれるコボルドの住居区画です。
ここにいるコボルドのほぼ全ては贋金の酒杯が所有している扱いであり、皆一様に首輪やプレートを着けています(極稀に野良コボルドが住み着いている事が有ります)。
しかし奴隷というよりは保護という観点が強く、理不尽な迫害をされない為、脱走しようとするコボルドは居ないようです。

具体的な数は不明ですが数百から数千匹は居ると推定されており、一部の愛好家が出ているほど。
ただ環境や食生活が悪いので毛並みはモフモフというよりゴワゴワしており、他の蛮族に万が一にも食べられないよう本人たちも薄汚れた格好をしています。

北部

蜜月通(みつげつどおり)
一部の路地に面した歓楽街です。甘ったるい香のニオイが漂うことと歓楽街特有の雰囲気からそう呼ばれております
シーン神殿の管轄であり、管理者の住まいはストレイドにおけるシーン神殿も兼ねています
キルギナス大賭博場 発案:くっきー
贋金の酒杯が経営するストレイドに存在する巨大な賭場です。一発逆転を狙った客が良く訪れます。管理者としてシダレが選出されていますがよくメタメタに負けています。
ゲームマスターが人族の時は真っ当に勝負をしており、支配人のキルギナスを含めゲームマスターが蛮族の時はイカサマを仕掛けてきます。
労働者がハマり過ぎないように夜しか営業していません。
賭場と名前がついていますがゲームセンターの要素が強くストレイドの労働者が身を滅ぼさないように設計されています。…が外部の者に関しては(イカサマの使用を含め)勝ちにいきます。
キルギナスに置いてイカサマは3回まで認められており、即座にゲームが中断することはありません。

賭場のゲーム


賭場の景品と罰

αロード 発案:くっきー

ストレイドを上に進むと現れる両脇に背の短い雑草のような草に囲まれた石畳の街道です。
周辺の土壌汚染が酷く、また異常なまでに粘土質で畑にするのはおろか歩くことすら困難であり、石畳で舗装されアルファ薬草(パルフリーダム製粉末薬の原材料)を植えられる事となりました。
高位の動物が嫌がる臭いをしており、ストレイドの防壁として機能しています。

その他

小人通り 発案:くっきー
アーケードの140cmの高さにテントが張られており人間の大人では屈まなければ通ることが出来ない事から小人通りと呼ばれている。
このテントは太陽が苦手な種族を保護する為とも、盗みを働いたグラスランナーが追ってから逃げ切る為とも言われているように住人は都合よく使っている。
木切れ通り 発案:くっきー
他所から流れ着いた人々が板切れ等で作った掘っ立て小屋が無数に乱立しておりごちゃごちゃとした様相を見せる。
火事が発生すると大災害になりやすいが、特に対策は取られていない。
ヒルンメルト卸売り場 発案:くっきー
痛んだ食品ばかり取り扱っている食品屋。他所の街で廃棄されたものを仕入れているので元手はタダ同然。
「あそこは食べ物屋じゃなくて、食べられるゴミを売っている」と揶揄される。
ヒルンメルトで購入した食品を食べるには痛んだ場所を削る、発酵や熟成させる、痛んだものを食べても問題ない胃袋を手に入れる等対策を取る必要がある。
オータンバーン孤児院(奴隷宿) 発案:くっきー
孤児に最低限の教育と食事を与えている場所であるが、成長すれば奴隷として売りに出される非合法機関。
オータンバーン院長は孤児院を経営する為と言っているが裏で私腹を肥やしており、リュクレースを苦手としている。
キカートリークスとも繋がっているらしく孤児に混じって蛮族の子供の姿も見る事が出来る。
逆さ吊り宿 発案:くっきー
衛生環境の悪いストレイドで馬小屋に寝泊まりする者は病気持ちしかいません。
逆さ吊り宿は大部屋に無数のロープが張られており、ロープにもたれかかるような形で眠ります。
ハンモックなどと比べて睡眠の質は悪いですが、これでも地べたに直接寝るよりマシな為利用されています。
一泊10Gととても安価で、ストレイドにやってきたばかりの人々が今日も中吊りになっているでしょう。
錆色の泥酔亭 発案:くっきー
ストレイドに店を構える宿屋兼酒場です。
冒険者の宿と異なりゴロツキやチンピラを多数抱える犯罪集団であり、依頼を受けてくれることはありません。
料理はもっぱら温めなおしただけのレトルトであまりリピーターはいません。
ソメノヨミノ川 発案:くっきー
ストレイドを斜めに分断するような形に流れている川。
生活排水や麻薬残留物質など様々なモノが溶け込んでいる為非常に汚い。浄化しない限り飲み水として適さない。
ストレイドから離れた下流には池のような場所があり、ストレイドから流れ着いた様々なモノが浮かんでいる。

ソメノヨミノ川は最初は鉄の橋が掛けられていたが、盗まれたため現在は粗末な木の橋が架かっている。
痣付き通り 発案:くっきー
じめじめした湿地にある小さな小屋が並ぶ通り。
蘇生した人間や力なきナイトメア等が住んでおりストレイドの中で最も差別を受ける場所。
鬱屈した住人のはけ口であり、不条理に迫害されている。
蛮族横丁 発案:くっきー
通称:蛮横(ばんよこ)。蛮族が数多く住まう区画で、常に怒号が飛び交っている。
ここ以外の場所では盗賊ギルドを恐れてかあまり喧嘩はしない。
よく屋台が出ているが、売られているのはヒルンメルトで仕入れた謎肉の串焼きばかりであり、腹を壊す者も多い。
レジスタンス団「瓦礫の明星」 発案:くっきー
犯が犇めくストレイドにおいて有志によって構成されたレジスタンスです。
主な役割はストレイドにやってきた冒険者の案内、キカートリークスに送られる物品や奴隷の奪取です。
ル=ロウドを信仰する彼らですが、腐敗の温床となっている神殿に足を運ぶことはありません。
しかし贋金の酒杯に対抗できる勢力ではなく、ただひたすらにもがき続けています。
テンダロナグの武具専門店 発案:くっきー
中古の武器や鎧を仕入れては修理して元値の6〜8割の価格で販売しているお店です。
ただダークドワーフでもある店長はたいした腕では無いため性能が2割ほど落ちています(攻撃力レート-10、防御力-2)。また、専用化や魔法の武器、sランク以上の武器も扱っていません
いい思い出がないのか冒険者相手には販売を行っておらず、盗賊やレジスタンス相手に商売をしています

行事

ストレイドオートモビルバイクレース 発案:くっきー
年に一回行われている魔動機乗り達の祭典です。
生物以外の乗り物で3つのチェックポイントにあるフラッグを回収しストレイドのゴールにいち早く帰ってきたライダーの優勝というルール以外は制限がなく妨害や二人乗りなどなんでもありです。
蛮族も参加するためアラクネの姿を見ることもでき多種多様な改造バイクが集まります。

第一回大会ではスカイバイクが優勝したと記録に残っています。
パンプキン投げ大会 発案:くっきー
まともなボールが無かった頃、腐ったカボチャで遊んでいた事が由来とされています。
ハンドボールサイズのカボチャをひたすら遠くに飛ばせた人の優勝です。
近年では蛮族の優勝が多いですが、人族も準優勝に食い込んでいたりと健闘しています。
大会が終わったら使用したカボチャを鍋で煮込んで皆で食べるのが慣習になっています。
『掃除』(通り・掘っ立て小屋の組み換え)
ストレイドに住んでいるコボルド達によって不定期に行われる街全体の大掃除です
主要施設以外の建設物を文字通りはぎ取って掃除を行います(そのため大半の居住区は簡単に組み立てられるように出来ています)
コボルド達は完全に最初の状態に戻せるわけではないので、小さな通りの向きが変わったり、住居が増えたり減ったりします
ストレイドの衛生向上の為と言われていますが、真の目的はレジスタンスに定住の拠点を作らせない事であったり、デウスデア側に街の正確な地図を作らせないためと考えられています

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