『TRPGオンセンSNS』で公開している共有世界観【天秤の島】のwiki




――支配はやがて衰退する。
――だが私は認めない、少しでも長く、この立場を維持してみせる。


デウスデアから陸路で4〜5日ほどの所にある集落です。集落というには土地が広いことから、「集落都市」と呼ばれております
ここには外ではとうの昔に潰えてしまっている技術や種族、文化が残っております
(※『エイジ・オブ・グリモワール』収録の技能や種族を使いたい場合の推奨地域になります)

このエリアでは「貴族」と呼ばれる上層階級が、「貴族の支配力」という特殊な力を使って運営をしています
しかしその「貴族の支配力」も徐々に衰退の一途を進んでおり、貴族は支配力を有した子供が生まれたら自身の血縁以外でも養子として貴族に引き上げようとします


※【貴族の支配力】への注意
このコミュニティでは貴族の支配力については「徐々に衰退している」ことを意味するため
貴人が「アリストクラシー技能+精神力ボーナス」を基準に対象の精神抵抗判定を突破しない限り、支配できないものとします

【歴史】

魔法文明時代

神による「裁きの雷」によってヴェーフスハールにあった国は滅びました

しかし、その裁きを回避し、生き残った者がおりました。それが後のズロラドストの住人です
生き残った者はその都市を拠点に生活し、外部との交流を可能な限り遮断し、魔法文明時代の気風を残した社会を維持しています

魔動機文明時代

魔動機文明時代および【大破局】を迎える頃には「貴族の支配力」の力に劣化が生じ、当時の領主は平民らによる下克上を恐れ階級ごとの生活層を再形成し、貴族達を守るべく壁を作りました
これが現在のズロラドストの地理の雛型になっています

現代

時代を経て現代にいたるまで、ズロラドストの文化は貴族を優遇し、平民に待ち受けるのは苦境のみ。
そのような退廃的な世界が変わることはあるのでしょうか

【地理案内】

貴民区


南東にある丘を中心に真円状に広がるエリアで、貴族の生活区画になります
区を守るように囲われた壁があるのが特徴です

基本的に「貴族の支配力」を持って生まれた子供はこの貴民区に召し上げられ、貴族としての教養を受けることになります
また貴族となった子供はこの貴民区から出ることをあまりよしとされず、生涯をこの箱庭で過ごすことを余儀なくされます
反対に「貴族の支配力」を持たず生まれた貴族の子は、親元から引き離され外の区画に打ち捨てられるのが主です
サロン「裁きの天秤」

貴民区に存在するサロンです。このズロラドストを統べる領主の血縁が代々管理を行っています
存在する場所が場所なだけに基本的に貴族しか出入りしておりません(士族も出入りすることはありますが、比率としては稀でしょう)

士民区


貴民区の外周に広がるエリアで、主に士族の生活区画になります
「貴族の支配力」を持たず生まれた貴族の子供が真っ先に打ち捨てられる場所としても(ズロラドストの間では)有名です
そのため、出生については後述の平民区よりも混沌としており、ズロラドストの中で最も「貴族に憎悪を抱く者が集まる吹き溜まり」とも言われます

平民区


士民区の外周を囲うように広がるエリアで、平民の基本生活区画になります
貴民区と士民区のように間に壁などはなく、複雑に入り組んだ住宅地が境界線となっています

生まれながらにして貴族の使い捨てになることを約束されてしまった人達の、束の間の平穏を謳う世界
ごくまれにこの区画から隔世遺伝で「貴族の支配力」を持って生まれた子供が誕生することがあります
その場合、存在を貴族に勘付かれたらその子供はすぐに貴民区に召し上げられることを勧められ、その親は「貴族でないにもかかわらず支配力を持つ子供を産んだこと」から、貴族に罰として使い潰されることもありえるでしょう

【娯楽】

ワイバーンラグビー 発案:くっきー
ズロラドストで定期的に行われている競技。
士族の選手が5v5に分かれて楕円形のボールを相手の陣地に運ぶ球技である。
ボールが楕円形なのはワイバーンの牙や足で捕まえやすい形にしたという説がある。
ワイバーンはボールを前に投げるという挙動が出来ない為、味方にパスする際は後方に落とす形をとる。
競技場には落下防止用のネットが張っており、ワイバーンが落ちても怪我をする事はない。

騎手はボールに触ることは出来ず、フラッグを持って味方と連携する。
試合時間を過ぎても決着がつかない場合はブレスの使用が解禁され観客を喜ばせる。

貴族は基本的に参加せず来賓席で観戦するほか、市民には参加権利が無い(最もどちらのチームが勝つか賭けるのに夢中になっているので自分で参加しようという気は特にない)。

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