基本情報


略歴

ロードレア国の将軍。
軍規に厳しいロードレア国においては珍しい暴力的な将軍であり、戦いに終わった後は略奪等も行っていた。
ただし、常に中央から遠く離れた僻地でしか行わず、相手側が反抗したため鎮圧したなどと言い逃れてきた。

ノーウェイ砦の戦い(692)において、当初は参戦する予定はなかったが、シルヴァスが出陣したと知ると、自分も手柄をたてる機会だと思い彼らに合流し、勝利に貢献している。
その後はシャリアル国、ベルザフィリス国の国境に駐屯し、第2次リボンの戦い(706)では「籠城をもって長期戦の構えを見せるべき」というメディの進言に対して、「時間をかけるわけにはいかない、野戦を挑みすぐに敵を撃退することで兵士たちの士気を盛り上げる」と、全軍を出陣させたが、ディグドの用兵の前に大敗を喫して大きく後退、援軍と合流してクルス山地にてかろうじてベルザフィリス国軍を撃退する。
しばらくは国境で戦うが、ロードレア遠征において、決戦にこそ参加していないが、各方面から迫るベルザフィリス国の別動隊を支えきれなくなり首都にまで撤退。
ロードレア国滅亡の戦いとなったロードレア城の戦い(709)において、首都と運命を共にした。

この様に、最後まで国に尽くして戦場に散ったが、普段の粗暴が災いして、彼が英雄として扱われることはなかった。
シルヴァスバイアラスといった、理由はあるものの結果的に国を裏切った人間が忠義や人徳の象徴みたいに語られるのに対して、最後までロードレア国への忠義を貫いた彼は後世において盗賊扱いされ、ロードレア国の英雄を称える祭りにおいても彼の名は出てこない。

関連項目

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