基本情報


略歴

シャリアル国将軍にして、メスローの兵法の師。
シャリアル三牙王を育て上げ、国内で彼らを自由自在に使いこなせた唯一の将軍。

バルディゴス討伐連合軍(684)結成時は、本国に残って主力の留守中に動こうとする不穏派を睨み続けた。
ルセーンの戦いで見事な勝利を収めるが、メスローと意見の対立により、その後はロードレア国との国境へ配備され、レイディックが本格的に侵攻してくる693年フィードの戦いまで国境を守り続けた。
この戦いでは序盤こそロードレア四天王を相手に互角に戦うが、ヴェリアの仕掛けた反間の計によって叛逆の疑いをかけられ、メスローに本国への単身帰還を命じられ、反乱罪によって妻子を殺害され自身は投獄される。
彼を失った前線は、ロードレア国軍の前に大敗を喫した。

698年にメスローフェルスデッド国へ遠征していた間にベルザウスの手の者によって牢から脱出、兵を集めてメスロー不在の首都で反乱を起こし、ラケイトの戦いシャリアル国軍を散々混乱させると、そのままベルザフィリス国へ逃亡。
以後はディルセアと共にベルザフィリスの作戦参謀の一人として第2次ディースの戦い(702)、第2次リボンの戦い(706)、ロードレア遠征(708)等で暗躍する。

天下分け目のヴァイグの戦い直前、このまま全てを賭けた決戦に挑むのか、ベルザフィリス国、ロー・レアルス国の二国による統治を望むかを決める軍議で、和平派のディグドは、交戦派であったガイヴェルドディルセアと正面から意見が食い違い、徐々に孤立していく。

ルディックの陣にも参戦し、天下平定後に新領地を授かると、彼は旧怨を晴らすためにメスローの一族であるラフィ達を見つけだしてことごとく惨殺した。
その後ルーディア暗殺に端を発した「国崩れの乱」では、自らの立場の苦しさからレニィラ派につくものの、計画が発覚して処刑される。

人物

  • メスローの兵法の師であり、実績も十分であったが、メスローは彼を軍師にしなかった。いつまでも彼を「弟子」扱いするディグドの態度にプライドの高いメスローは不満をもち、普段から二人の仲は決して良好ではなかったと思われる。
  • ヴァイグの戦い前に彼が和平派となったのは、既にガイヴェルドと折り合いが悪くなりはじめていた為、天下統一が成し遂げられると自分は用済みとなり粛清されると思い、二強がにらみ合う緊張状態を続けることで、自分の無事も保障しようとした為である。天下統一後、彼の不安は的中することとなる。

関連項目

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