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19年3月20日 第3分科会 議事録16

議事録1         10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20


 安倍首相が官房副長官時代に、7省の副大臣に声をかけられまして、都市と農山漁村との往来をもっと盛んにすれば日本はオールライトになるということで、「オーライ!ニッポン会議」が立ち上げられました。

 第1回の「オーライ!ニッポン大賞」は長野県の飯田市で、毎年、全国の都会から学生さんを数千人規模で受け入れて農村体験をさせているわけです。このときの第2等賞は武蔵野市で、御承知の小学校・中学校の生徒さんに農村漁村を義務づけているんです。親元を離れて農家で寝泊まりして農村体験をすることで子供の心がいきいきと輝く。その成果が絶大であることによって、これが今、義務づけられているということがございます。

 現代日本は欧米諸国とは対等のパートナーになっておりまして、あちらこちらから熱いまなざしで眺められている、自他ともに認める先進国になりました。その結果、留学生の数も10万人を超えまして、外国人の訪問客は遠からず1,000万人になるということで、日本は今、全世界の人々から学ばれる国に転身しています。したがってこそ、日本人は自分たちの国のことをよく知り、外国人の方々に日本をよく知ってもらうことが大事で、そういう動きで国際日本検定というものがありまして、これが試験で、今お配りしますので、どんなものが行われつつあるか、英語と日本語で内外の人たちに知ってもらう、ホテルの人たちあるいは通訳をしたい人、ガイドをしたい人たちが、日本のことを知らないと外国人を案内もできない、外国人も日本を知りたい、その資格として国際日本検定があります。

 一方、日本文化の基礎は日本語ですが、日本語の試験として、国際交流基金がやっております「日本語スタンダード」、これは外務省の管轄ですが、文部科学省のやっている「EJU」、JETROが、会話ができる日本語として「ビジネス日本語」というのをやっておりますが、バラバラに行われていて、これを一本化することが大事なことであります。「ふるさと学」をもとにした、日本をふるさとと見た場合の検定があるということです。

 「ふるさと学」の実践として食育も、その中に取り込んで考えることができるということですが、御承知のように今、日本ブームで、それを受けた形で、あちらこちらで食中毒が起こったりしているので、生の魚介類は危険だという誤った認識がある。それはどうしてかというと、取り扱いが知られないままであるからです。

 日本料理アカデミーというのができまして、外国語冊子もつくろうということで、校長先生は、京都の有名な瓢亭という料理屋のご主人など、こういう人たちが食育に取り組まれて、京都市内の小学校から全国に広げていく運動を始められているわけです。

 一番の基礎は、かつおぶしとコンブでだしをつくって、子供たちと一緒に飲み比べて、子供たちは皆、それを試食して、だしそれ自体がおいしいということで舌を磨くというか、味覚を身につける。子供に本物の味をわからせるということがとても大切だということで、これも地産地消とかかわりますが、「ふるさと学」。

 世界の中で自分たちのふるさとを見る目も養わなければなりません。日本各地には今、たくさんの外国人の方々が居住されています。もちろん留学生もふえている。こういう現実に照らしますと、さまざまな歴史・文化・伝統を背負った外国の方々のふるさとの心を知ることも極めて大切だと思います。

 ですから、キリスト教徒、イスラム教徒、仏教徒の方、中国の儒学等をやっている人たちも来ておりますので、そういう人たちの心の形と、日本各地に生きている信仰とを照らし合わせて、それを子供たちに教えて、世界の中で、日本の心の形を学ぶということも「ふるさと学」の課題になるでしょうということで、「ふるさと学」を提言させていただきます。

 これに関連した資料を事務局で準備していただきましたので、事務局から、資料について説明してください。

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2007年05月24日(木) 08:43:52 Modified by nipponkamoshjka




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