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19年3月20日 第3分科会 議事録9

議事録1         10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20


 私が言っていることは、6・3・3・4の、今問題になっているのは後半の3と4のところです。先ほど来話がありましたように、4のところは、例えば3年間だけ勉強しても、3年目から大学院に入ってもいいというような話がありましたでしょう。だから、4はいいという話になっているわけです。そうすると、高校3年も、すべての者に3年間課するのか、あるいはリベラルアーツの基本、基盤教養を認定する国家的な、あるいは全国レベルの準公共的な試験があれば、それでリベラルアーツはマスターしたものとして大学に入学できるとなれば、高校の3のところをいじっていいという話につながると思います。

 お話しなさっていることはどこかで、制度的には6・3・3・4の3と4の接続をどうするかという話、これは入試の問題ですが、同時に、3と4の中身をどう認定するかという話で、最初の3のところの実力をどうしてはかるか、はかるべきだ、はからないと、いい加減な形で大学に入っていく青年たちがいるから、まず高校3年を文科省で設定されているので、そうしたものはきっちりと認定しようということは比較的実現可能だと。

 大学における卒業の認定は言うは易く、これは実質的にほとんど、科目ごとにやるなら別ですが、文学部と理学部で同じような検定試験をどうするかというのはなかなか難しい問題があると思います。高校ならできると思います。

 差し当たって、認定にかかわる私の問題意識は、それは6・3・3・4の後半の3・4を柔軟に運用することにつながっていくということです。

○品川委員 私も基本的に入口と出口をしっかりすることがすごく大事だと思っております。ですので大学入試制度、つまりセンター試験そのものをやるのかやらないのかというところからぜひ検討していただきたいと存じます。これまで私が取材してまいりましたようないろいろな課題、たとえば不登校になったり、心の問題を抱えたり、あるいは反社会的行為を繰り返すようなを子供たちが全く学校にいっておりませんと、通信制・単位制の学校にもなじまずセンター試験もあきらめてしまうんですね。小学校からずっと不登校だったような子供のなかには大学どころか自分にできることなんか何もないと思っている子も確かにいて10代半ばで人生に絶望してしまっております。高校に行かなくても高卒として認めらるような試験があれば、こういった子どもたちへのセイフティネットになるのではと考えます。できる子は1年生だろうが受けられて先に進められてもいいのかもしれませんが。いずれにしてもそういった試験の存在もどこまで現場の先生が、それも中学校などの先生が知っているのかも問題だ。大学だけでなく高校についても検討していただければとぞんじます。

○山中副室長 昔の大検に代わる試験で、高校卒業程度試験というのがありまして、16歳から受けられます。

 同時に、大学に入学できる年齢は今、17歳からということになっていますので、17歳になれば大学の入試を受けることは可能ですが、受け入れる大学側が、それぞれ、何歳の子供から受け入れるかということを決めています。

 ただ、17歳からの学生も受け入れるとして、入試の仕組みを決めている大学は、10校に満たない状況です。千葉大学が初めにやりまして、名城大学もやりましたり、幾つかの大学がやっていますが、今、7校か8校ぐらいしかやっていません。大学の判断でできるんですが、大学が17歳からの入学を採用していないということです。

○川勝主査 品川委員も私も、そういうことは学校関係であるにもかかわらず、今日、御説明を受けるまで正確に知らないということがありますでしょう。それ自体問題ですよね。制度があっても、それが活用できないようなことでは、ないに等しいですからね。

 しかも、大学が狭き政策をとっているのはどういうふうに打破したらいいのかということも含めて言っていただければと。あればいいというものじゃないと思います。

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2007年05月24日(木) 07:52:28 Modified by nipponkamoshjka




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