流派・秘伝の使用方法は従来のソードワールド2.0またはソードワールド2.5の「流派」や「秘伝」の扱いに準じます。
そのため、ソードワールド2.5関連書籍「バトルマスタリー」「魔導の学府ユーシズ」「各種博物誌」のいずれかを所有していない場合、習得できません。
そのため、ソードワールド2.5関連書籍「バトルマスタリー」「魔導の学府ユーシズ」「各種博物誌」のいずれかを所有していない場合、習得できません。
【アイゼンヘルツ式鉄心銃剣術】は、ドーデン地方にあるアルショニア女王国という古い歴史を持つ国で発祥した戦闘術です。
この国では伝統的に女性が政治の主導権を握っており、男性は主に肉体労働を担当することが一般的な意識として根付いていたため、男性に関する記録や俗伝があまり多く存在しませんでした。
しかし<大破局>の頃。蛮族に対抗するための練り上げられた戦闘術と多くの兵力が急務で必要になった関係から、アルショニアで暮らす男性たちにも様々な戦闘術が伝授されるに至り、労働価値としてしか見出されて来なかった彼らにも遂に輝ける舞台が到来します。
そんな軍備拡張という理由を元に生まれたもののひとつが、この【アイゼンヘルツ式鉄心銃剣術】でした。
この戦闘術は、それまで遠距離で扱うことの多かった〈ガン〉の先端部にバヨネットのような刺突に特化した武器を取り付け、従来の剣術とは異なり近接戦闘において爆発的な攻撃力を発揮する戦闘術として考案されました。
ところが実戦的な戦闘術として考案されたこの流派は、〈ガン〉を扱う上での精密射撃の必要性を取り払い守りを放棄し突撃することを前提としており、それだけが問題点として挙げられていました。
防御性能に関して大きな欠点を残している。それは兵力の余計な損耗を避けたいアルショニア女王国としても解決したい事案であり、何とかこの欠点を解決出来ないものかと様々な議論が展開されてきましたが、当時の女王国で有力であった貴族たちから蛮族への一刻も早い対応が急かされたことで、止む無くこの流派は防御に欠陥を残したまま、戦場へと投入されることになります。
そんな欠点を残し戦場に導入された【アイゼンヘルツ式鉄心銃剣術】ですが、そうした懸念とは裏腹にその後蛮族との戦いにおいて驚異的な戦果を挙げることになります。
その理由の一因になったのは防御性能を放棄した代わりに、兵士たちに自らの命を賭してでも国を守る徹底的な規律が求められていたため、死すらも恐れぬ兵士たちが大量に出来上がったことが理由とされています。
しかしながらその覚悟に当時の兵士たちにとっては見合うほどの対価が存在したのもまた事実であり、彼らによる戦果はそのまま女王国の親衛隊として従事することが出来るという栄誉に繋がることを約束されていました。
この栄誉は政治に関与することが難しい男たちにとって、またとない機会であったことに違いありません。そのアルショニア独自の文化もまた、彼らの覚悟を容易に育てる一因になったのかもしれません。
当時はこの流派が考案された背景からか男性だけがこの流派の習得を行えましたが、時代が進むにつれ更なる強さを求めるものや親衛隊に入隊したいという声が女性からも挙がったことを機に、現在では発祥国であるアルショニア女王国で男女共にこの流派を学ぶための修練を受けることができます。
しかし【アイゼンヘルツ式鉄心銃剣術】の習得に当たって身に着けた秘伝は、自分が死亡することのリスクをわざわざ上げる傾向にあります。
その根本のリスクもあり、この流派の習得には第一に「精神的な恐怖にも動じない、鉄のような心を身に着けること」を要求されます。
そうした背景もあってか、未だ現役の戦闘術として導入されているアルショニア女王国以外ではその血生臭い歴史と、犠牲を軽んじた過去の体制に、他国から批判の対象として挙げられることも事実であり、アルフレイム大陸全土で見るならばこの流派を習得し、それを運用している者はごく稀に見掛ける程度に留まるでしょう。
この国では伝統的に女性が政治の主導権を握っており、男性は主に肉体労働を担当することが一般的な意識として根付いていたため、男性に関する記録や俗伝があまり多く存在しませんでした。
しかし<大破局>の頃。蛮族に対抗するための練り上げられた戦闘術と多くの兵力が急務で必要になった関係から、アルショニアで暮らす男性たちにも様々な戦闘術が伝授されるに至り、労働価値としてしか見出されて来なかった彼らにも遂に輝ける舞台が到来します。
そんな軍備拡張という理由を元に生まれたもののひとつが、この【アイゼンヘルツ式鉄心銃剣術】でした。
この戦闘術は、それまで遠距離で扱うことの多かった〈ガン〉の先端部にバヨネットのような刺突に特化した武器を取り付け、従来の剣術とは異なり近接戦闘において爆発的な攻撃力を発揮する戦闘術として考案されました。
ところが実戦的な戦闘術として考案されたこの流派は、〈ガン〉を扱う上での精密射撃の必要性を取り払い守りを放棄し突撃することを前提としており、それだけが問題点として挙げられていました。
防御性能に関して大きな欠点を残している。それは兵力の余計な損耗を避けたいアルショニア女王国としても解決したい事案であり、何とかこの欠点を解決出来ないものかと様々な議論が展開されてきましたが、当時の女王国で有力であった貴族たちから蛮族への一刻も早い対応が急かされたことで、止む無くこの流派は防御に欠陥を残したまま、戦場へと投入されることになります。
そんな欠点を残し戦場に導入された【アイゼンヘルツ式鉄心銃剣術】ですが、そうした懸念とは裏腹にその後蛮族との戦いにおいて驚異的な戦果を挙げることになります。
その理由の一因になったのは防御性能を放棄した代わりに、兵士たちに自らの命を賭してでも国を守る徹底的な規律が求められていたため、死すらも恐れぬ兵士たちが大量に出来上がったことが理由とされています。
しかしながらその覚悟に当時の兵士たちにとっては見合うほどの対価が存在したのもまた事実であり、彼らによる戦果はそのまま女王国の親衛隊として従事することが出来るという栄誉に繋がることを約束されていました。
この栄誉は政治に関与することが難しい男たちにとって、またとない機会であったことに違いありません。そのアルショニア独自の文化もまた、彼らの覚悟を容易に育てる一因になったのかもしれません。
当時はこの流派が考案された背景からか男性だけがこの流派の習得を行えましたが、時代が進むにつれ更なる強さを求めるものや親衛隊に入隊したいという声が女性からも挙がったことを機に、現在では発祥国であるアルショニア女王国で男女共にこの流派を学ぶための修練を受けることができます。
しかし【アイゼンヘルツ式鉄心銃剣術】の習得に当たって身に着けた秘伝は、自分が死亡することのリスクをわざわざ上げる傾向にあります。
その根本のリスクもあり、この流派の習得には第一に「精神的な恐怖にも動じない、鉄のような心を身に着けること」を要求されます。
そうした背景もあってか、未だ現役の戦闘術として導入されているアルショニア女王国以外ではその血生臭い歴史と、犠牲を軽んじた過去の体制に、他国から批判の対象として挙げられることも事実であり、アルフレイム大陸全土で見るならばこの流派を習得し、それを運用している者はごく稀に見掛ける程度に留まるでしょう。
《銃剣突撃・一気呵成》 | 必要名誉点 | 50 | |||
---|---|---|---|---|---|
タイプ | 《マルチアクション》変化型 | 前提 | なし | 装備限定 | 〈バヨネット〉或いは〈鉄心之銃剣〉、2Hガン |
使用 | ― | 適用 | 1回の近接攻撃または射撃攻撃 | リスク | なし |
概要 | 近接攻撃と射撃攻撃を同時に行う | ||||
効果 | 近接攻撃または射撃攻撃、どちらかを主動作で行うときに宣言し、その1回に有効です。 その近接攻撃または射撃攻撃の直後に、もう片方の動作を実行出来ます。 その他の制限等は基礎特技と同様です。 |
《銃剣突撃・紫電一閃》 | 必要名誉点 | 50 | |||
---|---|---|---|---|---|
タイプ | 《マルチアクション》変化型 | 前提 | 《銃剣突撃・一気呵成》 | 装備限定 | 〈バヨネット〉或いは〈鉄心之銃剣〉、2Hガン |
使用 | ― | 適用 | 1回の近接攻撃 | リスク | なし |
概要 | 銃剣を相手に突きたて、確実な射撃攻撃を行う | ||||
効果 | 基本的な処理は《銃剣突撃・一気呵成》と同様です。ただし、この秘伝では必ず先に近接攻撃を行わなくてはなりません。 命中力判定に-2 のペナルティ修正を受けつつ近接攻撃を行います。それが命中した場合、命中した対象は直後の射撃攻撃に対する回避力判定に-2 のペナルティ修正を受けます。近接攻撃が外れた場合はこのペナルティ修正は発生しません。 この秘伝による射撃攻撃は、必ずしも近接攻撃の対象と同様の対象を狙う必要はありません(無論、あえてそうする意味はありませんが)。 また、「対象:1エリア(半径〇m)/△△(最大対象数指定)」の【バレット】系魔法を行使し、射撃攻撃を行った場合は、近接攻撃が命中した対象のみが回避力判定にペナルティ修正をけ、その他の対象は通常通り回避力判定を振ります。 |
《長銃接射・一点突破》 | 必要名誉点 | 50 | |||
---|---|---|---|---|---|
タイプ | 《魔法制御》変化型 | 前提 | なし | 装備限定 | なし |
使用 | 魔法使い系技能 | 適用 | 1回の射撃攻撃 | リスク | なし |
概要 | 範囲射撃の対象と射程を絞り、強力な一撃を与える。 | ||||
効果 | この秘伝は、【ショットガン・バレット】を始めとする、対象が「対象:1エリア(半径〇m)/△△(最大対象数指定)」となっている射撃攻撃を行う際に宣言します。 この秘伝を宣言した射撃攻撃では、最大対象数を半分(端数切り上げ)とし、「射程:接触」として扱われる代わりにその射撃攻撃における〈ガン〉のクリティカル値を「−1」します。 この効果によってクリティカル値が「7」以下となることはありません。 また、基礎特技における任意の対象を除外する効果は変わらず有効です。 |