舞台背景

PCたちはハーヴェス王国の冒険者ギルド〈雄大なる航路〉グランストーリアにて依頼をこなしている、〈冒険者〉または〈放浪者〉のひとりです。
〈雄大なる航路〉グランストーリアに所属するPCには、一人につき一室の自室が設けられます。
(これは、ギルドに所属していない〈放浪者〉であるPCも同様ですが、自宅から通っている・部屋は利用していないなどの設定を自らのPCに設けることは自由です)
また、今回のレギュレーションでは、食費・宿泊費等の費用は発生しません。

前回の舞台である、第0期【追憶の跡地 オクスシルダ】から5年が経過したものとして扱います。

冒険者ギルド支部〈雄大なる航路〉グランストーリア 
4階建ての木造の建物であり、ハーヴェス王国の北門前広場に存在し、人口8万人規模の王国を陰ながら支え続けているギルド支部のひとつです。
中堅どころの冒険者を多く抱えていますが、ギルドマスターが”元”冒険者であった所以か、駆け出し冒険者へのケアも手厚いギルドとして、冒険者を夢見る(特に若者たちから)注目を浴びる結果となっているのが現状です。
引き受ける依頼には特に傾向はなく、俗にいう”なんでも引き受ける汎用的なギルド支部”に相当するためか、様々な依頼が多岐にわたり、所属する冒険者に斡旋されるというのが日常と化しています。
中でも特徴的なのは、港にいくつかの”私船”を保有していることであり、有事や遠征依頼の際には、いち早く海に駆り出し事に当たることができるという強みも含め、結果として多くの依頼が当ギルドへと舞い込む形に繋がっているようです。

公式NPC

”碧の閃光”
ギルバート・フラゴーレ
(人間/男性/45歳)
「お前さんが探しているものが、この〈雄大なる航路〉で見つかればいい…なんてな?わははは!歓迎するぜ!ま、取り敢えず飯でもどうだ?」
「この海のことなんざ誰も分からないことだらけだ。時に、信じて突き進むことでしか、見えてこないこともあるだろうよ」
「フッ…オレも昔は随分と無茶をしたもんでな。それがきっかけで膝に矢を―――って、オレの場合は目の傷なんだがな!わはははは!」

冒険者ギルド〈雄大なる航路〉のギルド長を務める、隻眼の男性です。
眼の傷は若い頃に無茶をしたことが原因と本人は語りますが、その詳細を頑なに語ることはありません。

冒険者である前は海賊として海を闊歩していたらしく、しばしば”お尋ね者”として追いかけ回された経歴を持ちます。
ですが、主に密漁船を標的とした略奪を行い生計を立てていた影響もあってか、その功績を基に”冒険者”としてスカウトされたことが切欠で、稼業からは足を洗い、それからは冒険者としての活躍がハーヴェスへと轟くようになりました。
そして12年程前、肉体の限界を感じてか、後進の育成を目的に、冒険者ギルド〈雄大なる航路〉を結成。
〈雄大なる航路〉に現在置かれている船の殆どは、そんな海賊時代の名残として旧くからあるものばかりとされていますが、いずれも十分な手入れが常々行われていることもあり、海軍に負けず劣らずの出力を有しているようです。

そうした経歴から築かれた彼の勇猛な精神性は、ギルドマスターとなった今でも(特に厄介な客への対処で)健在であり、ギルドの治安維持に役立つことも珍しくありません。
また、年齢相応に角が取れたのもあってか、時に面倒見の良いアドバイザーとして、頼もしい一面を見せてくれることもあります。
彼からの依頼は、立場上避けることのできない緊急性のあるものなど、突発的な事柄であることが多いでしょう。

画像出典/やすばる様作成「ストイックな男メーカー」より
Twitter/@yasubaru0
”黄金機巧”
アイ
(ルーンフォーク/女性型/不明)
「依頼の受諾を確認しました。あなたの無事は、どの神様に祈れば良いでしょうか?」
「例えば、ネジが一本足りない程度の欠落があったとしても、大抵のことはどうにかなるものです。重要なことは慌て動じた結果、より多くのネジを落としてしまうことにあると、アイは思います」
「アイは猫を探しているのです。猫はいます。猫ですよろしくお願いします。 ――”猫の手も借りたいほど、忙しいのだ”という意味です。」

アイは、独特な模様の瞳孔が目立つ、金色の長い髪を持つルーンフォークと呼ばれる種族です。
ルーンフォークには、人造種族である証として硬質素材に覆われた部分が存在し、彼女もその例には漏れず、首と耳に同様の素材が見て取れるようになっています。

冒険者ギルド〈雄大なる航路〉が創設された12年程前から受付に立っており、その時より表情に乏しく、無機質な喋り方が特徴的です。
何でもギルバートが昔、海底にある遺跡から”拾った”存在が彼女であるらしく、それを裏付けるようにか、ギルバートのことをサー・ギルバートと呼び付き従っています。

時おり、支離滅裂な言動に走ることがありますが、これは彼女を生み出したジェネレーターがメンテナンスも碌にされていないようなものだったことが原因とされており、その出力不足がそのまま瞳孔部分などに表れているのでは?とも
はたまた、彼女の稼働年数が、ルーンフォークが安定した動作を保証されている期間である50年を超過しているのでは?とも言われていますが、その真相は定かではありません。
そんな彼女からの依頼は多岐に渡りますが、直接的な依頼よりも、依頼書を通じて、冒険者たちに仕事を斡旋するなどといった場合が多いでしょう。
(勿論、彼女の支離滅裂な言動が災いして、依頼が発生するというケースも十分あり得ます)

画像出典/△○□×(みわしいば)様作成「少年少女好き?」より
Twitter/@miwasiba
”海風の子”
マレマーレ・マーレマレ
(グラスランナー/男性/14歳)
「オレは海から来たッスよ。君はどこから来たッスか?」
「あちゃー、今日は海に出るのはやめといた方がいいッスよ。めちゃくちゃ調子悪そうッス」
「海はいいッスよ!空は翼がないと渡れませんが、海は誰にでも平等ッス!見てるだけじゃ渡れないッスけどね!」

人間の子供ほどの小さな体格が特徴的である種族、グラスランナーの少年です。
港湾ギルドから派遣されてきた人物であり、若くも冒険者ギルド〈雄大なる航路〉が格納している船の点検や整備を任されている、有能な整備士です。
人一倍、自らが点検を任された船に愛着を抱く性格であり、時おり船に語り掛けながら作業をしている様子が確認出来ることもあるでしょう。

その出生について、グラスランナーにはありがちですが、ハッキリとしたことは分かっていません。
本人曰く「海が自分を呼んでいた」と語り、いつの間にかこの地に留まっていた、という程度に収まります。
ですが、彼の言う”海の声”は、常に海においての天候を予測する確かな情報に繋がることもしばしばあり、船旅の際には安全祈願を目的に、彼に同行を依頼する者も少なくありません。
彼からの依頼は、港湾ギルドやある海域に絡んだ依頼に関するものが多いでしょう。

画像出典/SaKURA様作成「いろんなタイプの男の子」より
Twitter/@cerezalicor

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世界観

地方一覧 キャンペーン一覧

第0期【追憶の跡地 オクスシルダ】

第1期【水の都 ハーヴェス王国】

第2期【”戦乱の地”ランドール地方 ハルシカ商協国】

第3期【”開拓者たちの町”キエナ】

第4期【”学問の殿堂”国立教育機関サラスヴァナム】

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