流派・秘伝の使用方法は従来のソードワールド2.0またはソードワールド2.5の「流派」や「秘伝」の扱いに準じます。
そのため、ソードワールド2.5関連書籍「バトルマスタリー」「魔導の学府ユーシズ」「各種博物誌」のいずれかを所有していない場合、習得できません。
そのため、ソードワールド2.5関連書籍「バトルマスタリー」「魔導の学府ユーシズ」「各種博物誌」のいずれかを所有していない場合、習得できません。
この極めて特異な流派は、ウルシラ地方最北にかつて存在したルセア王国の伝承を起源とします。
古代魔法文明時代末期、"奈落"が出現し、魔神の群れが溢れ出したとき、ザムスカ地方を治める魔法王たちは連合王国を結成し、それに対抗しました。かつて盛んに研究されていた古の魔法によって、魔神に対しても優勢にことを進めていた彼らですが、次第にとある問題に直面します。
それは、持久力でした。魔神が無尽蔵に湧いてくることに対して、こちらの兵力には限りがあり、魔神に対して有効な魔法は消費するマナも多いために何度も使うことはできません。そうして彼らは少しずつ疲弊して行くと共に、徐々に魔神たちの勢いに押され始めてしまいます。
そんな中で、苦肉の策として編み出されたとされるのがこの"奈落一言"です。彼らは、以前より研究の進められてきた召異魔法の契約技術を利用し、魔法行使のプロセス内に魔神との契約を組み込むことで、魔神の力を得た強力な魔法の行使を行う術を編み出します。
この新たな技術により、高威力の魔法を少ないマナで行使することが可能となりました。その対価として少量の血肉を捧げる必要が生じ、広域の魔法行使には負荷が大きいものとなってしまいましたが、それでも残された魔法使いたちの間でこの流派は瞬く間に広まってゆきました。当然、今まさに相対している魔神の力を借りるという事に忌避感を覚える声も多かったものの、手段を選ぶ余裕もない状況も相まって、この流派は目覚ましい発展を遂げてゆきます。
最終的に、無事に"奈落の壁"の完成と"奈落"の封印を成功させ、残る魔神の猛攻を撃退したことでこの技術は役目を終えると、以降は使い手も急速に減ってゆき、連合王国の後身となるルセア王国の片隅にて、ひっそりと語り継がれる伝承となります。
この流派が再び日の目を見ることになったのは、皮肉にも〈大破局〉に乗じて"奈落"から溢れ出した魔神の群れが、ルセア王国を襲ったときでした。〈大破局〉の混乱によってルセア王国は瞬く間に壊滅し、ルセア王国と主従関係を結んでいたフスバール公国はその難民を受け入れます。その際にこの流派もフスバール公国へと伝わり、再びその価値が認められるようになりました。
ルセア王国の奪還を悲願に掲げる、後にフスバール聖鉄鎖公国と名を改めるこの国において、亡き王国の象徴としてこの技術は言い伝えられています。
古代魔法文明時代末期、"奈落"が出現し、魔神の群れが溢れ出したとき、ザムスカ地方を治める魔法王たちは連合王国を結成し、それに対抗しました。かつて盛んに研究されていた古の魔法によって、魔神に対しても優勢にことを進めていた彼らですが、次第にとある問題に直面します。
それは、持久力でした。魔神が無尽蔵に湧いてくることに対して、こちらの兵力には限りがあり、魔神に対して有効な魔法は消費するマナも多いために何度も使うことはできません。そうして彼らは少しずつ疲弊して行くと共に、徐々に魔神たちの勢いに押され始めてしまいます。
そんな中で、苦肉の策として編み出されたとされるのがこの"奈落一言"です。彼らは、以前より研究の進められてきた召異魔法の契約技術を利用し、魔法行使のプロセス内に魔神との契約を組み込むことで、魔神の力を得た強力な魔法の行使を行う術を編み出します。
この新たな技術により、高威力の魔法を少ないマナで行使することが可能となりました。その対価として少量の血肉を捧げる必要が生じ、広域の魔法行使には負荷が大きいものとなってしまいましたが、それでも残された魔法使いたちの間でこの流派は瞬く間に広まってゆきました。当然、今まさに相対している魔神の力を借りるという事に忌避感を覚える声も多かったものの、手段を選ぶ余裕もない状況も相まって、この流派は目覚ましい発展を遂げてゆきます。
最終的に、無事に"奈落の壁"の完成と"奈落"の封印を成功させ、残る魔神の猛攻を撃退したことでこの技術は役目を終えると、以降は使い手も急速に減ってゆき、連合王国の後身となるルセア王国の片隅にて、ひっそりと語り継がれる伝承となります。
この流派が再び日の目を見ることになったのは、皮肉にも〈大破局〉に乗じて"奈落"から溢れ出した魔神の群れが、ルセア王国を襲ったときでした。〈大破局〉の混乱によってルセア王国は瞬く間に壊滅し、ルセア王国と主従関係を結んでいたフスバール公国はその難民を受け入れます。その際にこの流派もフスバール公国へと伝わり、再びその価値が認められるようになりました。
ルセア王国の奪還を悲願に掲げる、後にフスバール聖鉄鎖公国と名を改めるこの国において、亡き王国の象徴としてこの技術は言い伝えられています。
この流派は一般的な形での秘伝は持っていません。代わりに、この流派に入門した者のみに教えられる独自の魔法を持っています。
これらは、すべて真語魔法です。ソーサラー技能をしかるべきレベルで習得したキャラクターは、名誉点を支払うことで、これらの魔法を習得できます。各魔法の獲得に必要な名誉点は、各称の後ろに括弧書きで付記されています。
また、これらの魔法の行使にはMPの他にHPを消費する必要があります。これらの魔法を《魔法拡大/**》によって倍加する場合、HP消費も同様に倍加されます。
これらは、すべて真語魔法です。ソーサラー技能をしかるべきレベルで習得したキャラクターは、名誉点を支払うことで、これらの魔法を習得できます。各魔法の獲得に必要な名誉点は、各称の後ろに括弧書きで付記されています。
また、これらの魔法の行使にはMPの他にHPを消費する必要があります。これらの魔法を《魔法拡大/**》によって倍加する場合、HP消費も同様に倍加されます。
[3] | 【惑乱の矢〈サギッタ=エッラーレ〉】(20) | 消費 | MP3&HP3 | |||||
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対象 | 1体 | 射程/形状 | 1(10m)/射撃 | 時間 | 一瞬/1分 (6ラウンド) | 抵抗 | 半減 | |
概要 | 威力0ダメージを与え、命中力判定と回避力判定を-1 | 属性 | 呪い | |||||
効果 | この魔法は、術者のデーモンルーラー技能のレベルが1以上でなければ、行使できません。 メングルの光を収束して放ち、対象に「威力0+魔力」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。 同時に、対象は、続く1分(6ラウンド)の間、命中力判定と回避力判定に-1のペナルティ修正を受けます。 |
[4] | 【焦熱の爆発〈フランマ=エルプティオ〉】(20) | 消費 | MP4&HP4 | |||||
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対象 | 1体 | 射程/形状 | 1(10m)/射撃 | 時間 | 一瞬 | 抵抗 | 半減 | |
概要 | 威力30ダメージ | 属性 | 呪い | |||||
効果 | この魔法は、術者のデーモンルーラー技能のレベルが2以上でなければ、行使できません。 マナの矢にジャレーカの炎を混ぜ合わせて放ち、対象に「威力30+魔力」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。 |
[6] | 【こだまする苦痛〈トレノ=ドロル〉】(30) | 消費 | MP5&HP5 | |||||
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対象 | 1体 | 射程/形状 | 1(10m)/射撃 | 時間 | 一瞬/10秒 (1ラウンド) | 抵抗 | 半減 | |
概要 | 威力10ダメージを与え、受けるダメージを2点増加 | 属性 | 呪い | |||||
効果 | この魔法は、術者のデーモンルーラー技能のレベルが3以上でなければ、行使できません。 ケッククバックのこだまの魔力を放ち、対象に「威力10+魔力」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。 同時に、対象は、続く10秒(1ラウンド)の間、なんらかの物理ダメージ、魔法ダメージを受けるたびに、その適用ダメージが+2点されます。この効果は累積します。 |
[7] | 【焼却の槍〈ランケア=エグザスター〉】(30) | 消費 | MP6&HP6 | |||||
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対象 | 1体 | 射程/形状 | 1(10m)/射撃 | 時間 | 一瞬 | 抵抗 | 半減 | |
概要 | 威力40ダメージ | 属性 | 呪い | |||||
効果 | この魔法は、術者のデーモンルーラー技能のレベルが4以上でなければ、行使できません。 マナの槍にザルバードの息吹を纏わせ、対象に「威力40+魔力」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。 |
[10] | 【不幸招来〈ミセリア=プロステムノ〉】(50) | 消費 | MP7&HP7 | |||||
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対象 | 1体 | 射程/形状 | 1(10m)/射撃 | 時間 | 一瞬/1分 (6ラウンド) | 抵抗 | 半減 | |
概要 | 威力20ダメージを与え、行動判定−2 | 属性 | 呪い | |||||
効果 | この魔法は、術者のデーモンルーラー技能のレベルが6以上でなければ、行使できません。 ティキラの呪いを受けた魔法の刃で切り裂き、対象に「威力20+魔力」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。 同時に、対象は、続く1分(6ラウンド)の間、行動判定に-2のペナルティ修正を受けます。 |
[12] | 【破魔の輝石〈ランケア=ディレンダ〉】(50) | 消費 | MP12&HP12 | |||||
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対象 | 1体 | 射程/形状 | 1(10m)/射撃 | 時間 | 一瞬 | 抵抗 | 半減 | |
概要 | 威力60ダメージ | 属性 | 呪い | |||||
効果 | この魔法は、術者のデーモンルーラー技能のレベルが7以上でなければ、行使できません。 セラッサルーイの宝石槍を放ち、対象に「威力60+魔力」点の呪い属性の魔法ダメージを与えます。 |