【ヴェルグロイア流護身短剣術】

流派・秘伝の使用方法は従来のソードワールド2.0またはソードワールド2.5の「流派」や「秘伝」の扱いに準じます。
そのため、ソードワールド2.5関連書籍「バトルマスタリー」「魔導の学府ユーシズ」「各種博物誌」のいずれかを所有していない場合、習得できません。

【ヴェルグロイア流護身短剣術】

この流派は、アルフレイム大陸各地を旅する遍歴騎士、ヴェルグロイアが教える戦闘術です。
今からおよそ50年ほど前、厳しい訓練を経て晴れて騎士となった若きヴェルグロイアは、自らの名を立て、ゆくゆくは領地を給う身となるべく、遍歴騎士となりました。
彼は、自らの名を立てるための手段として、各地で人々を悩ませる蛮族や魔神の討伐に奔走します。旅を始めて暫くの間、彼は一対一の戦いにこだわり、強力な個との一騎打ちばかりを繰り返していました。
しかし、自らの腕が上がり名を立てる過程で、そのこだわりを貫くことは難しくなってゆき、そしてついに運命の日が訪れます。
その日、ヴェルグロイアが訪れたとある小村では、蛮族の被害が相次いでいました。
いつもの通り、蛮族の主との一騎打ちによって場を収めようと画策していたヴェルグロイアでしたが、その計画を実行に移す前に、村は蛮族による襲撃を受けてしまいます。
蛮族の軍勢による略奪を目の当たりにしたヴェルグロイアは、覚悟を決め、無謀にも単身で軍勢へと挑みました。
そこでの戦い方について、後に彼は「おおよそ騎士らしからぬ物であった」と語りますが、その日を境に、彼の中で新たな考え方が生まれました。
利き手で武器を握ると同時にもう片方の手に短剣を握り、敵の攻撃に対しては短剣の攻撃で対応することで、その攻撃を受け流す。通常、盾が担う役割を短剣で補うことにより、広く視界を確保するとともに、そのまま短剣を用いた攻撃に転ずることもできるなど、変幻自在の戦闘を可能としたのです。
その戦闘術を編み出してからの彼は、より多くの人々を守るために奔走するようになり、結果として、彼は今なお遍歴騎士という身分のまま旅を続けています。
ヴェルグロイアは時折、自らと目的を同じくする放浪者たちに対して自らの技術を伝授します。
そうして密かに放浪者の間で広まる技術こそが【ヴェルグロイア流護身短剣術】なのです。

【ヴェルグロイア流護身短剣術】への参加　

なし

流派アイテム　

〈シュラウドミスト〉

秘伝データ　

《フラッシュドロー》				必要名誉点	30
タイプ	常時型	前提	なし	装備限定	なし
使用	―	適用	1回の武器攻撃	リスク	なし
概要	攻撃後、空いた手に武器を装備する
効果	攻撃後、即座に短剣を抜くことで相手の攻撃に備えます。主動作による近接攻撃、遠隔攻撃を行ったとき、その直後に空いた手があれば、即座に武器を１つ装備することができます。ただし、この時に装備できる武器は、必要筋力が5以下かつ、用法が1Hの〈ソード〉に限定されます。この効果は手番ごとに一度だけ使用できます。

《パリーイング・ダガー》				必要名誉点	30
タイプ	常時型	前提	《両手利き》	装備限定	必要筋力5以下の1H〈ソード〉
使用	―	適用	―	リスク	なし
概要	装備している〈ソード〉の命中力修正と同じだけ、回避力判定にボーナス修正を得る。
効果	相手の攻撃を短剣で受け流すことで、身の安全を確保します。この秘伝は、必要筋力が5以下かつ、用法が1Hの〈ソード〉を装備しているときのみ有効です。回避力判定を行った直後に宣言することで、その武器の命中力修正と同じ値だけ、あらゆる回避力判定にボーナス修正を得ます。条件を満たす武器を複数装備している場合でも累積はせず、〈盾〉を装備・保持している間はこの秘伝の効果は現れません。また、グラップラー技能を用いた回避力判定ではこの効果を受けることはできません。この秘伝に用いる武器を攻撃に用いていてはならず、そのラウンド中に1度でも命中力判定、ダメージ算出を行った（主動作によるものに限りません）武器は、次の装備者の手番開始時まで、この秘伝の対象となりません。この秘伝の効果は条件を満たす武器ごと、10秒（1ラウンド）に1回使うことができます（条件を満たす武器を複数装備している場合、その数だけ使用できます）。

《デスパレート・ストライク》				必要名誉点	20
《マイティ・ストローク》					30
《クー・ド・グラス》					50
タイプ	《必殺攻撃Ⅰ》変化型	前提	《鎧貫きⅠ》	装備限定	必要筋力5以下の1H〈ソード〉
	《必殺攻撃Ⅱ》変化型		《デスパレート・ストライク》
	《必殺攻撃Ⅲ》変化型		《マイティ・ストローク》
使用	―	適用	1回の武器攻撃	リスク	回避力－2
	―				回避力－1
	フェンサー技能orバトルダンサー技能				―
概要	クリティカル発生時に強力な一撃を放つ。
効果	対象の装甲の隙間を狙い、強力無比な一撃を叩き込みます。この秘伝は、必要筋力が5以下かつ、用法が1Hの〈ソード〉を用いて近接攻撃、遠隔攻撃を行うときのみ宣言できます。宣言を行った近接攻撃が命中し、ダメージ決定においてクリティカルが発生したときには、攻撃対象への防護点が「0」として扱われます。リスクとして、あらゆる回避力判定にペナルティ修正を受けます。この時の修正は、《デスパレート・ストライク》で-2、《マイティ・ストローク》で-1となります。《クー・ド・グラス》ではペナルティ修正が無くなるほか、対象が持つクリティカル無効系やクリティカル値悪化系の能力をすべて無視します。

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