世界観

アルフレイム大陸の北限地帯に広がるコルガナ地方。
その中でも、火山を含む山岳地帯と、海賊が横行する外海北スィーク海により隔離されたコルガナ地方北西部では、北辺に存在する奈落アビスとそこから溢れ出してくる魔神を封じ込めるために大規模な防壁である奈落の壁ウォールオブジアビスが存在する。
それでもなお、魔神による襲撃とその被害は後を絶たず、かなりの頻度で奈落の魔域シャロウアビスが発生するため、アルフレイム大陸でもっとも危険な場所の1つとなっている。
そしてこの地域には、魔神の襲撃に備え強固な城塞に囲まれた8つの都市が存在する。

この地域最大の鉄道ギルドを基盤に、ドーデン地方と最北の要塞都市オクスシルダへの中継点を結ぶ、鉄道都市クルツホルム

海運を総括する港湾ギルドの指揮の元、海賊たちが横行する中で最北端の港町ボスンハムンへの海運拠点を担う港湾都市イーサミエ

巨大な大樹がそびえる森林を中心に多くのエルフやメリアが暮らす、森の都パルアケ

周囲に囲まれた山々から鉱物資源を豊富に産し、それらを用いた鍛冶が盛んな職人町トゥルヒダール

クルツホルムとオクスシルダを結ぶ路線と、コルガナ地方中部を結ぶ路線が合流する中継点に位置する衛星都市リイネス

魔動機文明時代に観光地として発展したものの、〈大破局〉により衰退した小さな温泉街エルヤビビ

かつては軍港として利用されたほど、無数の入り江が要害として存在する港街ボスンハムン

〈奈落の壁〉防衛のために築かれ、常に魔神との激しい戦いが繰り広げられる最北端の要塞都市オクスシルダ

これらの都市で構成されたコルガナ地方北西部は主に、草原と森林が広がっているが、中央付近には魔法文明時代に行われた大規模魔法戦によるマナ干渉で生み出された荒野が存在する。
また、北に行くほど寒冷になり、夏でも雪が消えない場所も存在している。
一方で魔動機文明時代の最盛期には、優れた魔動機技術が発展したことにより魔神の封じ込めに成功していたため、都市と都市をつなぐ鉄道網が発達していた。
現在でもその一部は、鉄道ギルドにより維持された魔動列車が運行している。

PCたちの立場

PCたちは、このコルガナ地方北西部の最北端に位置する要塞都市オクスシルダの冒険者ギルド〈奈落の荒涼〉に所属する壁の守人のひとりです。

〈壁の守人〉ウォールガーディアンについて 
”壁の守人”とはその名の通り〈奈落の壁〉を魔神たちから防衛する者たちの総称であり、彼らの独自のネットワークが冒険者ギルドの発展に結び付いていることでも知られています。
ですが〈大破局〉以後、奈落の魔域が大陸各地に出現することと反比例するように、奈落の壁の周辺ではあまり魔神が出現しないようになったことから、規模も防備も縮小しつつあり、慢性的な人手不足に陥りつつあります。

しかし彼らの多くは、常に最前線で防備を張り続けていることから選りすぐりの実力者が揃っておりその中には11レベル以上の冒険者が混じっていることも珍しくありません。
現在では大陸各地へ拡散していく下位の魔神を討伐するために、警戒用の船による巡回や、各地のギルドと連携を取り合い救援に出向く形で形骸化しつつある組織の体裁を整えています。

〈奈落の荒涼〉ハウリングアビスについて 
コルガナ地方北西部、最北端の要塞都市オクスシルダに居を構える冒険者ギルドのひとつです。
同じくコルガナ地方に存在する冒険者ギルド本部から、巨大な〈奈落の壁〉を防備する緻密なネットワークを構成する目的で設立されたのがこのギルドの始まりです。
ですが、〈大破局〉において彼らとの連携を取り合う通信施設やテレポーター網が破壊、破損されてしまったことで一時は混乱を強める形となり、ギルドの瓦解すら危惧される事態となりましたが、当時のギルドマスターが独自性を強化する形で自分たちの管轄においての治安維持を図りました。
その結果として当時存在していた幾つかのギルドとも合併する形で、〈奈落の壁〉を防衛する最前線に現在でも居を置く巨大ギルドとなり、現在では多くの地方から多くの強者が集うギルドのひとつとしてその立場を確立しています。

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地方一覧 キャンペーン一覧

第0期【追憶の跡地 オクスシルダ】

第1期【水の都 ハーヴェス王国】

第2期【”戦乱の地”ランドール地方 ハルシカ商協国】

第3期【”開拓者たちの町”キエナ】

第4期【”学問の殿堂”国立教育機関サラスヴァナム】

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