最終更新: kusakidoshoten 2018年09月16日(日) 09:43:25履歴
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NEW 古楽夢
今更?今頃?今一度 この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
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◆(27)遅々として 送料続々値上で、これからは実店舗で対面販売の時代だ!
組合の市場で「これは売れるべき本だ!」と確信した本を落札し持ち帰るのだが、ただ積んでおくだけでは当然売れない。写真撮影し、その本の勘所を探し出して解説文を書き、ネットにUPせねばならぬ。これが遅々として進まぬので、本の山に埋もれていくばかりなのである。
安野光雅の絵が好きで、随分買い込んだのだが、半分以上は自家用と化している。今回売ろうと抜き出したのは、俵万智と安野光雅のコラボによる絵本「そこまでの空」。写真を撮り、解説の段で、タイトルが気になり、結局中身を読む事になる。幸い「短歌」と「絵」なのでスイスイ読め、
絵葉書はそこまでの空「明日からはここにいない」という語残して
という歌に辿り 着いて、以下のような解説文が完成した。
★そこまでの空/安野 光雅/俵 万智【著】★
1994年河出書房新社発行/初版カバー付/◆現在絶版-品切れで新刊ではお求め頂けません。/(表紙サイズで約20.5cm×22cm-64p)/安野光雅の絵と俵万智のことばがはるかに響きあい懐かしいハーモニーを奏でる夢の絵本。"『あい』という言葉で始まる五十音だから傷つくつくつくぼうし"・"我が頬の髪を払える余裕見てしまえば寂しいキスと思えり"・"絵葉書はそこまでの空「明日からはここにいない」という語残して" 他/※カバー裏表紙端ごくうっすら焼け=●古書の経年の劣化にご理解ある方のご入札をお待ち致しております/◆送料=クリックポスト(追跡番号付)で164円(※9月から185円)/古書価=1,080円
全冊こんな調子なので「遅々」なんてものではない。読書感想文を書いているようなものだ。プロはもっと肝の掴み方を素早くせねばなるまい。更に、9月にはクリックポストの値上や、長い間お世話になってきた「ゆうメール(昔の書籍小包)」が廃止、という事で、ネットに上げた約3,000点の一々を書き換えないといけない事態になっているのだ。一日50点と決めてとりかかっても、60日かかる。当然新ネタも作らなければならぬ。配送料金の法外な値上げの前には「店舗はありません-ネット販売で細々やってます」なんて寝言も言ってはおられぬ。
[A4判-3cm-1kg]以上の本でもお読み頂きたい本は無数にある!!全集やセット本、大判の本もお売りしたい!!送料が本体を越える時代。これからはお買い上げ頂くお客様にしても実店舗に戻るしか無いはずなのである。「これからは店頭販売だ」という確信はあるのだが、爺、もはや親も子も無く、親戚もみな年金暮らし、賃貸の店舗を借りる際の保証人が皆無なのである。大体本人があと何年生きられるかさえ怪しい。さてしも、どなたか奇特な方で、爺にお貸し頂ける方あれば、是非お願いしたい。但し稼ぎ出せる家賃額は3万円程度であります。「目標!一日1,000円売って月3万円」と言ったら周りから「今時何を高望みしているのだ」と叱られたが、人生の終末に最後の華々しい挑戦をしてみたいと燃えているところである。
「逆走台風」が去り、北寄りの風が雲を吹き飛ばして涼しい。まだ未練を棄てられぬ爺にとっても
「そこまでの空」が頭上に広がっている。
「それぞれに帰える場所持つ肉体をぬけがらとして立つ冬の海」(万智)
この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
嵐去り北風強き平尾台羊群原 に桔梗揺れ咲く
送料程の価値ある本ありしか わが書庫の前 立ち尽くす夕暮れ (白骨)
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◆(28)諸行無常 書籍小包廃 止嗚呼無情
願以此功徳 (願わくばこの功徳を以て)
平等施一切 (平等に一切に施し)
同発菩提心 (同じく菩提心を発して)
往生安楽国 (安楽国に往生せん) (善導大師)
引き続きの愚痴というか、もはや悲鳴である。「日本国内、どんな辺鄙な地方に住む人にも知識・教養・娯楽をあまねく平等に享受できるように」という趣旨で、全国同一料金で安価な『書籍小包』(現ゆうメール)というのが設定されたと記憶している。(1966年)
それが本年9月からは事実上廃止と決まった。
「インターネットの時代に今更、地方との格差だあ?」と善男子善女人をナメたのではなかろうが、読書無くして、国は成り立つまい。国民の生命財産は基より、言葉と文化を守る為の国力-武力である。
と息巻いたものの、今回の値上には打ち拉 がれている。当店の本を売るスタンスというかポリシーは、他の古本屋さんが見過ごす、あるいは分かっていても利益に繋がらないので扱わない、そんな本の中身の面白さ、魅力、肝を見つけ出し提供する所にある。実は懐具合から、これしか出来ないというのが本当のところなのだが、安価な本は送料の占める割合が問題となってくる。最近売れた本を例え にしてみる。
『世界の一流品大図鑑』
1983年版は他の年度とは違って、竹宮恵子、金子國義、塚本邦雄などが「私の一流品考」というテーマで文章を寄せているのだ。で、当店の解説文はこうなる。
【ライフカタログ 世界の一流品大図鑑1983年版/竹宮恵子・金子國義・塚本邦雄他】
1983年講談社発行/[A4判354p大冊]/◆厳選309ブランド・一流商品1642点収録=宝飾アクセサリー・婦人服・腕時計・万年筆・香水・銀製品など/
「私の一流品考」=竹宮恵子.金子國義.塚本邦雄.中原理恵.小池一夫.飯田深雪/
一流ブランド物語/海外旅行通関手続ノウハウ/世界の一流ショップガイド/
◆送料=規格外ゆうメール560円
となるのだが、実はこの本の販売価格は540円。前回の改悪、ゆうメールで1Kg以上は規格外という時点で、すでに送料の方がお高くなってしまっている。更に9月からは規格外の定形外(何とも人を小馬鹿にした区分)で送料700円でお送りせざるを得ない。ゆうパックで、遠方の方なら、1510円である!!
全集にも未収録の文章が掲載されていて面白いが、流通量が多いから古書価は500円程度、というような重たい本・厚い本が沢山ある。その提供が当店の存在理由なのに、送料が毎年のように値上されれば、売値の倍にもなって、通販は到底無理だ。送料との戦いに負けたのである。負けたからといって、項垂 れてはおれぬ。お国の世話など受けず、昂然と顔を挙げ命尽きるまで生き抜かなくてはならぬ。と、気を取り直しては見たものの、これから一体何をどう売ってオマンマを食べればいいのだ。
前回書いたように、実店舗に戻るしか決め手はないのだろうが、老人 で、保証人無しでは賃貸契約は無理という事で絶望的。もはやこの隘路しか残されていないのだろう。「厚さ3cm以下でNET上で珍しいモノの提供」それは案外、得意分野で、自家目録「泥花」の頃からの十八番 だったはずだ。読み捨てられていく広告、パンフ、冊子類の紹介販売が一つの手である。直近の例として「防長 火車日誌'89/10」を挙げたいが、
その山口の「マツノ書店」松村さんが10日逝去されたという。このHP右メニュー欄にもリンクを張らして頂いている、唐津の西海洞さんのブログで知った。最近マツノさんの著書が入荷し、【本の本・古本屋の本】のコーナーを作りUPしたばかりだった。何という巡り合せか...同書に挟まっていた「防長火車日誌」は今で言うブログ。「明治期日本捕鯨誌」の復刻の経緯や「六時閉店」の出版の過程も垣間見られる。これは別に売ろう、と分けて保存していた矢先だ。
随分昔、東京で広島アカデミーさんも同席で、マツノさんと親しくお話をさせて頂いた事がある。惚けて記憶も薄れてきたが、確か全連大市の懇親会だったと記憶する。「出版を手がけてこその本屋」かあ、目指してみたい、と感銘を受けた覚えがある。氏がアカデミーさんに、「儲けてばかりじゃ駄目、残る仕事をしたら」とハッパをかけていたのを覚えている。結局日々の暮らしに追われ続けて、私は、貧しい自家目録を「出版の真似事」のように発行し続ける事しかなかった。
遅ればせながら、松村様の往生の素懐 を遂げられました事に対し、深く哀悼の意を表します。(合掌称名)
【唐津-西海洞書店ブログ】※新聞の訃報記事も掲載されています。ご一読を。本月8/13号です。
「文庫のぶんこ」は光文社文庫に挟まれていた冊子。57号には泡坂妻夫氏訪問記が載っている。私はこれを
1号から揃えて、何セットも売った記憶がある。当店の並べる文庫には、パンフ類が挟まっていなかったのはこんな理由があったのだ。新潮文庫の応募券も三角形に切り取られていたはず。カミさんがYonda君のブレゼントに応募して、文豪腕時計とかをgetしていたのである。セコイ。(現在このサービスは無くなった)
傑作!原田マハ「楽園のカンヴァス」応募券付(笑)/「別府錦水園イラスト絵葉書2枚」袋に案内図有
この二点、ネットに上げられなくなった。
共に厚みオーバー。双方、良い本なのだが...
送料の方が本体価格より高くなってしまうのだ。
前号の巻末に掲載した拙歌
送料程の価値ある本ありしか わが書庫の前 立ち尽くす夕暮れ
は勿論、寺山修司のパロディであります。(笑)
今年は、何十件、貸し店舗の物件を見歩いたろう。すべて徒労であった。保証協会の他に連帯保証人が必要って一体保証協会って何?
追記:巻頭の回向文は善導大師の『観無量寿経疏』の中の偈文。「讃仏偈」などお経の最後に唱える回向文である。人間はやはりどこまでも愚かで浅ましい。「平等施一切」という尊い思いは、やはり仏様にしか有り得ぬのであろう。この際、恨みつらみは言うまい。ただ来世に生まれさせて頂ける事を感謝して生きるだけである。(丁度今日はお盆の15日。僧侶をしていた時は疲労困憊、ダウンの日だった。)
この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
◆画像はクリックして頂くと拡大されます。
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古楽夢 バックナンバー
今更?今頃?今一度 この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
【目次】1頁に2話分載。各タイトルをクリック下さい
NEW 古楽夢
今更?今頃?今一度 この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
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◆(27)遅々として 送料続々値上で、これからは実店舗で対面販売の時代だ!
組合の市場で「これは売れるべき本だ!」と確信した本を落札し持ち帰るのだが、ただ積んでおくだけでは当然売れない。写真撮影し、その本の勘所を探し出して解説文を書き、ネットにUPせねばならぬ。これが遅々として進まぬので、本の山に埋もれていくばかりなのである。
安野光雅の絵が好きで、随分買い込んだのだが、半分以上は自家用と化している。今回売ろうと抜き出したのは、俵万智と安野光雅のコラボによる絵本「そこまでの空」。写真を撮り、解説の段で、タイトルが気になり、結局中身を読む事になる。幸い「短歌」と「絵」なのでスイスイ読め、
絵葉書はそこまでの空「明日からはここにいない」という語残して
という歌に
★そこまでの空/安野 光雅/俵 万智【著】★
1994年河出書房新社発行/初版カバー付/◆現在絶版-品切れで新刊ではお求め頂けません。/(表紙サイズで約20.5cm×22cm-64p)/安野光雅の絵と俵万智のことばがはるかに響きあい懐かしいハーモニーを奏でる夢の絵本。"『あい』という言葉で始まる五十音だから傷つくつくつくぼうし"・"我が頬の髪を払える余裕見てしまえば寂しいキスと思えり"・"絵葉書はそこまでの空「明日からはここにいない」という語残して" 他/※カバー裏表紙端ごくうっすら焼け=●古書の経年の劣化にご理解ある方のご入札をお待ち致しております/◆送料=クリックポスト(追跡番号付)で164円(※9月から185円)/古書価=1,080円
全冊こんな調子なので「遅々」なんてものではない。読書感想文を書いているようなものだ。プロはもっと肝の掴み方を素早くせねばなるまい。更に、9月にはクリックポストの値上や、長い間お世話になってきた「ゆうメール(昔の書籍小包)」が廃止、という事で、ネットに上げた約3,000点の一々を書き換えないといけない事態になっているのだ。一日50点と決めてとりかかっても、60日かかる。当然新ネタも作らなければならぬ。配送料金の法外な値上げの前には「店舗はありません-ネット販売で細々やってます」なんて寝言も言ってはおられぬ。
[A4判-3cm-1kg]以上の本でもお読み頂きたい本は無数にある!!全集やセット本、大判の本もお売りしたい!!送料が本体を越える時代。これからはお買い上げ頂くお客様にしても実店舗に戻るしか無いはずなのである。「これからは店頭販売だ」という確信はあるのだが、爺、もはや親も子も無く、親戚もみな年金暮らし、賃貸の店舗を借りる際の保証人が皆無なのである。大体本人があと何年生きられるかさえ怪しい。さてしも、どなたか奇特な方で、爺にお貸し頂ける方あれば、是非お願いしたい。但し稼ぎ出せる家賃額は3万円程度であります。「目標!一日1,000円売って月3万円」と言ったら周りから「今時何を高望みしているのだ」と叱られたが、人生の終末に最後の華々しい挑戦をしてみたいと燃えているところである。
「逆走台風」が去り、北寄りの風が雲を吹き飛ばして涼しい。まだ未練を棄てられぬ爺にとっても
「そこまでの空」が頭上に広がっている。
「それぞれに帰える場所持つ肉体をぬけがらとして立つ冬の海」(万智)
この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
嵐去り北風強き平尾台
送料程の価値ある本ありしか わが書庫の前 立ち尽くす夕暮れ (白骨)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆(28)諸行無常 書籍小包廃 止嗚呼無情
願以此功徳 (願わくばこの功徳を以て)
平等施一切 (平等に一切に施し)
同発菩提心 (同じく菩提心を発して)
往生安楽国 (安楽国に往生せん) (善導大師)
引き続きの愚痴というか、もはや悲鳴である。「日本国内、どんな辺鄙な地方に住む人にも知識・教養・娯楽をあまねく平等に享受できるように」という趣旨で、全国同一料金で安価な『書籍小包』(現ゆうメール)というのが設定されたと記憶している。(1966年)
それが本年9月からは事実上廃止と決まった。
「インターネットの時代に今更、地方との格差だあ?」と善男子善女人をナメたのではなかろうが、読書無くして、国は成り立つまい。国民の生命財産は基より、言葉と文化を守る為の国力-武力である。
と息巻いたものの、今回の値上には
『世界の一流品大図鑑』
1983年版は他の年度とは違って、竹宮恵子、金子國義、塚本邦雄などが「私の一流品考」というテーマで文章を寄せているのだ。で、当店の解説文はこうなる。
【ライフカタログ 世界の一流品大図鑑1983年版/竹宮恵子・金子國義・塚本邦雄他】
1983年講談社発行/[A4判354p大冊]/◆厳選309ブランド・一流商品1642点収録=宝飾アクセサリー・婦人服・腕時計・万年筆・香水・銀製品など/
「私の一流品考」=竹宮恵子.金子國義.塚本邦雄.中原理恵.小池一夫.飯田深雪/
一流ブランド物語/海外旅行通関手続ノウハウ/世界の一流ショップガイド/
◆送料=規格外ゆうメール560円
となるのだが、実はこの本の販売価格は540円。前回の改悪、ゆうメールで1Kg以上は規格外という時点で、すでに送料の方がお高くなってしまっている。更に9月からは規格外の定形外(何とも人を小馬鹿にした区分)で送料700円でお送りせざるを得ない。ゆうパックで、遠方の方なら、1510円である!!
全集にも未収録の文章が掲載されていて面白いが、流通量が多いから古書価は500円程度、というような重たい本・厚い本が沢山ある。その提供が当店の存在理由なのに、送料が毎年のように値上されれば、売値の倍にもなって、通販は到底無理だ。送料との戦いに負けたのである。負けたからといって、
前回書いたように、実店舗に戻るしか決め手はないのだろうが、
その山口の「マツノ書店」松村さんが10日逝去されたという。このHP右メニュー欄にもリンクを張らして頂いている、唐津の西海洞さんのブログで知った。最近マツノさんの著書が入荷し、【本の本・古本屋の本】のコーナーを作りUPしたばかりだった。何という巡り合せか...同書に挟まっていた「防長火車日誌」は今で言うブログ。「明治期日本捕鯨誌」の復刻の経緯や「六時閉店」の出版の過程も垣間見られる。これは別に売ろう、と分けて保存していた矢先だ。
随分昔、東京で広島アカデミーさんも同席で、マツノさんと親しくお話をさせて頂いた事がある。惚けて記憶も薄れてきたが、確か全連大市の懇親会だったと記憶する。「出版を手がけてこその本屋」かあ、目指してみたい、と感銘を受けた覚えがある。氏がアカデミーさんに、「儲けてばかりじゃ駄目、残る仕事をしたら」とハッパをかけていたのを覚えている。結局日々の暮らしに追われ続けて、私は、貧しい自家目録を「出版の真似事」のように発行し続ける事しかなかった。
遅ればせながら、松村様の
【唐津-西海洞書店ブログ】※新聞の訃報記事も掲載されています。ご一読を。本月8/13号です。
「文庫のぶんこ」は光文社文庫に挟まれていた冊子。57号には泡坂妻夫氏訪問記が載っている。私はこれを
1号から揃えて、何セットも売った記憶がある。当店の並べる文庫には、パンフ類が挟まっていなかったのはこんな理由があったのだ。新潮文庫の応募券も三角形に切り取られていたはず。カミさんがYonda君のブレゼントに応募して、文豪腕時計とかをgetしていたのである。セコイ。(現在このサービスは無くなった)
傑作!原田マハ「楽園のカンヴァス」応募券付(笑)/「別府錦水園イラスト絵葉書2枚」袋に案内図有
この二点、ネットに上げられなくなった。
共に厚みオーバー。双方、良い本なのだが...
送料の方が本体価格より高くなってしまうのだ。
前号の巻末に掲載した拙歌
送料程の価値ある本ありしか わが書庫の前 立ち尽くす夕暮れ
は勿論、寺山修司のパロディであります。(笑)
今年は、何十件、貸し店舗の物件を見歩いたろう。すべて徒労であった。保証協会の他に連帯保証人が必要って一体保証協会って何?
追記:巻頭の回向文は善導大師の『観無量寿経疏』の中の偈文。「讃仏偈」などお経の最後に唱える回向文である。人間はやはりどこまでも愚かで浅ましい。「平等施一切」という尊い思いは、やはり仏様にしか有り得ぬのであろう。この際、恨みつらみは言うまい。ただ来世に生まれさせて頂ける事を感謝して生きるだけである。(丁度今日はお盆の15日。僧侶をしていた時は疲労困憊、ダウンの日だった。)
この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
◆画像はクリックして頂くと拡大されます。
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今更?今頃?今一度 この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
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