■《呪文円舞/種別》(至難)通常
呪文操作系呪文
「射撃呪文浮遊」で宙に持っている射撃呪文を、まるで不可視の"腕"で持っているかのように器用に振り回します。その際、"腕"の
敏捷力の代わりに《呪文円舞》の技能レベルを使うことができます。"腕"を使って持っている射撃呪文を掴んだまま攻撃目標に叩きつけたり、
能動防御の「
受け」に使用する場合、この呪文を同レベルの<
格闘>のように扱ってください(ただし、<
格闘>による「
受け」への+3ボーナスはありませんし、素手攻撃のような威力へのボーナスもありません)。振り回される射撃呪文を用いて白兵戦闘における「
フェイント」に使うこともできます。《氷剣》を刃物のように扱いたければ、<
ナイフ>など対応する技能の代わりにこの呪文の技能レベルを使うことができます(何かにぶつかれば効果を発揮して消えるでしょうが)。術者は<
手品>や<
踊り>やジャグリングやヌンチャクの演舞の演出にこの呪文を活用することもできます。肉体行動と同時に使用・維持したければ「
並列思考」を取得した方がよいでしょう。
この呪文は射撃呪文を射出することには使えませんが、射撃呪文使用直後に(同ターン中でも)使用することができます。先に射撃呪文の発動の判定を行ないます。この呪文の維持中は、術者が新たに発動する射撃呪文に対しても引き続きこの呪文の効果を適用させることができます。この呪文の目標は、「射撃呪文浮遊」によるあなたの見えざる"腕"なのです。
「射撃呪文連射」があれば、この呪文に対する「
武器の達人」を持っているかのように「
連続攻撃」が可能になります(ただし、《
騒霊》などでない限り、射撃呪文の"弾"は当たれば消えるので、連続攻撃したければいくつも"弾"を用意する必要があります)。
また、宙に掴んでいる複数の「射撃呪文の弾」を特定の配列パターン1種類を"一塊"として操れます。この場合、弾は沢山ないとあまり意味がありません。"一塊"は何かしらの
白兵武器を模したような連動した動きを見せます(例えばヌンチャックや
鞭や
クロークです)。
盾として扱う場合、穴だらけで「
止め」には使えないでしょう。"一塊"の内訳すべてが同じ動きをするならば弾がすべて・あるいは順番に自転するような動きをさせることも可能です(自転は物体を押しのける程の力はありません)。術者が修得している
白兵武器と同じ配列ならば、それを振り回す際、"腕"の
敏捷力の代わりに該当する技能で扱うことも可能です。
1種類の道具と扱える配列パターン1種につき1つの種別と扱います(弾1つをパンチのように操るのは種別には含まれません)。なお、"腕"の長さからはみ出るような配列はできません。
●持続:1分 ●消費:4・2 ●準備:一瞬 ●系統:呪文操作系 ●前提:「射撃呪文浮遊」および「
魔法の素質L1」 ●魔化:未定