タグ検索で♀竜×♂竜60件見つかりました。

共同調査

・あらすじ あるところに、人とドラゴンという、一組の奇異な夫婦が居た。 ドラゴンの妻はおおよそ手先が器用には見えないタイプのドラゴンであったが、それに反して様々な魔術に長けていた。 平たく言うと、人間である夫が妻のドラゴンに、同じドラゴンに変身させられて試しにセックスするお話。 「これを付けたらどうなるんだ?」 「ちょっとした魔導具の実験、と言う所だな」 「それ答えになってないぞ……」 ただの洞窟と言うには妙に清潔感があり、それでいて奇妙な道具がそこかしこと散らかった、とある山の片隅。 男は妻から渡…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b6%a6%c6%b1%c4%b... - 2017年03月01日更新

秤上に揺れる哀と愛

開け放たれた城のテラスを駆け抜ける、爽やかな朝の風。 私はもう随分前からの日課となったテラスでの深呼吸を終えると、深い森に囲まれた南の方角へと目を向けた。 今頃はあの方が、父から課せられたある難題に応えるためにあの森へと足を踏み入れている頃に違いない。 無事に帰ってきてくれればそれでよいのだが、どうにも妙な胸騒ぎがするのは気のせいだろうか。 城下町で偶然出会った彼が王女である私に結婚を申し込んだあの日、父は彼の資質を試すためにこう言った。 「南の森に棲むという巨大な黒竜を討ち果たしてくるのだ。そうすれば、…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c7%e9%be%e5%a4%c... - 2008年08月12日更新

捨てたはずの剣

「おお、こいつはまたでかい獲物だな!それにここらじゃ滅多に採れない薬草までこんなに!」 「全部で幾らだい?」 「これなら金貨10枚は払うよ。それで譲ってもらえるならワシとしては安い買い物だ」 目の前に並べられた大きな2頭の猪と化膿止めや痛み止めに効果のある薬草の束。 それらを目にして、町の通りに露店を開いていた老齢の店主が喝采の声を上げる。 「よし、それで売ろう」 その提案に快く交渉成立の声を上げると、俺は彼から金貨の入った麻袋を受け取った。 空を見上げれば茜色に染まった山々の稜線が、町の周囲をグルリと取…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bc%ce%a4%c6%a4%b... - 2010年10月26日更新

天国に巣食う闇

例年に無い猛暑が続いた夏から一転して、朝晩なかなかベッドから抜け出す気になれない快適な気温となった9月。 俺はもう間も無くやって来る大型連休を前に、徐々に量が増えてきた業務を少しでも多くこなそうと朝から休憩もそこそこに会社のPCと長時間格闘していた。 一体誰が名付けたのか5月の連休と比較してシルバーウィークなどという大仰な名前が付けられてはいるものの、つい1ヶ月程前にお盆を迎えた人々は今回、田舎の実家へ帰省するよりも観光地へ繰り出す割合が大きいのだろう。 今年俺と一緒に入社した同僚もまだ少ない給料で随分と…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c5%b7%b9%f1%a4%c... - 2015年11月06日更新

ドラゴンになったカップル

獣化研究をしたいた未婚の20歳のドラゴン好きの女性、メリアは架空の生物に趣味を持つようになった。 架空の生物、それはドラゴンをこの世に誕生させようとしており 獣化研究をしたメリアは誰かがドラゴンになればいいと考えた。 メリアの夢はドラゴンになって動物園で暮らすこと。 かつて会社をクビにされバイトにも雇ってもらえず従姉妹の家に居候していた。 「私は仕事嫌いだから就職したくないの。だから従姉妹達、私はドラゴンの姿で生活したいわ」 メリアが街中で見つけた無職の男性、ロディオを気に入りカメラでロディオを写しロデ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%c9%a5%e9%a5%b... - 2011年01月02日更新

細き指先には抗えず

ズッ・・・グチュ・・・ 「うっ・・・く・・・ふぅ・・・」 「フフフ・・・いいねぇ・・・随分と慣れてきたようじゃないか・・・」 淡い月明かりさえも差し込んで来ない暗い洞窟の奥底で、雌雄の竜が熱い一時に身を委ねていた。 寝床の上に横たわる真っ赤な鱗を纏った巨大な雌竜の上で、それよりも一回り小さな雄の黒竜が結合部より絶え間なく注ぎ込まれてくる無上の快楽に耐えようと忙しなく身を捩っている。 やがて甘過ぎる愛撫の坩堝に耐え切れなくなったのか雄竜が逃れようとして腰を引くと、すかさず屈強な雌竜の尾がそんな薄情な雄を引き…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ba%d9%a4%ad%bb%d... - 2008年11月11日更新

禁忌の報い

活発な人と物資の流れに栄えるノーランド王国。 隣国の領土へと伸びる幾本かの街道を除けば周囲をグルリと深い森に囲まれているこの国の名は、ほんの6、7年程前までは非常に危険な国の代名詞でもあった。 決して、国の治安が悪かったわけではない。 国の兵達は皆健康で団結心が強く、今は隠居している当時の王も民に善政を敷き大いに慕われていた。 だがこの国に向かって延々と深い森の中を突き進む街道やその周辺の森には自由に人間に姿を変えることのできる危険なドラゴン達が数多く巣食っており、それらが道行く人々を襲っていたのだという…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b6%d8%b4%f7%a4%c... - 2008年08月12日更新

過去への忘れ物

ある晴れた日の昼下がり、私はぼんやりと考え事をしながら住み処から程近い森の中を歩いていた。 最近は狩りの仕方もようやく覚え始め、時折見掛ける小動物に反射的に飛び掛かっていっては運良く仕留められた獲物に顔を綻ばせる毎日を送っている。 だが、今日ばかりはそんな平和な日常と少しばかり様子が違っていた。 幾つかの大きな木の向こうにチラチラと見える、隠し切れていない大きな体・・・ 濃紺や黒といった暗い体色から察するに、恐らくは雄の竜に違いない。 そして一体何事かと思って無防備にも更に歩を進めた次の瞬間、不意にその全…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b2%e1%b5%ee%a4%d... - 2010年03月21日更新

喰精竜バルラガル亜種(♀)の生態

『喰精竜バルラガル亜種の生態』  雄大な自然に、昼下がりの穏やかな陽光が降り注ぐ。  未だ人間が踏み入った事の無い密林地帯。  熱帯性の樹木が広範囲に渡って鬱蒼と生い茂り、豊かな水源を内包する。  断崖の瀑布から連なる川は、下流に向かうに連れて幅を広げ、枝分かれし、森を抜けた 先で海に出会った。  生態系を構築する多種多様な生物。この地においてその頂点に位置する生物が今、空を 舞っていた。  鋼龍クシャルダオラ。人間の分類では古龍種とされる、四肢を持つ大型の龍。  全身を覆う黒銀色の外殻及び鱗は、見た…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b6%f4%c0%ba%ce%b... - 2015年06月23日更新

山村の神隠し

Dragon-side [[Human-side>山村の神隠し2]] ズッ・・・ジュブ・・・ 「グ・・・オゥ・・・」 仄暗い山中の洞窟にねっとりと響き渡る、屈強な雄竜の短い喘ぎ声。 私の秘所に呑み込まれた太い肉棒が断続的な脈動を見せる度、彼が射精を堪えるように地面へと組み敷かれた両手を力一杯握り締める。 しかしそんな儚い抵抗を嘲笑うかのように煮え立つ愛液をたっぷり纏った無数の分厚い襞が竜膣に捕らえた雄の象徴を容赦無く扱き上げると、彼がビクンと大きくその身を震わせて絶頂を迎えていた。 「クアッ・・・…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bb%b3%c2%bc%a4%c... - 2013年08月26日更新

山村の神隠し2

[[Dragon-side>山村の神隠し]] Human-side 広大な山の麓に広がる、人口500人程の小さな村。 隣町まで馬車で2時間は掛かる程の辺境にあるしがない小村ではあるだが、農業と狩りと採集で成り立っている割にこの村での生活は意外にも快適なものだった。 村のすぐ傍には山の中腹から大きな川が流れていて水場にも困ることは無く、狩りに出掛ければ大抵は何らかの獣を仕留めることが出来る程度には獲物の数も多い。 山には美しい紫色の番いのドラゴンが棲んでいるのだが、彼らは人間を襲うことがないばかりか…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bb%b3%c2%bc%a4%c... - 2013年08月26日更新

ペット

朝目が覚めると、僕は裸で見知らぬ部屋にいた。 明らかに自分のものとは異なるベッド、テーブル、調度品。 そしてなにより、独特な獣の臭い。 ええと、昨日の夜は何をしていたっけ? 必死に記憶を辿る。確か、友達と飲んで、酔って帰る途中だったのは覚えている。 でもそこから先の記憶がない。 ということは、どこかで倒れて誰かの家で介抱されたのか? でもそんな見知らぬ酔っ払いを普通こんないいベッドに寝せるものなのかな?しかも服も着せずに。 みれば、僕のいた部屋は綺麗に片付けられていて、ホコリ一つ落ちていない。 その上ベッ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%da%a5%c3%a5%c... - 2008年08月12日更新

祝宴の夜に

「おいノイン、もう朝だぞ。早く起きろって」 「ん・・・うーん・・・」 ある晴れた日の朝、僕はそんな兄の声で心地良い夢の世界から現実へと引き戻されていた。 「全く・・・お前ももう9歳なんだから、いい加減独りで起きられるようにならないと駄目だぞ」 そしてゆっくりと目を開けてみると、兄が何処かへ出掛ける準備をしている様子が目に入ってくる。 「兄ちゃん・・・今日は何処か行くの?」 「今日は森の方に獣狩りに行くんだ。今晩、結婚の祝宴があるからな。料理の肉を調達するんだよ」 そう言えば、昨日確かにそんな話を聞いたよ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bd%cb%b1%e3%a4%c... - 2012年09月08日更新

歴史の真相

「ただ今」 「お帰りなさい。今日はどうだったの?」 「別に・・・何時も通りだよ」 家に帰り着くなり浴びせられたそんな母の声に返事になっていない言葉を返すと、俺はそそくさと2階にある自分の部屋に飛び込んで扉に鍵を掛けていた。 実家から地元の大学に通うという進路を選択したのはもちろん日々の生活が楽だと思ったからなのだが、20歳前後にもなると依然として自分を子供扱いする親の存在というものが些か鬱陶しくなってくるものだ。 とは言え歴史学者だった父が4年前に突然行方不明になってからというもの、唯一の家族となった俺の…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ce%f2%bb%cb%a4%c... - 2012年04月27日更新

秘密のほらあな

とある洞窟。 その中では、1つがいのホワイトドラゴンの夫婦が暮らしていた。 妻の名前は「エルシィ」。 鳥のような、純白の翼がとても美しいドラゴンであった。 ある日のこと。 夫のホワイトドラゴンが、大事な用事がある、 と言い残して出かけていってしまったので、 エルシィは1匹、夫の帰りを待っていた。 …しかし、起きている間に夫が帰ってくることはなかった。 次の日の朝。 エルシィが目を覚ますと、夫がそっとエルシィのことを抱きしめながら眠っていた。 心底安心したエルシィ。 「んん……」 「あ、目を覚ましたのね…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c8%eb%cc%a9%a4%c... - 2013年01月10日更新

我が翼を想いて

今ではもう数少ない書物の片隅でしか語られることのなくなった古き時代・・・ 大陸の方々に散らばる小さな国々が、領土を広げるために幾度となく制圧と統合を繰り返した時期があった。 とは言っても、国同士が血で血を洗うような戦争を繰り広げていたというわけではない。 ある程度の纏まりを見せ始めた幾つかの国が我先にと競うように行っていたのは、国境に面した未開の地に生きる無数の蛮族達の平定である。 そしてそんな彼らの軍事力として最も貢献していたのは、日々の訓練に明け暮れている屈強な兵士などではなく、当時の人間達にとって最…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b2%e6%a4%ac%cd%e... - 2008年08月12日更新

黒竜の罠

穏やかな波に揺れる船首の先には、大西洋上にひっそりと浮かぶ小さな島がその姿を現していた。 島の中央には、船乗りの間でダイヤモンドピークという名で呼ばれる深い樹海を従えた山があった。 その樹海の中には至るところに古代の遺跡のようなものが点在し、稀少な鉱石や文化的に価値のあるものが頻繁に出土するという。いわば宝島だ。 普通ならどこかの国が領有権でも主張しだして徹底的な探査のひとつも入りそうなところだが、噂を聞いた人達が次々と島へ押し寄せ、当初無人島だったこの島も今では海岸沿いに多くの民家が立ち並ぶまでになって…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b9%f5%ce%b5%a4%c... - 2008年08月12日更新

居場所

「父さんの馬鹿ぁ…ッ!!」 甲高い、半ば泣き叫ぶような罵声を残し、 家を飛び出していく女性。 薄暗い、歩き慣れた路を、涙を流しながら奔っていく。 彼女は、沢本 翔子。数日前まではごくありふれた女子大生であった。 …のだが、大学に馴染めず、クラスメイトからいじめに近い仕打ちを受け、 将来のことも決められず、苦渋の決断で「退学」という選択をしたのであった。 しかし、更なる仕打ちが彼女を待っていた。 父親の存在である。 普段から酒癖が大変悪く、昼間から酒を飲んでは家族に当たり散らしていた。 そんな折、翔子が大…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b5%ef%be%ec%bd%e... - 2012年04月08日更新

破滅の響き

「ここだ!ようやく見つけたぞ!」 「人に仇為すドラゴンめ!覚悟しろ!」 母とともに静かな昼寝に耽っていた私は、不意に耳に飛び込んできた数人の人間の慌しい足音と激しい怒りに満ちた声に驚いて寝床から飛び起きていた。 私と同じく大きな寝床で眠っていた母も、突然住み処の洞窟に押し掛けてきた人間達を睨み付けている。 「何だ・・・お前達は・・・?」 だがそんな母の誰何の声に返ってきたのは、火薬の爆ぜる無数の甲高い破裂音だった。 パパン!パパパパーン! 突如として洞内に反響したその耳を劈く恐ろしい音に、思わず両腕で頭を…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c7%cb%cc%c7%a4%c... - 2012年02月29日更新

破幻の竜玉

「う・・・ぐ・・・ぐああああっ・・・!よ、よせ・・・やめてくれぇ・・・ひいいっ・・・」 「クフフ・・・お前をどう料理するのか全てはあたしの思うがまま・・・たっぷりと泣き叫びな・・・」 宵闇に染まった深い森の奥から、木々の間を吹き抜けるそよ風に乗ってそんな雌雄の声が聞こえてくる。 どうやら、"奴"は今憐れな獲物を甚振っている真っ最中らしかった。 正直夜の闇に乗じて不意打ちを仕掛けるだけでは"奴"を倒せるのか不安だったのだが、お楽しみ中ということであれば勝算は遥かに大きくなるというものだ。 俺は心中でそう独り…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c7%cb%b8%b8%a4%c... - 2011年08月21日更新

どなたでも編集できます