さて、そういうわけで、“全社的に用いるソーシャル メディア マーケティングのフレームワークを作る” というミッションに向け、実際に行動を開始するコトとなったのだが、まずは、前回のエントリーにも記したとおり、
という 2 点に注力し、進めていくこととした。
幸いにして、今回は (3 年前とは異なり) 全社的にソーシャル メディア マーケティングに対して、どう取り組んでいくか…、というのが、ある意味共通課題に等しいような状況になっていたため、比較的地位の高い人間のコミットは取りやすかったともいえる。とはいえ、“ソーシャル メディア マーケティングを推進する” というコミットは取れているとはいえ、その具体的な思想や理念まで含まれてコミットされているか、というと、決してそうではないわけで。
自身が、このとき考えていたソーシャル メディア マーケティング戦略は、いわゆる短期的な “口コミマーケティング” と、顧客と中長期的な関係性を築く、いわば “リレーションシップ マーケティング” 的な側面の両者を、しっかりと切り離して考えていくコトを大前提としている。そして、切り離した上で、それぞれ適した方法論をしっかりと策定していくというコトがテーマとなっている。そして、もちろん、自身の考えている “ソーシャル メディア マーケティング” というのは、この両者を包含したモノだったりする。
しかし、“ソーシャル メディア マーケティング” という言葉は、いわゆる口コミマーケティングと同義として語られる傾向にあることが多いような気がしており、それが懸念でもあった。実際に、“ソーシャル メディア マーケティングの実践例” となると、
こんな感じに終始されていたわけで。
*もしかしたら、これは “ブロガー” を “twitter-er” に置き換え、“ブログ” を “Twitter アカウント” に置き換えた形にしても、通じるかもしれない。
そして、何より懸念していたのが、“ソーシャル メディア マーケティング = 口コミマーケティング” という図式が刷り込まれた結果、
“ソーシャル メディア マーケティングをやっていけば、低コストで認知度が高まって、売り上げも上がるんだよね?”
といったような解釈をされてしまうというコト。
こういった誤解のもとに、地位の高い人間に “ソーシャル メディア マーケティング推進” をコミットされると、計画そのものが破たんすることは容易に想像がついた。
実際に米国本社や他国の多くの部門では、ソーシャル メディア マーケティングを、 “高い ROI で認知度を高めるための手段” として考えている傾向が非常に強かったわけで…。
どうしようかと悩んでいた時、 その “地位の高い人間そのもの” である上役から、
“ソーシャル メディア マーケティングを推進するためには、まず最初に自分自身が、ソーシャル メディアについて深く知る必要がある。なので、しっかりと教えてほしい”
と頼まれた (今振り返ると、自分は、本当に運や人に恵まれていたのかもしれない) 。
そこで、1 回 1 時間の内容で、全 3 回のレクチャーを実施する時間を設定してもらうコトにした。そのレクチャーでは、ソーシャル メディアとは何か、という非常に概念的なところから、ブログ、SNS、Twitter 等、各ソーシャル メディアについての解説を行ったが、何よりも重要な要素として “日本とアメリカのソーシャル メディア文化の違い” を重点的に説明した。
そのレクチャーは、非常に評価され、自身が描いている “ソーシャル メディア マーケティングの方法論” についても理解していただくコトとなった。
ということで、まずは (まだまだ少ないとは思いつつも) 地位の高い人間のコミットを何とか得たわけで。ただ、それだけでは足りないのもわかっていた。本当に大事なのは体制作り。それは、社内、社外両方考えなくてはならないことだった…。
- 地位の高い人間のコミットを得る
- テクノロジーとパートナーの選択を慎重に行う
という 2 点に注力し、進めていくこととした。
幸いにして、今回は (3 年前とは異なり) 全社的にソーシャル メディア マーケティングに対して、どう取り組んでいくか…、というのが、ある意味共通課題に等しいような状況になっていたため、比較的地位の高い人間のコミットは取りやすかったともいえる。とはいえ、“ソーシャル メディア マーケティングを推進する” というコミットは取れているとはいえ、その具体的な思想や理念まで含まれてコミットされているか、というと、決してそうではないわけで。
自身が、このとき考えていたソーシャル メディア マーケティング戦略は、いわゆる短期的な “口コミマーケティング” と、顧客と中長期的な関係性を築く、いわば “リレーションシップ マーケティング” 的な側面の両者を、しっかりと切り離して考えていくコトを大前提としている。そして、切り離した上で、それぞれ適した方法論をしっかりと策定していくというコトがテーマとなっている。そして、もちろん、自身の考えている “ソーシャル メディア マーケティング” というのは、この両者を包含したモノだったりする。
しかし、“ソーシャル メディア マーケティング” という言葉は、いわゆる口コミマーケティングと同義として語られる傾向にあることが多いような気がしており、それが懸念でもあった。実際に、“ソーシャル メディア マーケティングの実践例” となると、
- ブロガーによる口コミで、自分の売る製品やサービスの知名度を高め (ようとす) る
- 自分たちでブログを立ち上げ、発信したい情報を、とことん発信する
こんな感じに終始されていたわけで。
*もしかしたら、これは “ブロガー” を “twitter-er” に置き換え、“ブログ” を “Twitter アカウント” に置き換えた形にしても、通じるかもしれない。
そして、何より懸念していたのが、“ソーシャル メディア マーケティング = 口コミマーケティング” という図式が刷り込まれた結果、
“ソーシャル メディア マーケティングをやっていけば、低コストで認知度が高まって、売り上げも上がるんだよね?”
といったような解釈をされてしまうというコト。
こういった誤解のもとに、地位の高い人間に “ソーシャル メディア マーケティング推進” をコミットされると、計画そのものが破たんすることは容易に想像がついた。
実際に米国本社や他国の多くの部門では、ソーシャル メディア マーケティングを、 “高い ROI で認知度を高めるための手段” として考えている傾向が非常に強かったわけで…。
どうしようかと悩んでいた時、 その “地位の高い人間そのもの” である上役から、
“ソーシャル メディア マーケティングを推進するためには、まず最初に自分自身が、ソーシャル メディアについて深く知る必要がある。なので、しっかりと教えてほしい”
と頼まれた (今振り返ると、自分は、本当に運や人に恵まれていたのかもしれない) 。
そこで、1 回 1 時間の内容で、全 3 回のレクチャーを実施する時間を設定してもらうコトにした。そのレクチャーでは、ソーシャル メディアとは何か、という非常に概念的なところから、ブログ、SNS、Twitter 等、各ソーシャル メディアについての解説を行ったが、何よりも重要な要素として “日本とアメリカのソーシャル メディア文化の違い” を重点的に説明した。
そのレクチャーは、非常に評価され、自身が描いている “ソーシャル メディア マーケティングの方法論” についても理解していただくコトとなった。
ということで、まずは (まだまだ少ないとは思いつつも) 地位の高い人間のコミットを何とか得たわけで。ただ、それだけでは足りないのもわかっていた。本当に大事なのは体制作り。それは、社内、社外両方考えなくてはならないことだった…。
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