ロシアの宇宙主義者たちノート
- ピョートル大帝と高等魔術
- エソテリックな文献による高等魔法の研究はそれまでは断片的かつ散発的
- 学問的魔法研究は18世紀以降、フリーメイソンの影響を受けた
- ピョートル大帝がフリーメイソンの会員だという証拠はないが。錬金術に関心があったのは確か
- ピョートル大帝はロンドンで化学者で医師Moses Stringer (1695-1713)の錬金術実験に立ち会った
- ピョートル大帝の錬金術研究に関わっていたのは:
- 軍事・外交・行政キャリアのJacob Bruce (1669-1735)
- 聖職者Feofan Prokopovich (1681-1736)
- 医師Robert Erskine (1677-1718)
- Jacob Bruce (1669-1735)
- ロシア生まれで、ロシアの軍事、外交、行政の偉大なキャリアを持つ
- スコットランドのジャコバイト運動の前、中、後にロシアに移住したひとり
- 魔術でも著名で、「花から物言わぬ家政婦を作り出す」「注ぎかけると死んだ犬を生き返らせる調合物」「注ぎかける老人に若さを取り戻す調合物」など伝説がある
- 個人的文献コレクションは錬金術、エルメス主義、オカルトをカバーし驚くべきもの
- 薔薇十字の重要な著作も収集。これは薔薇十字が18世紀後半にロシアに持ち込まれたという主張を否定する証拠でもある
- ロシア生まれで、ロシアの軍事、外交、行政の偉大なキャリアを持つ
- Feofan Prokopovich (1681-1736)
- ピョートル大帝の専制主義を強力に支持し、科学的な教育と精神的な教育を提唱し、教会改革の先頭に立った
- Prokopovichの個人的文献コレクションは神学文献中心に数千冊あったが、錬金術やオカルトもあった
- 自然の知識はキリストの法則に反するものではないと主張し、錬金術と科学実験全般に対する自身の立場を擁護
- Robert Erskine (1677-1718)
- ロシアで最初の科学的植物園を設立し、後にピョートル大帝のクンストカメラ(自然の奇妙なコレクション)の所長兼主任司書に任命された
- 個人的文献コレクションには、287点の錬金術文献
- 薔薇十字文献も多くあった
- 「ジャコバイト・ネットワーク」の一員
- 新たなロシアのビジョンに影響を与えた
- フリーメイソンの理念に基づいて改革を指導
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