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kannrininn 2021年12月27日(月) 18:03:11履歴
航空機は「在満部隊の飛行機定数は第一線機二一三、戦隊予備(保用)機七一、補給予備機七一合計三五五機であったが、保用機及予備機は殆ど充足されて居らず又第一線機は修理、定期手入の為野戦航空廠に送られ現実に活動して居たのは概ね定数の三分の二程度であった。」*4
ノモンハン事件当時の在満飛行戦隊及其の担任野戦航空廠並に飛行機定数*5 (戦=戦闘機、偵=偵察機、重=重爆撃機、軽=軽爆撃機) | |||||||||||
飛行戦隊 | 補給担任野戦航空廠 | ||||||||||
所在地 | 機種 | 定数 | 名称 | 所在地 | 補給予備機 | ||||||
第一線 | 予備 | 計 | 戦 | 偵 | 重 | 軽 | 計 | ||||
孫家 | 戦 | 27 | 9 | 36 | 第十二 | 平房 (ハルピン近傍) | 18 | 6 | 4 | 28 | |
ハルピン | 戦 | 27 | 9 | 36 | |||||||
新京 | 偵 | 18 | 6 | 24 | |||||||
公主嶺 | 重 | 12 | 4 | 16 | |||||||
チチハル | 軽 | 18 | 6 | 24 | 第九 | 楡樹屯 (チチハル近傍) | 9 | 6 | 15 | ||
白城子 | 軽 | 27 | 9 | 36 | |||||||
牡丹江 | 戦 | 27 | 9 | 36 | 第八 | 蘭崗 | 18 | 4 | 6 | 28 | |
軽 | 18 | 6 | 24 | ||||||||
杏樹 | 戦 | 27 | 9 | 36 | |||||||
佳木斯 重 | 12 | 4 | 16 |
なおノモンハン事件当時の満州国軍については、以下の記述がある。
満軍の状況を観察するにその総兵力は八〇、一八九名にして平時は皇帝に直属するも実質的には満軍最高顧問を通じて関東軍司令官の掌握下にあり但しその戦力訓練不十分にして大部は討匪作戦に充当し国内治安を辛うじて維持し得る程度に過ぎず靖安師(歩兵師団)と興安師(騎兵師団)のみ僅に次等正面の対外作戦に補助的に使用し得る程度にあり。*6