• 1939年8月29日付第2師団参謀部「情報に基く参考 第一号」には「最近の戦闘に依る教訓」として「敵はディ□ゼルエンヂン」を有する新大型Tk(※戦車のこと)を使用しあるものの如く新来のTkは「火炎瓶」を以て破壊し得ざるものあり肉迫攻撃困難なり」とある。*1
  • また9月2日付「情報に基く参考 第二号」には「新しく現出せるデーゼルエンヂン新型戦車に対しては従来使用しありしガソリン瓶の効果薄きも旧式戦車、装甲自動車に対しては依然効果あり」とある。*2
  • 1939年8月31日付の第6軍戦闘教令第1号には「敵戦車が緒戦の失敗に懲りて火炎瓶の功果を減殺する手段(要部に金網を張り在るが如き)を講じあるを以て…」とある。*3
  • また1939年9月6日付の第6軍戦闘教令第2号には「火炎瓶は行動中のガソリン戦車に対しては其の儘投擲して有効なり重油戦車又は金網を以て防護の装置を為しある戦車並に静止しある戦車等には火炎瓶に点火したる後投擲せざれば効果なきに注意すべし」*4とある。重油戦車とはディーゼルエンジンのことである。

関東軍の奇妙な結論「戦車部隊は規定計画で十分。対戦車砲と肉迫攻撃に絶対的自信」

1939年7月22日付で関東軍参謀長磯谷廉介から陸軍次官山脇正隆に提出された「ノモンハン事件より得たる地上部隊編成装備に関する意見提出の件通牒」では「関東軍に於ける戦車部隊は軍事充実規定計画以上に増加することは不必要なり…冷静に観察するに我が対戦車砲及肉迫攻撃に絶対的自信を有するに至りし」と述べている。*5
対戦車砲と肉迫攻撃(火炎瓶・地雷などを手に持ち敵戦車に突入する)があれば十分だと言うのである。

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