旧SFCシレンwikiのキャッシュ情報を元に再構築したwikiです。

このページでは、不思議のダンジョンシリーズにおいて共通の基本事項ともいえる、冒険に役立つ色々な知識やテクニックを紹介しています。

基本知識

1人用の俯瞰視点2DダンジョンRPGで、アイテムを集めたり敵を倒しながらどんどん深くまで潜って行くというゲームです。
フロアごとに出現する敵の種類は決まっており、当然下層に行くほど強力な敵が現れ難易度が上がって行きます。
経験と頭の回転でピンチを脱して、最深階を目指しましょう。
様々なアイテムを使って敵を倒したり敵から逃げたりする所は、RPGというよりもむしろ頭を使うパズル的な要素を持っています。

毎回異なる展開

プレイするたびに新しいダンジョンが生成されるというのが、このゲームの大きな特徴です。
常に同じダンジョンが用意されている他のRPGとは違って、不思議のダンジョンではマップの構造、アイテムモンスター・階段の位置はダンジョンに入るたびに全てランダムに変化します。全く同じということはあり得ません。
したがって、攻略法は単純に一つの方法には収まりません。同じダンジョンであっても毎回異なる状況に遭遇し、それに合わせて行動を選択する必要があります。
入るたびに変化するマップの形、そしてアイテムモンスターにドキドキの冒険を楽しむことができます。何度繰り返しても新鮮な気持ちで遊ぶことができるため、「1000回遊べるRPG」の異名を持ちます。
このゲームはランダム要素で構成されている部分が多いので、ゲームオーバーのなり方も多種多様です。かなりゲームに慣れたつもりでも、思いも寄らない展開でゲームオーバーになったりします。しかし、何回もゲームオーバーになったということは、それだけ多くの展開を楽しめたということ。このゲームはむしろクリアできない方が面白いのです。
その証拠に、このゲームをプレイしたプレイヤーの多くは不幸自慢をします。クリアしたことよりも面白い死に方をしたことが自慢になるというのは、プレイすること自体が面白いゲームであるということを良く表しています。

やり直しは効かない

本作はオートセーブに対応しています。何か行動を取る度にセーブされ、リセットしたり電源が落ちたりした場合もその行動後から再開されます。
セーブをしておけば同じところから何度でも再開できるゲームと違い、このゲームではやり直しがききません。
つまり、ピンチになったからといってリセットしても無駄。ずるい行為は出来ないという事です。
やり直しがきかない冒険はそれゆえの難しさがありますが、1回きりの緊張感や面白さが味わえます。

プレイヤーが成長するゲーム

よくあるRPGと最も異なる点は、一回ごとにゼロの状態からスタートすること。
いったんHPが0になってゲームオーバーになると、次回は主人公のレベルは1に戻り、所持アイテムギタン(お金)も全て失い、最初の町からの再スタート。
普通のRPGならやられてもレベルは上がっているのでその後の冒険は楽になりますが、このゲームでは毎回、最初からゲームを始めるのと同じ状態に戻ってしまいます。
しかし、ゲーム上の主人公の能力はゼロになりますが、プレイヤーはゲームオーバーになった回のプレイで学んだことがあるはず。プレイヤーが経験を積めば積むほど様々な選択がうまくなり、深く潜ることができるようになります。
このゲームはアクション性はありませんので、経験を積んで最善手を選択できるようになれば、誰でも必ずクリアできるようになります。ゲーム上の主人公ではなく、「プレイヤー(あなた自身)のレベルを上げる」ゲームなのです。
手ごわいモンスターや危険なワナなど、シレンの前に立ちふさがるさまざまな障害をプレイヤーの知恵と経験で乗り越えましょう。

ターン制

不思議のダンジョンでは、いわゆる「ターン制」という秩序が全てを支配しています。
本作は一見すると自分と敵が同時に動いているアクションRPGのようですが、完全なるターン制RPGです。
プレイヤーキャラクター(シレン)を先手として、シレンが1歩動いたり攻撃をするなど1回行動すると、他のキャラクターも一斉に1回行動を取るシステムになっています。「プレイヤーフェーズ→敵フェーズ」でローテーションします。
なお、ターンを消費する行動は、移動・通常攻撃・特技・アイテムの使用。「その場での方向転換」「道具の確認」ではターンを消費しません。
そして、不思議のダンジョンで大切なのは「ターンを無駄にしないこと」です。 無駄な行動によるターンの浪費は命取りの遠因となります。
ダンジョンで行動を起こす全ての事象について共通する事なので、何をするにも常に念頭に置いておきましょう。

戦闘

モンスターへの攻撃は、直接攻撃が基本。武器を装備していれば与えるダメージが増えます。
一方で遠距離攻撃も色々とあります。飛び道具である矢、杖の魔法、さらには草でも何でも投げつけることができます。ただどれもアイテムを消費するので、むやみに使う訳にもいきません。遠距離攻撃は難敵向けです。
また、シレンが戦闘で受けたダメージはターン経過で少しづつ自然回復します。

マップ

マップは移動すると自動でその場所が表示され、現在地や敵の位置などを確認できます。マップはつねに画面中央に表示されています。
マップを非表示にするときは、基本ウインドウの「マップ」を選びましょう。選ぶたびに表示/非表示を切り替えることができます。

素振り

敵の居ない場所に向かって攻撃することを素振りといいます。
これを使うと目の前のマスの罠を調べることができますし、 意図的にターンを進められますので敵との距離調節もできます。
不思議のダンジョンでは、普通に敵に近付いて普通に殴りあう感覚でプレイするとすぐやられてしまうバランスになっています。そこで生死を分けるのがアイテムです。
装備して効果を発揮する「武器」「盾」「腕輪」の他、「飲む」「読む」等の行動をとると効果を発揮するものなどいろいろな種類があります。これらを集め使い道をいろいろ考えるのも、本作の面白さの一つ。
様々なアイテムを利用しながらクリアを目指すのですが、そのアイテムはダンジョン内で拾う事になります。アイテムは宝箱等に入っているのではなく、そのまま落ちています。
ダンジョン内のいたる部屋にはアイテムが落ちていますが、どこになにが落ちているかはランダムです。
所持できるアイテムは基本的に最大20個なので、どのアイテムを拾い、どのアイテムを捨てるかといった取捨選択が重要な戦略になります。
また、アイテムのなかには名前や効果、呪いの有無などがわからない未識別名で入手するものがあり、これらは識別するか実際に使わないと正体不明のままです。
アイテム投射の射程距離は10マスで、10マス分飛ぶ・壁に当たる・敵に到達したが外れた場合、アイテムは落下地点を中心とした25マス(縦横斜め半径2マス)内に落ちます。
ただし、落下地点と周囲2マスが壁・アイテム・罠・水脈で埋めつくされて落ちる余地がなかったアイテムは、「使い物にならなくなった」と表示され消滅してしまいます。また、「遠投の腕輪」で遠投したアイテム銀の矢は敵や壁などの障害物を無視し無限に飛んでいき、地面に落ちず消滅します。
アイテムが詰まった壺を壁に投げたり、セルアーマー系の特技を食らって装備品を落としてしまった際、アイテムが消えてしまう悲しい事故は起こさないように気を付けましょう。
また、あらゆるアイテムは通路の角を通り越して飛んでいきます。
これを活用すれば、こちらのアイテムを当てられる状況が増えます。
いらないアイテムでも捨てずに持っておく事で、店で売って資金にしたり、妖怪にぎり変化系や物荒らしに大事なアイテムがやられる確率を抑えることができます。
武器・盾
装備すると攻撃力や防御力が上昇し、モンスターとの戦闘で有利になります。
特殊効果を持つ物も多く、「ドラゴン系に2倍ダメージ」「腹が減りにくい」「錆びない」「炎のダメージを半減させる」などの効果を持つ武具があります。
拾った時点で基本の強さより1-3ポイント高いことがあります。呪われている武具は必ず修正値が-1。これらのポイントは「こん棒+3」「青銅甲の盾-1」といった形で表されます。
天の恵みの巻物」や「地の恵みの巻物」を使用すると、装備中の武具の強さを1ポイント強化できます(呪われている場合は同時に呪いが解ける)。
「錆びる」というシステムもあり、罠の一つ「錆罠」を踏んだりモンスターミドロ系の特技を受けると、その度に装備している武具が錆びて強さが1ポイント減少してしまいます。強さは0未満にはなりません。「メッキの巻物」を使うと、メッキされ錆びなくなります。また、元々錆びない材質の盾もあります。装備していない武具は、錆罠ミドロ系の特技を受けても錆びません。
拾った時点でどの種類の物かは判明していますが、呪いの有無や修正値が未識別になっています。装備したり鍛冶屋で鍛えれば修正値と呪いが分かります。
また、投げてモンスターにダメージを与えることもでき、その攻撃力・防御力の数値に応じたダメージを与えられます。矢の節約に繋がることもあるので、覚えておいて損はありません。
盾を投げつけた場合は、防御力を無視してダメージを与えられます。ぼうれい武者洞窟マムルを一撃で仕留めるのにどうぞ。
武器・盾の修正値の確率
腕輪
武器・盾と同じく、装備すると特殊効果を発揮します。装備している時だけ特殊効果を発揮し、外すと効果は発揮されません。今作では複数の腕輪を所持していても、同時に1つの腕輪しか装備できません。
効果例としては、「モンスターアイテムの位置が分かる」「水脈の上を歩ける」「HPが早く回復するが満腹度が早く減る」などがあります。
腕輪も未識別状態で落ちていて、武器や盾と異なり装備するだけでは識別されません。識別アイテムを使うか、装備中の状態から効果を推測する必要があります。
射るごとに1本ずつ消費していく消耗品です。一直線上に矢が飛んでいき、遠距離攻撃ができます。
装備している矢はLボタンを押すことで射ることができますが、コマンドを開き1本ずつ射ることも可能です。
「木」「鉄」「銀」の3種類の矢があり、それぞれ99本までまとめて所持可能です(同じ種類の矢は拾った時点で一つにまとめられ、100本目以上は消滅する)。
食糧
シレンの腹を満たす大切な食糧です。
食べると満腹度が回復します。満腹度が50%回復する「おにぎり」、100%回復する「大きいおにぎり」、30%回復するが悪い効果が起こる「くさったおにぎり」などが存在します。
最も重要なアイテムともいえます。ダンジョンでは腹が減っては戦はできません。
杖は、主に振ることによって様々な効果を発揮するアイテムです。
振ると一直線上に魔法弾が飛び、モンスターに当たると杖に応じた効果を発揮します。魔法弾は必中で、射程距離は壁やキャラに当たらない限り無限。
効果は「金縛り状態にする」「シレンと位置を入れ替える」「吹き飛ばす」など様々です。
杖には使用可能な「回数」が設定されており、1回振るごとに回数が減少して、0になると振っても魔法が飛ばなくなります。回数0の杖を振ると、空振りになり無駄に1ターン消費してしまいます。
杖の入手時の使用回数の初期値はランダムで5〜7(例外で封印の杖は8のものもある)。合成強化の壺で回数を増やすことが可能。
未識別の杖を識別アイテム識別すると名前と残り回数が分かりますが、
新たに入手した同じ杖は名前だけ識別されて回数が分からない状態です。同じ杖を複数持っていた場合も同様。
そのため、残り回数を正確に知るには1つ1つ識別する必要があります。
杖本体を投げつければ杖は消滅しますが、振った時と同じ効果を発揮します。回数0になった杖は振れなくなりますが、投げることで最後の使用が可能です。もちろん、他の投擲物と同様に遠投の腕輪とのコンボも可能。
魔法弾は必中なので、外れる可能性がある通常攻撃やアイテム投げに頼れない時は杖を振りましょう。ただし、投げて使った場合は他の投擲物同様外れることがあるので注意。
杖は5回までなら確実に振って魔法弾が出ますが、5回以上振った未識別の杖を振る際は空振りの可能性を考慮する必要があります。
最近のシリーズのように杖を振った回数は表示されません。気になる人は、有力な杖については振った回数を未識別名にでもメモしておくと良いでしょう。
(例 杖:ブフーの杖)
識別して名称を明らかにしてしまった時や、同じ杖が2つ以上ある場合はメモが出来ないので、他の工夫が必要です。
草・種
シレンが飲むとシレン自身に対して、モンスターに投げるとそのモンスターに対して効果を発揮します。
HP回復・ちからを回復するなどの回復治療的な物や、無敵状態混乱状態キグニ族状態などの状態変化をきたす物など、効果は様々です。
例外として、「復活の草」は持っているだけで効果を発揮します。
また、全ての草・種は飲むと満腹度が5%回復します。
たかが5%と思うかもしれませんが、草を10個飲めばおにぎり1個分にもなります。
アイテムがランダム配置の本作では、冒険全体を通じておにぎりが安定供給されるなどという保障はなく、草も馬鹿にできない存在になります。
マイナス効果でない限り、草は捨てるくらいなら飲んでおきましょう。
おにぎりが無くて飢餓状態になってしまっても諦めず、草で食いつないでおにぎりを探しましょう。
ちなみに、本作では草は飲まないと満腹度が回復しません。
おばけ大根壺荒らしにぶつけられた時は回復しません。
巻物
読むと特定の魔法効果を発揮し、使用後消滅する消耗品です。
広範囲に有利な効果を及ぼしたり、所持アイテムに作用する効果を持つものが多め。
ただしシレンにとって不利な効果を発揮する巻物もあり、「フェイの最終問題」ではその傾向が強くなっています。
巻物は大きく一般系と指定系に分かれます。読んだ時、何に対して使うか聞かれるのが指定系。そうでないのが一般系。
指定系の巻物は識別の巻物壺増大の巻物吸い出しの巻物の3種類です。
例外として「ジェノサイドの巻物」は投げて使用、「聖域の巻物」は床に置いて使用します。
なお、SFCシレンには巻物が濡れて「ぬれた巻物」になるという概念はありません。
中に壺以外のアイテムを「入れる」ことで、様々な効果が得られます。1つの壺に容量(数字)の分だけ複数のアイテムを入れる事ができます。
入れる一方で、「保存の壺」以外は任意で取り出すことができません。
中のアイテムを取り出す方法は、「壺を投げて壁や敵にぶつけるか10マス進めて割る(割れない壺は例外的に割れずに中身ごと消える)」「吸い出しの巻物という道具を使って取り出す」などがあります。
割ってしまうと壺自体は失われます。転び石により割れてしまったりもします。
また、「入れる」ことができない代わりに回数分「押す」ことが可能な壺もあります。押すことで様々な効果が得られます。
押す壺は背中の壺トドの壺魔物のるつぼの3種類です。
例外として、「やりすごしの壺」はシレンが入って使用します。
壺の入手時の容量の初期値はランダムで3〜6の間と差があります。壺増大の巻物で容量を増やすことが可能。
ダンジョン内部でのシレンの最大の敵、それはやはり多種多様なモンスターたち。
ダンジョンには様々なモンスターシレンに攻撃を仕掛けてきて、様々な攻撃でシレンを苦しめます。
モンスター同士で勝手に戦ってレベルアップしたり、風来人?顔負けに武器を操って攻撃をしかけて来たりするから手に負えません。
中には眠っていたり、気まぐれなヤツもいたりしますが。
モンスターは単純な打撃のみのものもいますが、一方で巧みな特殊な攻撃をするものが多くいます。
持ち物を盗まれたり、ちからを下げられたり、せっかく鍛えた装備を弱体化させられたり、レベルを下げられたりと、特殊攻撃には嫌味なのが多め。
数々のアイテムを使い、工夫しながら倒していきましょう。

ダンジョンの地面にあるのは、アイテムばかりではありません。
ダンジョンの地面には、様々な罠が配置されています。隠された状態で存在し、容易な発見は難しいです。
罠のある床をシレンが踏むと、罠が明かされ様々な障害が発動します。フロア中をワナだらけにしてしまうスイッチや、装備がすべて外れてしまうものなど、種類も効果も様々。
シレンの冒険の足を引っ張るイヤーなワナ。罠を踏んでしまえば、順風満帆だった冒険も一瞬で台無しにしてしまうこともあるかもしれません。
基本的に罠の場所は踏むまで分かりませんが、いくつか未然に罠の障害を回避する方法はあります。
一つは素振りをすること。そうすれば、正面の床に見えないがあった場合、見えるようになります。
次にめぐすり草を飲むこと。するとそのフロア中の全ての罠が見えるようになります。素振りチェックが面倒な人は、めぐすり草に頼りましょう。
なお、罠がある場所にアイテムや階段は存在できません。 投げつけたアイテムが床に落ちた際本来落ちる床のマスからずれた位置に落ちたり、敵を倒したらアイテムが横に出た、なんて時は罠があります。
これは言い換えると、「アイテムが落ちている場所には絶対に罠が存在しない」ということになります。罠の上にはアイテムが落ちないので、それで罠があることが分かることもあります。
基本的に罠にかかるのは仕方がないので、罠にかかるかもしれないということを常に意識して歩くことになります。
同じ部屋を通るときは、同じルート(一度歩いた場所)を辿るようにすると罠にかかる確率が低くなります。あまり細かいところまでやると大変ですが、部屋を通るときの自分なりのパターンを確立できれば有利です。
今作では、部屋の出入口にも罠がある事があります。出入口にセットしてある罠は特に曲者です。バネ丸太の罠落とし穴があると先の部屋に辿り着くのが難しくなる事もあります。
嫌な罠を発見した時は回り道をすると良いですが、行き止まり部屋や一方通行フロアだとそれもままなりません。
それでもどうしようもない、しかも階段があって通らないといけない……という時は、もう不発を祈って踏むしかありません。当然、通過はその1回だけに留めるべき。
つるはし兵隊アリの肉、大部屋の巻物があれば入口の罠を回避して通れるので便利です。
ワナ師状態でない限り、罠はシレンだけに作用します。モンスターが罠のある床を踏んでも、罠の正体を明かしたり罠を発動させることはありません。モンスターに罠を踏ませても無意味ということです。
また、シレンが発動させた罠の障害の余波がモンスターに及ぶこともなく、シレンのみ影響を受けます(例外として「地雷」の爆風はモンスターにも影響する)。
罠チェックをしたい状況

モンスターの弱点

武器には攻撃力以外にも特殊能力を持っている物が有り、中でも種族特攻能力を持っているものが多数存在します。
多少攻撃力が低くても、特攻武器で弱点を突いたほうが大きなダメージを与える事ができます。
種族特攻武器モンスター
ゴースト系成仏の鎌パコレプキン死の使いエーテルデビル セルアーマーおばけ大根ぼうれい武者
ドレイン系ドレインバスターくねくねハニー まわるポリゴン吸引幼虫
1ツ目系1ツ目殺しゲイズアイアンヘッド吸引幼虫ぴーたん
ドラゴンドラゴンキラードラゴンとおせんりゅう
また、武器以外にも特定のアイテム投げで一部のモンスターに対して大ダメージを与える手段があります。

道具を持ち帰る

せっかく集めた道具も死亡すれば水の泡ですが、道具を渓谷の宿場倉庫へと持ち帰る方法が二通り存在します。
最初にこばみ谷をクリアするまでは、装備品の強化は倉庫の壺飛脚で行いましょう。

基本操作

ナナメ移動

Rボタンを押す事で、斜め移動のみ可能になります。
立ち回りには、斜め移動が必須です。例えば横に5歩・縦に5歩歩くのと、斜めに5歩歩くのとでは、同じ距離を歩くのに2倍のターン差ができます。モンスターは正確に最短距離を斜めに移動するため、 追われている時に斜めに移動できる部屋を無駄に歩くと、攻撃を食らってしまいます。
特になんでもない状況に見えても、罠を踏むリスクや満腹度の減少を加味すれば、常に最短距離を斜めに移動するに越したことはありません。方向転換、ナナメ移動などを巧く使って歩数を少なくすれば、満腹度の消費を減らせますし罠を踏んでしまう確率も減ります。敵から逃げるときも距離を詰められる事がないなど、いいこと尽くめです。
とにかく、移動におけるターンのロスを少なくしましょう。一見効果は薄いように見えますが、積み重ねで大きな効果が得られます。

足踏み

A+B同時押し(押しっぱなし可)すると、シレンがその場で足踏みをします。
足踏み中は、実時間のターン経過が早くなるので、迅速なHP回復が行われます。
その場を動かずにターン数だけ進め、回復アイテムがない時にHPの自然回復を図れますが、モンスターのターンやハラヘリも同様に早く経過するので気を付けましょう。
通路の延長線上でやると、部屋に入ってきた遠距離攻撃を持つモンスターに先制攻撃される可能性があるので気をつけましょう。
足踏みは、素振りを繰り返しているのと同じことが短く起きているだけです。同じHPを回復するのに素振りより足踏みのほうが少ないターン数で済む、といったことはありません。
また、足踏みはモンスターが5マス以内にいると処理落ちするので、モンスターの遠近が分かります。
足踏みしている時に処理落ちし始めたら、モンスターが近づいている証拠です。部屋に入る前に足踏みすれば、敵に先制攻撃を受ける危険が減ります。エーテルデビルが近くにいるかどうか判別することもできます。
そのため、HPを回復させたい時は足踏みで一気に回復させる方が安全です。素振りで1ターンずつ回復させるなどすると、敵が近づいてくるのに気がつきにくいのでかえって危険。

ダッシュ

Bボタンを押しながら移動する事で、ダッシュする事ができます。
ダッシュすると、壁やモンスターに突き当たるまで直線上に一気に移動できます。
ダッシュは、普通に移動をしているのと同じことが短く起きているだけです。同じ距離を移動するのに普通の移動よりダッシュのほうが少ないターン数で済む、といったことはありません。
なお、今作にiダッシュはありません。
ダッシュは冒険を快適にしてくれます。しかし、同じ部屋にモンスターがいる等の危険な状況ではダッシュせずに慎重に歩きましょう、
視界が明るいシャッフルダンジョンあかりの巻物を読んだ時・透視の腕輪を装備している時・地獄耳状態の時は、モンスターの不意討ちを防ぐために通路でもダッシュは控えましょう。
というか、ダッシュは封印しておいた方がいいかもしれません。

アイテムの上に乗る

アイテムに隣接している状態でダッシュしながらアイテムに向かって移動すると、アイテムを拾うことなく上に乗ります。
乗ったアイテムは足元コマンドで通常通り使うことができます。
ギタン投げオニギライズ、矢を1本ずつ変化の壺へ入れたい時には必須のテクニックです。
逆に、アイテムを拾いたい場合はダッシュしないようにしなければいけません。
歩いてアイテムに乗った場合、1ターンで拾えますが、
ダッシュして乗った場合、乗るのに1ターン、拾うのに1ターンで計2ターンかかります。
モンスターから逃げているがアイテムを拾いたい時は、ダッシュして乗らないように注意しましょう。

基本的な立ち回り

プレイヤーのレベルを上げよう

風来のシレンは、死んで覚えるゲームです。1回1回のプレイの積み重ねが、プレイヤーの成長になります。
一度でクリアできるようなゲームではありません。プレイヤーのレベルを上げるゲーム、それが不思議のダンジョンシリーズです。
死んだ時に、その原因を踏まえる事が、プレイヤーのレベルアップの秘訣です。手持ちのアイテムをフル動員できたのか、適材適所に活用してきたのか。そして対策を立て、次からは同じ死に方をしないようにめげずに頑張りましょう。
諦めずに何度もダンジョンに全力で挑戦していれば、何時の間にか知識や経験が積み重なり、テクニックが身について「このフロアは稼ぐ階層」「このフロアは即降り」「終盤までにこれこれのアイテムを温存」といった長期的な戦略も立てられるようになっていき上達していくでしょう。
トライアンドエラーを繰り返し、知識を蓄えて行きましょう。

どんな冒険も最後までやり通す

浅い階でいいアイテムを引くまで、何度も再挑戦する行為は低層ループと呼ばれます。
いいアイテムが出なかったら、その時点で潔く自殺してまた再挑戦します。
序盤に透視の腕輪などの優秀なアイテムを入手できればアイテム消費をかなり抑えられるので、一つの攻略手段ではあります。
プレイ回数に対するクリア率は下がりますが、プレイ時間に対するクリア率はこの方が良いかもしれません。
しかし、どんな冒険も最後まで諦めずに戦うのが醍醐味だと捉え、低層ループを邪道扱いするシレンジャーも多いです。
また、このゲームが上手くなるにはある程度経験が必要です。経験というものは何回もやっていれば自然に身に付くものもありますが、ある程度深く潜らないと身に付かないものも多いです。例えば「今現在うまく行っているかどうか」を判断するには、「この程度の戦力なら○○階まで行けた」という経験がないと難しいです。また、終盤に出てくる強敵の対策は、浅い階層でのプレイを何回繰り返しても身に付くはずがありません。
というわけで、何回やってもクリアできないというプレイヤーにこそ、低層ループのプレイはおすすめしません。浅い階層でのプレイを繰り返すより、少しでも深い階層のプレイを経験する方が、かえって早いクリアに繋がるでしょう。
ついていない時は早めに諦めて一から挑戦し直すという考え方ももちろんありますが、このwikiではあくまで毎回コンスタントにクリアを目指すための攻略を旨としています。

ピンチになっても慌てるな

ダンジョンで最も大切なのは、じっくりと考えて行動する事です。
シレンを一切操作しなければターンは進まず、モンスターも行動しません。つまり、シレンの行動を考える時間は無限にあります。
どんなに窮地へ追い込まれたとしても、プレイヤーには落ち着いて状況を考え、最善の決断を下すまでの猶予が与えられるのです。
モンスターハウスなどでピンチに陥っても、焦って無闇に動いては駄目。真っ向から勝負を挑むのか、アイテムでやり過ごすのか、相手にせず逃げ出すか。それらを考える時間は無限に用意されています。焦らず考えて行動すれば、効率よく攻撃したり、受けるダメージを少なくしたりできるでしょう。
一歩たりとも動かなければ、急かすものはなにもありません。冷静に今の状況を見つめて、手を休めて最善手を考えてみましょう。

常に最悪のケースを想定して行動する

  • この先食料を拾うことは無いかもしれない
  • こんな装備で大丈夫だろうか
  • 階段はあったけど、近くにはワナが潜んでいるかも
  • まだ進むにはレベルが足りないだろうな

等々、不思議のダンジョンを探索する上では不安の種は尽きないもの。
不思議のダンジョンに挑む時は、車の運転と同じで「かもしれない」を常に考える必要があります。
基本的に、少しでも危険を感じたらよく考えて行動するようにしましょう。
普段から、「ここで睡眠ガスを踏んだら死亡確定だから、下手に歩かないほうがいいな」など警戒を欠かさずにいるべきです。
常に2〜3ターン先のことまで予測しつつ、外す可能性のある矢は早め早めに使っていきましょう。
自分が置かれている状況下で起こると考えられる全ての事態を想定し、行動することが基本です。
……とはいってもあまり慎重にプレイするのも疲れるので、慌てず騒がずダンジョンは楽しみながら攻略しましょう。

アイテムを惜しまない

アイテムは惜しまず使いましょう。倒れたらどのみち失われます。
「アイテムを使うのが勿体無くて、重要な場面でもケチって死亡」は本ゲームでもトップクラスの死因。
道具は後生大事に取っておくための物ではありません。ピンチに道具を使うのを躊躇ったり、貧乏性を発動したら死んでしまうのがダンジョンの常なのです。
何よりも大切なのはダンジョンをクリアすること。アイテムを惜しんで死ぬのは愚かな風来人?です。杖、巻物、草など使えるものはたくさんあります。知識もアイテムも、使えるものは全部使って倒れましょう。
アイテムを惜しまないと言っても、不要な場面では節約するのも大事です。その浪費と節約のバランスを楽しむのも、不思議のダンジョンの醍醐味と言えます。

空振りに気をつけろ!

例えば、殴り合いの最中で「シレンがあと1発攻撃を食らったら死ぬ」という状況になったとします。
こういう状況では絶対に通常攻撃してはいけません。たとえ、「敵もあと1発攻撃が当たれば倒せる」としてもです。
何故なら、シレンの通常攻撃が外れる可能性があるからです。普通のRPGでは空振りをする事はあまりないかもしれませんが、このゲームは攻撃が外れる可能性が高いです。
そして、こういう状況の時の一撃に限って大抵外れます。「攻撃が外れる事の方が少ないし」と思って、外れてから後悔しても遅いです。
この状況に限らず、「運が悪かったら死ぬ」状況で博打に出るのは、ただの愚か者です。都合の悪いことが起こらないことを前提として行動することは悲劇の元となります。あと1ターンで死ぬ可能性があるという状況では、死ぬ可能性のある行動を取ってはいけません。
こういう状況では、必中効果のあるもので対処するのが不思議のダンジョンのセオリー。
例えば、杖の魔法弾は必ず当たります。かなしばりの杖で動きを止めたり、ふきとばしの杖で距離を取りましょう。背中の壺弟切草でHPを回復しても良いです。
何度も言いますが、アイテムは惜しまず使いましょう。多少アイテムが勿体無いなと思っても、最悪の事態を回避する選択を取る事が大事です。どんなくだらない原因の危機でも、それが最後のアイテムであっても、投入するべき。今アイテムが無くなっても、次の危機までにアイテムが出ればまったく問題ありません。「他の階で使うかも」などと温存していても、倒れてしまったらもう使うことすらできません。賭けに出るのは、アイテムが無くなってからで十分です。
そもそもこういう状況にならないように、前もってアイテムを使う事も大事です。
アイテム投げ、矢も通常攻撃と同じく外れる可能性があるので気をつけましょう。
杖は魔法弾は必中ですが、投げて使った場合は他の投擲物同様外れることがあるので注意しましょう。
アイテム投げ、または回数の不安な杖を振る時はモンスターと1マス以上あけた距離でやるのが望ましいです。

アイテムを見極める

アイテムの効果は、順番にキッチリと把握していきましょう。
例えば、バクスイの巻物は敵を眠らせて完全に行動を封じるが、20ターン後に敵が起きて倍速になってしまう。
一方、混乱の巻物は敵を混乱させるが、同士討ちで敵のレベルアップを招くことも多い。でも、それを逆手に取って経験値稼ぎに利用可能。
こういったアイテムに関する基礎知識は、ここ一番というときに非常に役に立ちます。
強い1種類のアイテムをかき集めるよりも、ちょっと弱くてもいろんな種類のアイテムを持つといいでしょう。色々な状況に対応できます。
例えば、「バクスイの巻物4枚」よりも、「バクスイの巻物2枚、混乱の巻物1枚、自爆の巻物1枚」。
大部屋モンスターハウスなら混乱を使って階段へ、
小部屋モンスターハウスならバクスイを使って撃破、
小部屋特殊モンスターハウスなら、リスクを負ってでも、自爆を使ってHPの多いモンスターを倒す、
など、状況に応じた最適なアイテムを使うことができます。
以上を踏まえ、状況と各自の好みでアイテム欄を編集していきましょう。
シレンは、アイテムを使ってダンジョンをクリアしていくゲームです。
だから、1つ1つのアイテムを見極めるというのはとても大事なこと。
どのアイテムにも、あらゆる状況を打開する可能性が秘められています。
アイテムを無駄無く使い、そして利用してダンジョンをクリアしていきましょう。

フロアの回り方

ダンジョンでは、アイテムをたくさん手に入れ、経験値も確実に稼ぎ、餓死をしない事が重要です。
そのため、ダンジョン中盤までは基本的に、フロアの全ての部屋に行き、フロアのアイテムを全て拾いましょう。
長々と歩き回って何も無いのは辛いですが、貴重な道具を見つけたときの喜びも大きいものです。序盤〜中盤では、そのフロアにあるアイテムは残さず収集するようにしましょう。
もちろん、これは絶対ではありません。どうしようもない状況に陥った時や、見返りの少ない戦闘を回避したい時に次のフロアに逃げる事は大切です。生き残る事を優先しましょう。
フロアを探索する時は、階段が見つかっていなければ外側から、階段が見つかっていれば階段から遠い場所から探索すると効率が良いです。
フロアを一通り探索してアイテムをすべて回収したら、満腹度の減少を抑えるためすみやかに次のフロアへ進みましょう。アイテムを持ちきれなくなって、捨てるのはもったいないとばかりに無理に活躍の場を求め、フロアをさまようのも良くありません。一番必要無いと思われるアイテムをあっさり切り捨てましょう。
モンスターは、遭遇した奴のみ倒しましょう。モンスターシレンから見えない画面外で一定ターンごとに自然湧きしているので、モンスターを全滅させてから降りようと思っているとキリがないです。階段への通り道にいる敵を倒すのは良いですが、わざわざ遠回りをしてまで敵を倒す価値はありません。
漫然と全てのフロアを周っていては、逆に効率が悪いかもしれません。
例えばこばみ谷ならば、天馬峠ガマゴン狩りニシキーン狩りが行える上、ぴーたん妖怪にぎり変化からおにぎりを稼げるので、なるべく長居したいフロアです。
逆に瀑布湿原は、サーベルゲータめまわし大根など嫌らしい敵が多く、階段を見つけ次第即次の階へ降りていく、即降りフロアにあたります。
ちなみに、一つのフロアにあまりに長いターンの間留まりすぎると、突風に吹き飛ばされて死んでしまうので注意が必要です。

悪い状態異常はその場で治るのを待つ

モンスターの特技や罠で、悪い状態異常に見舞われる事がよくあります。
状態異常にされた場合、そのまま探索を続けるのではなくその場足踏みで治るのを待ったほうがいいです。
例えば混乱状態鈍足状態になったまま歩いていると、召喚スイッチを踏んだ時に危険です。
戦闘中に状態異常になった時は、対処できるなら敵を倒してから治す、危険を感じたらアイテムを使いましょう。

万全の態勢で階段を降りよう

フロアの最初に何が待ち構えているかは、階段を降りるまで分かりません。
運が悪いと最初から2〜3体のモンスターに囲まれていたり、時には開幕モンスターハウスな事もあります。
そのため、階段を降りる時はなるべくHPを満タンまで回復してからにしましょう。
危険な状況では1ターンが生死を分けるため、呪われていない使い捨ての盾重装の盾があれば装備してから降りるといいでしょう。開幕部屋に危険がなければ、元の装備に戻せばいいです。

シレンのレベルアップを考える

レベルは、シレンの戦闘力に大きく影響します。
不思議のダンジョンシリーズではレベル上げよりアイテムをどう使うかの方が重要ですが、キャラクター自身のレベルを上げてHPや攻撃力をしっかり底上げし、強敵に備えておくことももちろん重要です。強い武器・盾がない時でも、レベルを上げれば最大HPと攻撃力が上がるためカバーできます。
序盤ではこちらが弱いのも相まって特に重要です。2つ3つ違うだけで戦闘のバランスが大きく変わるでしょう。逆に深層まで進めば進むほど重要度は下がっていきます。
中盤(15F前後)までは、シレンのレベルを「現在の階層+2」まで上げつつ進むのが基本。(例:8Fの場合、Lv.10)
食料問題・落とし穴などの要素もあり、バランスをとらないといけないのが辛いところですが。
このゲームのモンスターは強くなるにつれて経験値が倍々ペースで増えていくため、強い敵を倒すと大量の経験値が手に入り、一気にレベルアップすることが出来てしばらくは戦闘が楽になります。→モンスター狩り
特に、ガマラをレベルアップさせガマゴンにしてから倒すのがオススメです。→ガマゴン狩り
注意したいのは、レベルを上げてもシレンの防御力は変わらないことです。
防御力は盾でしか強化できないことを覚えておきましょう。

モンスターのレベルアップに要注意

鬼面武者系のぼうれい武者や、混乱・身代わりなどの状態異常や、特技による敵の同士討ちで敵のレベルが上がってしまう事があります。
モンスターのレベルアップの段階は通常3段階。レベルアップすると、バージョンアップしたタイプのモンスターに変化し、HPや攻撃力が上がるのはもちろん、特殊能力が増えることもあり、より強力な敵になってしまいます。
最初は弱くてもレベルが上がるにつれて当然、敵も強くなります。敵の種類にもよりますが、基本的には慎重に対処しないと高い攻撃力で一撃でやられる事すらあるので注意しましょう。
具体的に説明すると、天馬峠ハブーンぼうれい武者×2でニシキーンになるだけで、4階の敵がクリア後のダンジョンの36階で出る敵に変化します。
一気に攻撃力が上がって一撃が致命傷になるのは勿論のこと、特殊能力持ちの場合は、その特殊能力も強くなることが殆ど。 手がつけられないってレベルじゃありません。
いくつかの対策を並べておきます。
要は無力化できればいいので、他にも手段はあります。落ち着いてアイテムを確認すれば、大抵なんとかなるでしょう。
それでも対処できるアイテムが何もない場合は、諦めて次のフロアに逃げましょう。
無茶してやられたりしないように。
ちなみに上記の方法やしあわせの杖で、意図的にレベルを上げた敵を仕留める事で莫大な経験値を稼ぐ事もできます。→モンスター狩り
例えばさっきも例にあげたニシキーンなら、700もの経験値を持っています。→ニシキーン狩り
倒せそうなアイテムが揃っている時は、積極的に狙いましょう。
レベルアップによる強化具合は、敵の種類によります。
例えば、豆山賊小僧天狗はレベル3になってもせいぜい5階程度の敵ですが、同じ階層のあなぐらマムルは1レベルあがるだけでクリア後90階の敵になります。
このあたりは知識の問題なので、身を持って覚えるしかありません。モンスターの項を読みましょう。

戦闘は常に1対1で行う

戦いの鉄則中の鉄則として、なるべく1対1に持ち込めるように立ち回りましょう。
シレンは基本1人で戦うので、1対多数のモンスターでは分が悪くなり、無駄な被ダメージで死を招きます。
部屋に2匹以上のモンスターがいたり、モンスターハウスに踏み込んだ時は、ちょっと強引にでも逃げ出して通路に戻りましょう。
通路で戦えば、一度に相対する敵の数を1体ずつに限定することができます。たくさんの敵がいても一斉に攻撃をされることはなく有利に戦えます。
通路で挟まれたら即片方を処理するか、場所がえの杖などで移動して再度1対1を作り上げましょう。
敵を見つけたからと早速殴り掛からず、場所を移動することで戦いを有利に進めることができます。

直線上に遠距離攻撃を行う敵の対処

ボウヤー系・おばけ大根ガイコツまどう系・みの仙人ドラゴン物荒らしなど、直線上に遠距離攻撃してくるモンスターに対する対処法です。
  • 軸に対して垂直に往復する

☆の位置を往復し続ければ軸が合わないので、敵の位置にいる相手は特技が使えず接近してきます。一歩ごとに、◆の軌道で徐々に近づいてきてくれるはずです。
このように動いてさえいれば向こうの方から素直に近づいて来てくれるので、後は接近戦で倒すだけです。
もちろん、その場で往復しなくても軸を合わせずに動いてやればいいだけの話なので、斜め移動でジグザグに接近するのも有効です。
(ただし不用意に歩くと罠を踏みやすいので、その場で往復し続けるのが無難)
一直線上に立つと何かしてくるモンスターは大概この方法が有効なので、かなり汎用性の高い手法です。絶対身につけましょう。
  • 通路に入る

基本的にモンスターは視界外に攻撃できないのを利用して、通路の奥に移動すれば安全に対処できます。
スカイドラゴンかすみ仙人コドモ戦車ちびタンクもこの方法なら対処可能で、能力による脅威が激減します。
部屋から2歩出た位置まで移動しないと攻撃されるので気を付けましょう。
例外として、デブータ系・めまわし大根ねむり大根アークドラゴンは、直線上にいなくても視界外でも遠距離攻撃をしてきます。
能力の脅威は排除できないので、近づいて来るのを待って矢などで倒しましょう。

先手を取る

戦いの大原則として、通路以外では必ず先手を取るように立ち回りましょう。後手になるのは1ターン無駄に殴られているも同然です。
モンスターと1マス離れている状況でこちらから1歩近付くと、モンスターに先制攻撃されてしまいます。さらに近付いた際、罠を踏む可能性もあります。モンスターの目前で、睡眠ガスなどを踏んでしまったら悲惨です。
素振りや足踏みなどで1ターン消費し、こちらから先制攻撃できるようにしましょう。
ただし、デブータめまわし大根には先制攻撃されてでも近付いた方がいい事もあります。
2マス開けた先に、死の使いなどの倍速モンスターがいる場合は、空振りして1ターン進めましょう。また、1マスあけた先に倍速モンスターが来た時は1歩下がってみましょう。そうすることで、倍速モンスター相手でも先制攻撃が可能です。

敵を引き連れて逃げるな

HPが少なくなったので敵に背を見せて逃げ、HPを稼ぐ行為は基本的に得策ではありません。HPが減ったまま逃げるのは別の危機を招きます。
他の敵に挟み撃ちにあうと余計にピンチになるし、何より通路の出会い頭を食らって死ぬ危険があります。睡眠ガスなどの罠を踏んでしまってもほぼ終了。
HPが減った時は逃げるのではなく、アイテムを使ってその敵をなんとかできないか考えてみましょう。
より悪い状況に追い込まれてからアイテムを使う位なら、予めピンチを作らないよう常に先手先手の対処をしておく方がよっぽどよいやり方です。

盾を鍛えろ!

このゲームで武器と盾のどちらの方が大事かと言ったら、答えは盾です。
何故なら、本作は盾によってダメージを軽減できる量が非常に大きいためです。
また、ダメージを割合カットするので、敵の攻撃力が高いほど防御力の恩恵を受けることになります。→ダメージ計算式
攻撃力はレベルやちからを上げることでも上がりますが、防御力は盾を鍛えることでしか上がらないという理由もあります。
特にこばみ谷クリア後の36F以降のモンスターは、防御力が最低でも20はないとまともに戦えません。→36Fの壁
合成は、下手な特殊能力を入れる事よりも、盾の修正値を2でも1でも上げる事を優先した方がいいかもしれません。
防御は最大の攻撃、まずは盾の強化を最優先で行いましょう。

罠を活用せよ!

シレンに悲劇を起こす存在ですが、上手く利用できる事も多いです。
主にあてにされるのは装備はずし。次いで落とし穴バネ地雷召喚スイッチ丸太の罠大型地雷
例えば、装備はずしは呪われた装備も外せます。呪いを気にする事無く、未識別の装備を鑑定できます。
店の中で落とし穴に落ちてアイテムを根こそぎ泥棒、ピンチならバネを使ってその場を離れる、わざと地雷を踏みつけ敵を消し飛ばす。
この辺りは、ある程度慣れたプレイヤーにとっては常識レベルでしょう。

モンスターの特徴・動きを覚え、利用する

同様に、モンスターもただウザいものばかりではありません。
例えば、妖怪にぎり変化はどんなアイテム大きいおにぎりにしてしまうイヤな敵ですが、逆に言えば食糧不足の時は神様のような存在になります。→オニギライズ

旅仲間は見捨てても良い

こばみ谷では、お竜ペケジといった旅仲間と出会えます。しかし、仲間を助ける為に自分が死ぬことは本末転倒。
このゲームの主人公はあくまでシレンです。仲間の為にそこまで尽力する必要はありません。無理そうなら、潔く死んでもらいましょう。

通路に向かって矢を放ち、索敵

シャッフルダンジョンを除き、通路では視界が1マスしかありません。
透視の腕輪地獄耳状態、あかりの巻物が無ければ通路の中でモンスターに遭遇、更に出会い頭にモンスターの先制攻撃というパターンが多く、特にピンチの時や深層では死に繋がります。
それを防ぐためには、通路に向かって矢を放つか、要らないアイテムを投げましょう。
モンスターに命中したか外した場合はそのまま待機、相手を待ち構えます。
シレンが通路を進んでいるときにモンスターが進入してくる場合もあるので、万全を期すならこまめに矢を放って確認する必要があります。

危険なミスに注意!

  • 素振りで罠を発見したが、勢い余って一歩余計に歩いて踏んでしまった
    (見えている罠は発動しない事があるため、罠チェックした意味はある)
  • 召喚スイッチを踏んでから、勢い余って一歩余計に歩いてしまった
  • 遠投の腕輪を付けたままな事に気づかず、合成の壺を投げてしまった
  • 操作ミスでメイン武器や盾を敵に投げてしまった
  • 変化の壺にバラした矢を入れようとしたが、操作ミスでアイテム欄の一番上にあるメイン武器を入れてしまった
  • 店で値段識別中、道具を置くつもりが操作ミスで店主に向かって投げてしまった

長時間のプレイで集中力が切れていたり、疲れていたりする時に起こりうるミス。
ちょっとしたことでゲームオーバーになってしまうこのゲームでは、操作ミスは致命的。慎重な操作を心がけましょう。
ミスが多いようなら、中断して休憩しましょう。

諦めない

いくら上級者で最善を尽くしても、ピンチになるときはなります。しかし、詰んだと思ってすぐに諦めてしまうのは考え物です。
一見難しい状況にも、解決策があるかもしれません。相手の攻撃が外れるなど、運が良ければ生き延びる事ができる場合もあります。諦めず、最良の結果を信じて行動しましょう。降りかかる困難を乗り越えられた時、冒険は一層楽しいものになります。
当然ながら、こういう時に生き延びるか死んでしまうかは、クリアできるかどうかに大きく影響します。死ぬときは、最後まで徹底的に足掻いてからにしましょう。死ぬ気でやれば、案外突破口が開けるかもしれません。
いくつかの対策を並べておきます。
不思議のダンジョンシリーズに限らずRPG全般に言えることですが、HPが0にならない限り冒険は終わりません。
裏返せばありとあらゆる手段でHPを0にしに来る状況を、いかに凌いでいくかもこのゲームの醍醐味でしょう。

中断するのは、フロアを移動した直後

シレンは長時間やるゲームなので、冒険は中断で数回に分けてやる事も少なくないでしょう。
しかしフロアの探索が中途半端な状態で中断してしまうと、再開した時に何をやろうとしていたか忘れやすく、再開するまでのロードが長くなることもあります。
トド狩り飛びぴーたん狩りをした階で中断すると、最悪バグが起こってしまう事もあります。→中断
バグを防ぐためにも、中断はなるべくフロアを移動した直後にしましょう。

風来のシレンは運ゲー?

初めて不思議のダンジョンシリーズをやると、アイテムなどの引き次第でクリアの成否が左右されることは事実です。
しかし、それをひっくり返すほどの技術が存在するのもまた事実です。
初心者からこばみ谷掛軸裏の洞窟食神のほこらとクリアして中級者になるにつれて、運ゲーと決め付けていたのが誤りであったことに気付くでしょう。
フェイの最終問題分裂の壺強化の壺トド狩りなしでクリアできるような上級者になれば、バランスが悪いと感じていた36Fの壁もちょうどいいレベルに感じてきます。
結論として、このゲームはプレイヤーの慣れと経験次第のゲームです。
確かに運が絡む面もあることは否めないですが、自らのテクニックを磨き、知識を深めることで道はおのずと開かれていきます。
ローグライクゲームは運の要素が絡んだゲームである以上、どんなにうまくプレイしても100%クリアできるとは限りませんが、
やり方を工夫する事で100%に近づけていけるバランスになっているのがこのゲームであり、そういった遊び方こそがシレンでは面白いのです。
より正確に言うと、一回の冒険だけを指すなら運不運はかなり大きな影響がありますが、
例え倒れても何度でもペナルティ無く再挑戦できるため、「運ゲー(ゲーム全体が運任せ)」ではありません。
アイテムの引きや攻撃の命中・ダメージといった乱数に対して、試行回数という救済策があるため、
ゲーム全体で見れば「いずれ運と技術が両立した時に勝てる」という仕組みになっています。
そういう意味では、「1回目マムル」という遊び方については運ゲーと言ってもいいでしょう。
しかし、これはもともと超上級者向けのイレギュラーな遊び方なのでカウントに入れないのが普通です。

最後に

これらのテクニックを使いこなせるようになれば、初心者は卒業です。ここまでを全て踏まえて行動できたなら、大体の状況はなんとかなるでしょう。後は貴方の知恵次第。
アイテムの使い方、敵の特徴、罠の種類に関する知識も得ればいっそう充実感を満喫できると思います。
投げ出したくなってしまう要素もありますが、それを含めて不思議のダンジョンの探索は大変面白いです。
ぜひ貴方も風来のシレンを楽しんでください。
混乱には知恵を、恐れには勇気を。全ての風来人?に旅の神クロンの追い風を!

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