基本情報

  • 名前 パール・オーグラート
  • 生没 アルファ (1718〜没年不詳)
  • 出身 不明
  • 種族 人間
  • 性別 女

略歴

各国を渡り歩き、滞在した国と期間限定で契約を結ぶ放浪の隠密
行動範囲の広さと速さから、索敵能力に定評があったが、アストリア国と契約した際、ヴァン・フレイ国への使者という大役も任される。その際、ルナティスから個人的な依頼として、ラ・ディアス帝国に渡ると、ルナティスの書状を渡し、フェローラの戦いラ・ディアス帝国を巻き込むことに間接的に協力した。(ただし、本人は渡された書状の内容までは知らない)
隠密は隠密同士の膨大なネットワークを持ち、情報の共有や売買をしている。信用が売り物である隠密に取って、この行為は明らかな二重契約であり、本来なら以後ネットワークから除外されるほどの背信行為であったが、これを「契約ではなくルナティスからの個人的なお願いを実行しただけ」として、隠密ネットワークに知られない様に配慮、パール自身の驚異的移動力もあって、本来のアストリア国の仕事に支障をきたさなかったことで回避した。

その後、アストリア国はクレアティボ国と本格的に戦いへと突入。
その中間地点にあったレセッソ国が、クレアティボ国に攻められた時、援軍として派遣された部隊の中にパールもいた。
しかし健闘むなしくレセッソ国は滅亡、クレアティボ国は本格的にアストリア国への侵攻を開始する。
パールはアストリア国から最後の任務として、リルム暗殺を依頼される。成功するはずがないと判っていながらも、一応契約を結んでいた相手への義理もあり、この無謀な任務の準備にとりかかっていたが、実行する前にクレアティボ国の攻撃によってアストリア国は滅亡、これにより自動的に契約解除となったパールは、結局リルム暗殺を実行することなく国外へ脱出。流れ着いたリヴォル帝国で、傭兵となっていたガミランと共にリヴォル帝国と契約を結ぶ。
リヴォル帝国所属として初陣となるティファーナの戦いでは、いちはやく本陣を狙うシーフィールド国軍の奇襲部隊を発見する活躍を見せた。

1741年アディスの戦いにも参加。偵察、伝令、内応工作と隠密としてのあらゆる役割を果たした。
しかし、自分達の遠征中にアルビス国がリヴォル帝国帝都を陥落させてしまい、これにより契約が消滅、再び放浪の身となると、その後の情勢を読み取り、六界連合軍の兵卒に紛れ込んでルーイガルドへと到着する。

ルーイガルドでは、シャクティアナ帝国のルーインと契約し、アルファの情報(どういう経緯でルーイガルドに派兵されたのか)を売ったが、国のことよりルーインは傭兵サヌアたちの個人的なことに興味を持ち、これがきっかけでサヌアとの宿命的な戦いへとなだれ込む。
グラドリア上陸作戦カルダザルスの戦い においても、契約隠密として、ルーインと共に行動をとった。
また、シャクティアナ帝国の参謀の一人であるルーンの依頼も良く受けており、各地を飛び回り、ブスケルツの戦いから帰還するルーンを迎えに出たのもパールであった。

ラスブロス戦死後、次々と脱落者、内応者が出る中、シャクティアナ帝国との最初に結んだ契約期間が切れるまで職務を全うした。

六界連合軍の引き上げるとしると、再びこれに紛れ込みアルファへと帰還。
その後も、一箇所の国に留まることなく、各国の間を渡り歩いた。

人物

  • リヴォル帝国にしても、シャクティアナ帝国にしても、自国に優秀な隠密を綺羅星の如く揃えている。契約隠密、または新参だったパールが重要な戦いおいてそれら隠密達と共に任務を任されているあたりに、彼女個人の能力の高さを伺わせる。
  • アストリア国、リヴォル帝国と契約していたときは、共に「滅亡=契約終了」として、その後の事は考えず他国へ向かっているが、シャクティアナ帝国のときのみは、ラスブロス戦死後もしばらく国に留まっている。これに関して本人の回想録では「シャクティアナ帝国だけが、契約書の中に「自国が敗北したとき」のことまで詳細に書かれていたから」と語っている。
  • アルファ出身の彼女が何故シャクティアナ側についたのかは、六界連合軍の主要国が、彼女が契約したリヴォル帝国の敵対国中心だったこともある。ただし、彼女に敵討ちといった強い覚悟はなく、行く宛を失くしての気まぐれの行為に近かった。また、ルーインに対して「滞在していた一番楽しかったリヴォル帝国を滅ぼした陣営が我が物顔で連合軍を組んでいる現状に、少しくらい抵抗したかったため」と語ったこともある。

関連項目

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