基本情報


略歴

空を見上げるのが好きだった少年にとって、上空を駆け抜けるスレイヴギアは、天使のような存在であった。
しかし、9555年2月、スレイヴギアウィルス事件が勃発、街は一瞬にして炎に包まれ、リアンも家族を失い、自身も全身に傷を負う。
街でマッドサイエンティストとして変人扱いされていたラダスティックの手術を受けることで一命をとりとめたが、それは複数の人間の身体を繋ぎ合わせるという異形の手術であった。
この時、エルフ魔族の少女が含まれていたのか、彼は本来男性が持つことのできないルーナを宿すこととなった。
同じ手術を受けた孤児たちのうち、生き残ったのはリアンだけとなるが、再びスレイヴギアの攻撃を受けてラダスティックもいなくなり、リアンは一人放浪の旅にでる。
そこで一人のスレイヴギアの少女と出会うが、彼女は発狂することなく自我をもち、リアンを助けてくれた。
共に旅を続けるが、自身がスレイヴギアを装備できることに気付いたリアンは、少女を殺害してスレイヴギアを奪う。

それからリアンは、各地を転戦してスレイヴギアを「悪魔」「破戒の血族」と罵りながら狩り続け、その中で仲間を増やし、各地の工場で実戦配備直前の状態で眠っていた兵器を起動させ、9664年クロスクリムゾンを結成する。
更に、スレイヴギアの暴走はウィルスが原因でないかという憶測にもたどり着いていた。

エルフ、または魔族の合成体となっていたリアンは、普通の人間とは歳を取るスピードも全く異なっていたため、少年の姿のまま何十年も活動を続けていた。
9682年に、かつてのパラスティア国軍基地から、汚染されていないスレイヴギアを発見、これを身につけたカミラ狼々リーサレピリカを各地に派遣する。
更に翌年にホワイトフォックス隊が登場してからは、強敵と認識して何度も戦いつつ、各地で出没する「人間狩り」をしているスレイヴギアを倒しながら、物資や装備の補充を続けていた。
そして、ホワイトフォックス隊が北アリナス山脈に到着後にその場所から動いていないという情報から総攻撃を決意、持てる戦力のすべてを投入したスレイヴギア掃討作戦が開始される。
両軍多大な損害を出した決戦であったが、ディーマイナの歌が戦場に響き渡り、本当に相手は汚染機なのかという疑惑をもったまま撤退、作戦の失敗と、多くの戦力を失った事により、一旦南アリナス山脈にある本拠地に引き上げる。

これまでスレイヴギアを呪い続けていた日々から、簡単に納得はできなかったが、ホワイトフォックスと共闘したレピリカの説得もあり、クロスクリムゾンホワイトフォックスと協力体制を敷き、レヴォネが開発した汚染機から強制的にスレイヴギアを解除するウィルスの完成を待って、すべての決着をつけるべく南アリナス山脈へと向かう。

汚染機を相手に最終決戦となる霧の箱舟作戦を開始され、圧倒的兵力差の前に次々と仲間を失いながらもウィルスの散布に一度は成功するが、動きを止めた筈の汚染機は再起動をはじめ、ラストジャッジメントの暴走もあり戦局は絶望的となるが、最後の希望をアザミに託すと、自らは暴走する狼々ラストジャッジメントの攻撃から彼女を守って散る。
子供の頃天使と思い、やがて悪魔と罵ってきたスレイヴギアだが、最後は空を駆けるアザミを見て、やっぱり天使だと呟いたという。

人物


スレイヴギア

両腕の剣はかなり長く伸ばす事が出来、斬るというよりも、相手を絡め取り、電撃又は神経毒で攻撃する。
神経毒を注入されたスレイヴギアは稼働に支障を生じるようになり、多量に注入されてしまった場合は装着者の意思に反して動くようになる。

関連項目

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