![](http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/slavegear/map/map07.jpg)
過去のデータバンクである「図書館」にたどり着いたホワイトフォックス隊は、そこで眠っていた過去の記録映像から、スレイヴギアがウィルスを注入され暴走をはじめ、世界が混乱と荒廃していったことを知る。
そして、自分たちもいつ暴走するかわからないことからコールドスリープについたという記憶も取り戻した。
一方その頃、カミラが守り切った補給物資をパラスティア国の首都だったミドルースまで前進して受け取ったクロスクリムゾンは、これまで足取りがつかめなかったホワイトフォックス隊の居場所を知ったことから、総攻撃を決意する。
こうして、記憶を取り戻したばかりでまだ気持ちが落ち着いていない中、ホワイトフォックス隊は図書館を拠点に、迎撃態勢をとる。
![](http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/slavegear/map/battle06.jpg)
入り組んだ山地を利用して3本のルートから進軍してくる敵に対して、アザミ、アオゾラが北ルート、零式・改、アマリリスが南ルート、ドーリンファルト、フィオナが東ルートの道を塞ぎ、ルビナスを拠点に、パトラ、レイ、バプティが守備に、ティアが全体の補佐をしつつ、ディーマイナが索敵、トワリが広範囲の迎撃をカバーする。
一方クロスクリムゾンは、北ルートにレピリカ、東ルートにリーサを配置しつつ、第4のルートとしてリアン、狼々が密かに山越えを開始する。
![](http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/slavegear/map/battle06-2.jpg)
1対1なら決して負けない相手でも、同時に複数の方向から攻撃を仕掛けることで長期戦に持ち込まれ、ホワイトフォックス隊は疲弊していった。
更に、山地を利用して死角となる場所から狙撃型シューティオンを使い、次々と休みなく攻撃を仕掛ける。
東ルートでは、リーサが最大出力で直接ルビナスを狙撃しようし、これに気付いたフィオナがかけつけてシールドで防ぐが、リーサはゼロ距離からの攻撃を仕掛けるべく突撃を開始する。
アポカリプスを立て続けに2発放った直後のパトラが、自らの身体を盾としてリーサの突撃を食い止めるも、ルビナスの動力部は破壊され、パトラも力尽きてシグナルロストとなる。
だが、至近距離からの攻撃でリーサにも致命傷を与え、この戦いの直後に彼女も力尽きる。
![](http://izayoi-moon.sakura.ne.jp/6-war/slavegear/map/battle06-3.jpg)
一方その頃、ディーマイナは、リアンと狼々が率いる敵の主力部隊を発見。
アザミ、アオゾラが戦線を後退させてこれにあたるが、他の戦線も徐々に押し込まれていく。
上空ではディーマイナとカミラが、前回の濃霧の遭遇戦に続いて空中で邂逅。
しかし、互いの飛行技術から、お互いのことを汚染機ではないのではないかという疑念を持ち、接触を試みる。
両者の話し合いの結果、戦うべき相手ではないと悟ったカミラは、このことを友軍に伝えようとするが、その直後に背後から仲間のシューティオンに狙撃されシグナルロストする。
戦後になってからブラックボックスの回収によって判明したことだが、このシューティオンのパイロットは、病を発症させていた。
その病はスレイヴギアの臓器を食えば治るという怪しい噂がながれていたが、文明を失ったこの時代は、この手の呪術めいた噂がはびこっていたので、特別珍しいことではなかった。
彼自身も所詮は噂と思いつつ、心のどこかでそんな噂にすらすがりつきたいと思っていた、そんな中カミラがディーマイナと接近したまま動かない光景を目撃すると、クロスクリムゾンの既定の中に、ウィルスに発症した場合はたとえ仲間でもこれを討てというものがあったため、彼はカミラが寝返ったと判断して狙撃した。
しかし、直後に自身も乱戦の中戦死しているため、撃ち落としたカミラに近づくことはできなかった。
エネルギーも体力、精神力も限界まで迫っていたホワイトフォックス隊だが、ここで「バーサーカーモード」が突如発動する。
残りエネルギーを一気に消費するかわりに、スレイヴギアの能力を飛躍的に上昇させるリミッター解除モードだが、これはホワイトフォックス隊の結成をしった当時のスペルビアが、隊独自のシステムとして組み込んだものであった。
だが、そのバーサーカーモードは、戦闘ではなく思わぬ形で使用されることとなる。
ディーマイナは、通信機を最大限に使い、みずからの「歌」を戦場中に響き渡らせたのだ。
「汚染機が、こんな綺麗な歌を歌うはずがない」その迷いから、クロスクリムゾンは自分たちの戦闘行為が本当に正しかったのか迷い始める。
スレイヴギアを破戒の血族と罵っていたリアンですら動きがとまり、彼らは戦場から撤退することとなる。
コメントをかく