タグ検索で♀竜×♂人間125件見つかりました。

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相護意存

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  『警告。X4時カラY3時エリアニ新タナ動体熱源反応4。早期迎撃ヲ推奨』  『ま、また? そんな事言われたっ・・・・・・てぇええいっ!』  マイペースで現状報告を押し付けてくるパワードスーツの管制AIに、搭乗者の少年は悲 鳴を上げる。それでも16歳の身長に並ぶガトリングガンを構え、該当区域――と言っても 見渡す限り同じような砂丘だが――に向けた。多連装の銃身が15mmの暴威を吐き出そうと 唸りを上げて回転を始める。 …

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c1%ea%b8%ee%b0%d... - 2009年01月06日更新

破幻の竜玉

「う・・・ぐ・・・ぐああああっ・・・!よ、よせ・・・やめてくれぇ・・・ひいいっ・・・」 「クフフ・・・お前をどう料理するのか全てはあたしの思うがまま・・・たっぷりと泣き叫びな・・・」 宵闇に染まった深い森の奥から、木々の間を吹き抜けるそよ風に乗ってそんな雌雄の声が聞こえてくる。 どうやら、"奴"は今憐れな獲物を甚振っている真っ最中らしかった。 正直夜の闇に乗じて不意打ちを仕掛けるだけでは"奴"を倒せるのか不安だったのだが、お楽しみ中ということであれば勝算は遥かに大きくなるというものだ。 俺は心中でそう独り…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c7%cb%b8%b8%a4%c... - 2011年08月21日更新

黒竜の葛藤

決して人間の立ち入らぬ深い深い山奥にある、ドラゴン達の暮らす里。 そこには無造作に掘られた数多の洞窟が建ち並び、土の上には子を育てるための藁や枯れ木を踏み拉いて作った寝床が敷かれている。 彼らは争うこともなく人間以上にお互いを助け合って暮らしていたものの、代々里を取り仕切ってきた黒いドラゴンの一族にだけは、ある変わった仕来りがあった。 里の長を踏襲するドラゴンが受けなくてはならない1つの試練。 それは人間達の文化を里に取り入れるために、命の契約を結んだ人間と3年間生活を共にすること・・・ ついにこの日が…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b9%f5%ce%b5%a4%c... - 2008年08月12日更新

再びその赤鱗に抱かれて

ふと気が付くと、俺は目の前に置かれている不思議な白い球体をじっと見つめていた。 慣れない手付きで細い木の枝や枯れ葉を積み上げて作ったその暖かい温床の上で息衝く卵の傍には、パチパチという枯れ枝の爆ぜる音を立てながら小さな焚き火が燃えている。 あれから5日・・・彼女の遺したこの大きな卵の中で、確かな命の脈動が力強く鳴り響いていた。 もうそろそろ、待ちに待った瞬間が訪れるのに違いない。 そして内側から何かに押されたかのように突然卵がコロンと温床から転げ落ちると、パキッという小さな音とともにザラザラとしたその殻に…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ba%c6%a4%d3%a4%b... - 2009年04月18日更新

竜達の苦労

ドラゴンの卵・・・それは世界に数ある珍味の中でも、最高級の味と稀少さを兼ね備えた幻の一品。 当然といえば当然だが、それを手に入れるためには相応の危険を冒す覚悟がなくてはならない。 なぜならこの卵は当然ドラゴンの棲む洞窟や森の奥深くまで獲りに行かなくてはならないのだが、ドラゴン達はこと繁殖の時期になると卵や産まれたばかりの子供達を守るために凶暴になるのだ。 不用意に人間などが彼らの縄張りに足を踏み入れようものなら、たちまちその恐ろしさを身をもって味わわされることになるだろう。 生物の気配が感じられない辺り…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ce%b5%c3%a3%a4%c... - 2009年06月26日更新

紅き大老

「ぐ・・・うぅ・・・」 幾本もの燭台に灯された淡い蝋燭の明かりの中に、初老の男の苦しげな呻き声が響き渡っている。 「お、王様・・・あまり無理をされてはお体に障りますぞ」 「ふふふ・・・ワ、ワシも歳を取ったものだな・・・この程度で・・・ぐ・・・体が音を上げるとは・・・」 ほんの数日前、彼はここ最近親愛なる城下の民を苦しめていた毒の息を吐く悪竜の退治へと向かった。 そして東の山奥に潜んでいたその悪竜の住み処を数人の腕の立つ兵士達とともに急襲し、奇跡的に1人の犠牲者も出すことなく討伐に成功した・・・はずだったの…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b9%c8%a4%ad%c2%e... - 2008年08月12日更新

森に這う鎖

咽返るようなビールとワインの香りが漂う、この町でも随一の大きな酒場。 酒に酔った男達がそこらじゅうで浮かれ騒いでは、せわしなく店の中を走り回る若い娘の給仕に容赦なく注文を投げかけている。 そんな喧騒の中、年季の入った小さな樫のテーブルを挟んで俺の向かい側に1人の狡猾そうな小男が座っていた。 "なんでも屋"という割には裏の仕事しか入ってこないこの俺に、何やら頼み事があるのだという。 「で・・・俺にどんな用だい?」 まだ顔に幼さの残る可愛い給仕がなみなみとビールの注がれたジョッキを2つテーブルの上に置いていく…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bf%b9%a4%cb%c7%e... - 2008年08月12日更新

湖の邂逅

正直、私は暇だった。 いつ見ても変わらぬ輝きを放つ金や銀の財宝の山の上で、私は大きなあくびをした。 ゴォーという低く重い音が洞窟中に響き渡り、周辺にいた動物達が恐れをなして草陰に飛び込む。 この洞窟に篭って早100年。時折人間の町を襲っては、世に宝物と呼ばれる金品の類を奪い集めていたが、同胞の多くが持つこの趣味に、私は既に飽きていた。 もし、この洞窟に人間がくるようなことがあったら、ちょいと気晴らしにおちょくった後にでもこの財宝の山を全部くれてやろうかとも思っていた。 ぽっかり見える洞窟の入り口は燦燦と…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b8%d0%a4%ce%ee%b... - 2008年08月12日更新

奪われた平穏

「ゴホッ・・・ゴホッゴホッゴホホッ・・・」 「大丈夫?どうしよう・・・この子、咳が止まらないわ。それに熱もあるようだし・・・」 昼過ぎになって突然苦しげに咳き込み始めた小さな男の子が、心配そうな表情を浮かべる母親に付き添われながら布団の中でブルブルと身を震わせている。 「風邪でもひいたんじゃないのか?今日の朝方は随分と冷え込んだからな」 「ただの風邪ならいいけど、ちょっと咳が酷いから心配なのよ。私、竜神様の所へ行ってくるわ」 「ああ、そうだな・・・それがいい。ちゃんとお供え物は持って行けよ」 その言葉に妻…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c3%a5%a4%ef%a4%e... - 2008年08月12日更新

宝玉の主

「あった、これだ・・・」 城下町にある古めかしい巨大な図書館。その一角の古書ばかりを集めた資料スペースで、俺はついに目的の物を見つけることができた。 "世界の四大秘宝"と題されたその色褪せた資料には、古くから言い伝えられる4つの宝玉についての様々な情報が載っていた。 "神鳥のルビー"、"大亀の黒曜石"、"猛虎の白水晶"、そして"竜眼のサファイア"。 直径5寸きっかりの真球に磨き上げられたこれらの玉は最高級の国宝として、また権力の象徴として、国々が競って奪い合った。400年前には西欧で3つの大国が神鳥のルビ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ca%f5%b6%cc%a4%c... - 2008年08月12日更新

ドラゴンの尿 Part1

舞台はドラゴンが誕生した時代。 アルバイトをやっている未婚の若い青年が通ってる道で尿臭が発生したのだが尿臭の原因は不明だった。 そこで青年は道のある場所で体長40cmの水色の翼の生えた小さな雌のドラゴンを発見した。 そのドラゴンは生後3日で卵から生まれる前に兄弟全匹が先に拾われ卵から生まれてすぐに親竜が亡くなって孤竜になっていたのだ。 「これは雌のドラゴンか。俺が飼って育ててやる。」 青年はこの雌のドラゴンを拾って家で飼おうとした。 実は青年はドラゴンを発見する以前に動物園でドラゴンを見てたがドラゴンを…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%c9%a5%e9%a5%b... - 2011年02月06日更新

私は竜になりたい

18世紀初頭・・・四方を険しい山々に囲まれたとある国で、当時の政府により一風変わった条例が制定された。 個体数が少なく絶滅の恐れがあるという理由で、国の周辺の山野に棲んでいたドラゴン達に対して如何なる形であっても彼らを捕獲したり殺傷したりすることを禁じたのである。 そのためドラゴン達が棲んでいるとされる山中の深い森には到る所に立入禁止の札が掲げられ、国に住んでいた人々はドラゴンという生き物をほとんど目にすることがなくなってしまったのだ。 だが少なくとも17世紀の中頃までは、そんな一般の人々にとってもドラゴ…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%bb%e4%a4%cf%ce%b... - 2008年12月30日更新

生贄の少年

「なかなかちょうどいい子がいないわね」 「そりゃそうよ。だから私達、いつもいつも10日以上も時間をかけて探してるんじゃないの」 「あ、みてあの子、命数がのこりわずかよ」 「あらほんと、それに年もいい感じだし。あの子にしましょうか」 僕は今まで「特別な事」に出会ったことがなかった。 テレビや雑誌で出てくるようなドラマティックな出来事なんて絵空事だと思ってたし、僕にとっては身の周りに起こらないことなんて、宇宙の外で起こってることと変わりなかった。 高校からの帰り道、僕はいつものように長い長い通学路を歩いてい…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c0%b8%ec%d3%a4%c... - 2008年08月13日更新

ドラゴン学者

ドラゴン。 そう呼ばれる種族の多くは巨大な体を持ち、外見は固い鱗でびっしりと覆われていたり、フサフサの柔らかい毛が生えていたり、はたまたつるつると光沢のある滑らかな肌をしていたりと様々で、太くて逞しい尻尾を持ち、大きく広がる翼や立派な角や恐ろしい爪や牙があり・・・ 驚くべきことに、中には人の言葉を話すことができるほど賢い者もいるという。 僕が若くしてドラゴンに興味を持ち始めたのは、ひょんな偶然からある遊び心たっぷりの書物に出会ったからだった。 その書物には、ほとんど誰も見たことのないドラゴンについての詳…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%a5%c9%a5%e9%a5%b... - 2008年08月12日更新

恒久の主従

険しい岩山の麓にひっそりと佇むように、小さな村があった。 まあ、どこの世界でもそうなのかもしれないが、大きな町から外れた辺境にあるこういった村には大抵若い男手が不足している。 この村もそのご多分に漏れず、辺りを見渡せばいるのは女子供に年寄りばかり。 もう村に残っている若い男は、俺を含めて10人にも満たなくなっていた。 だがこの村に若者が少なくなった原因は、恐らく世界中で見ても稀な部類に入ることは間違いない。 村から出ていった者の半数はより大きな稼ぎと仕事を求めて町へと移り住んでいった。 そしてもう半数は・…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b9%b1%b5%d7%a4%c... - 2008年08月12日更新

卵を求めて

もはやジャングルと呼んでも差し支えのない険しい森の中を、俺は息を殺しながらゆっくりと進んでいた。 一生遊んで暮らせるほどの大金が手に入るという、稀少なドラゴンの卵を盗み出すためだ。 ドラゴンは年中卵を産むことができるが、中でもこの季節になると産卵が活発になる。 森の中には産んだばかりの卵を守る雌のドラゴンや、卵を狙って、あるいは肉欲を満たすために産卵後の弱った雌ドラゴンを襲う雄のドラゴンが出没することがあるという。 正直俺は武器を取ってドラゴンと戦えるような人間ではない。 それどころか虎やなんかの猛獣に…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%cd%f1%a4%f2%b5%e... - 2008年08月12日更新

獄中の宴

満天に広がる星々の瞬きを眺めながら、俺は家の屋根の上に寝転がってウトウトと惰眠を貪っていた。 深い深い森の奥にひっそりと佇む小さな町。隣の町まで行くには険しい森の中を5日は歩き続けなくてはならないというのだから、ここは正に陸の孤島という表現がぴったりくる。 何故こんな不便なところに町があるのか俺にはさっぱり理解できなかったが、それでも森の木々に浄化された空気が見せる眩い星空を見ていると、そんな悩みもどこかへ消えてしまう。 何しろ時折森へ迷い込んだ人が帰ってこなくなる以外は、この町はいたって平和だった。 争…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b9%f6%c3%e6%a4%c... - 2008年08月12日更新

第2の人生

「ふう・・・空の散歩にも、そろそろ飽きてきたな・・・」 快晴の空を映す青々とした海の上を飛びながら、私は大きな欠伸をした。 近頃はこれといって大した刺激もなく、山間の洞窟から遠出してきては海の上を飛ぶのが私の日課になっていた。 稀に船に乗った人間どもが私を見つけて騒ぐことはあったが、私には関係ないことだ。 そろそろねぐらに帰って昼寝でもするとしよう。 私はフワッと旋回して向きを変えると、陸に向けて力強く羽ばたいた。 その時、海の上に突き出した崖の上に1人の人間が立っているのが目に入った。 「どうやら自殺志…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%c2%e82%a4%ce%bf%... - 2008年08月12日更新

竜育

(パパ……起きて起きて) 思考に直接響き渡る声。うるさい。俺は華の独身2X歳だ。ちなみに童貞歴2X年。イカン。 なんかスンごく凹む。 ユサユサ。ユサユサ。 (パパ、お腹減ったよぉ) 身体を揺するおねだり。もー傷心中なんだからほっといてくれ。なんて夢だ……。 (先にご飯食べちゃうよぉ? それっ) ずるずると何かを脱がす音。いや脱がされてるのは俺? アレ何か変だ。起きなくては。 なんか股間がスースーしてというかなんか熱い風が当たっている。ええとこれは確か。 ペロペロッ……ジュルジュル……。(ムク…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%ce%b5%b0%e9... - 2008年08月11日更新

希望の卵

地を這う人間達の遥か頭上をゆったりと飛びながら、レモンのように眩しい黄色い体毛に覆われたドラゴンが下界を見下ろして深い溜息をついた。 「ふう・・・一族の掟とはいえ、このような者どもの中から伴侶を選ばねばならんのか・・・」 つい数日前に人跡未踏の山奥にひっそりと存在するドラゴンの里を旅立った彼女は、これから先の生涯をともにする者を見つけるために連日雲の切れ間から自分に相応しい人間を探していたのだ。 雄のドラゴン達は外界で暮らすことが多かったが、そのほとんどが心無い人間達によって狩り出され、すでにその存在が絶…

https://seesaawiki.jp/w/moedra/d/%b4%f5%cb%be%a4%c... - 2008年08月12日更新

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