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基本ラテン文字【V v】を取り上げます。
基本ラテン文字【V v】を取り上げます。
- 拡張文字は拡張ラテン【V】を参照してください。
文字名称 | ブイ, ヴィー / VEE |
大文字 | (半)V、(全)V |
小文字 | (半)v、(全)v |
ラテン語名 | ウー / V |
IPA | No.129 有声唇歯摩擦音 |
NATO式呼称 | ヴィクター / VICTOR |
セム系文字原義 | 鉤, 釣り針, 棍棒 |
源流フェニキア文字 | ワウ, ヴァウ / WAW, VAV, WAU, VAU《𐤅》 |
源流ギリシャ文字 | ユプシロン / UPSILON《Υ υ》 |
源流古イタリア文字 | ウー / U《𐌖》 |
ユニコード(半角) | (大)U+0056、(小)U+0076 |
ユニコード(全角) | (大)U+FF36、(小)U+FF56 |
文字参照(半角) | (大)V、(小)v |
文字参照(全角) | (大)V、(小)v |
画数 | (大)2画あるいは1画、(小)2画あるいは1画 |
仮名転写 | ヴ[v]、(半母音の)ウ[w]、ウ[u]、(ドイツ語の)フ[f]、(スペイン語の)ブ[b / β]、(白語の)ヴー[v̩]、(チェロキー翻字の)アン[ʌ̃]、(プイ語の両唇化)ゥ[ʷ] |
ローマ数字数価 | 5《Ⅴ ⅴ》 |
モールス信号 | ・・・-[トントントンツー] |
点字 | DOTS-1236《⠧》(U+2827) |
スモールキャップ | ᴠ (U+1D20) |
上付き文字 | ⱽ (U+2C7D)、ᵛ (U+1D5B) |
下付き文字 | ᵥ (U+1D65) |
イタリック | V v 《𝑉 𝑣》(U+1D449 , U+1D463) |
ドイツ文字 | ファウ / VAU《𝔙 𝔳》(U+1D519 , U+1D533) |
フレイザー | ハ / HA《ꓦ》(U+A4E6) |
異体字 | - |
英語ラテン文字第22字母(ラテン語ラテン文字第20字母)。
ギリシャ文字ユプシロン《Υυ》から分化した字母のひとつ。キリル文字イージッツァ《Ѵ ѵ》とは字形が似ていて、ロシア語の書籍ではイージッツァをローマ数字5の代用としているものがある。
字形はこちらが先で、《U》が作られてからは混同されてきたが、17世紀頃に分化された。
ギリシャ文字ユプシロン《Υυ》から分化した字母のひとつ。キリル文字イージッツァ《Ѵ ѵ》とは字形が似ていて、ロシア語の書籍ではイージッツァをローマ数字5の代用としているものがある。
字形はこちらが先で、《U》が作られてからは混同されてきたが、17世紀頃に分化された。
本来のラテン語の発音は母音のウ[u]と半母音のウ[w]である。
現代の標準発音はヴ[v]であるが、ドイツ語では無声音のフ[f]、スペイン語ではブ[b](語中では[β])、フィジー語やホピ語(アメリカ先住民諸語)ではヴに近いブ[β]、グアラニ語ではウ[ʋ]を示す。
プイ語では特定の子音字との連字で両唇化を表す(例:〈NGV〉[ŋʷ])。
特殊な発音では、白語などの中国の少数民族言語では音節主音のヴー[v̩]、ナシ語のウィ[ɨ]、独竜語のア[ʌ]、チェロキー語の鼻音アン[ʌ̃]が見られる。
現代の標準発音はヴ[v]であるが、ドイツ語では無声音のフ[f]、スペイン語ではブ[b](語中では[β])、フィジー語やホピ語(アメリカ先住民諸語)ではヴに近いブ[β]、グアラニ語ではウ[ʋ]を示す。
プイ語では特定の子音字との連字で両唇化を表す(例:〈NGV〉[ŋʷ])。
特殊な発音では、白語などの中国の少数民族言語では音節主音のヴー[v̩]、ナシ語のウィ[ɨ]、独竜語のア[ʌ]、チェロキー語の鼻音アン[ʌ̃]が見られる。
DOTS-12345《⠏》が基本字形。世界各国の諸言語のラテン翻字は一部を除き、これに沿っている。
ラテン文字翻字では、セルビア語・マケドニア語キリル文字《В》が対応するクロアチア語《V》の点字を当てはめているが、ロシア語・ブルガリア語では《W》の点字を使用するため異なる。
ラテン文字翻字では、セルビア語・マケドニア語キリル文字《В》が対応するクロアチア語《V》の点字を当てはめているが、ロシア語・ブルガリア語では《W》の点字を使用するため異なる。
- ルーン文字URUZ UR U《ᚢ》は上下逆にしたものから派生し、さらに多数の派生字が生まれた。
- チェロキー文字では字形のみを借用したDO《Ꮩ》と、派生字TSE《Ꮴ》がある。
- ポラード文字では、ラテン大文字《V》から字形を借用した字母V[v]が使われる。
- スモールキャピタル【V】?を参照。
中国語の国語ローマ字では、本来は〈kann i kann〉(ピンイン表記は〈kànyikan〉)と表記される“看一看「見てみる, のぞき見する」”のような動詞の合間に補語の“一 i”(ピンイン表記は〈yi〉)や“了 le”などがある場合、〈kann i v〉と、語末のkannに該当する箇所を省略記号の《v》に置き換える方法がある。
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