ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

拡張ラテン文字辞典】及び【ラテン文字筆記体】カテゴリです。
ここではユニコードに登録されている筆記体の字母を取り上げます。(工事中)

数学用筆記体 - Mathematical Script

ユニコード1.0に採用された字母は文字様記号ブロックに配置されているが、数学用英数字ブロックにあるものは、ユニコード3.1で採用されたものである。そのため、重複される字母が配置される場所は筆記体小文字エル《𝓁》を除いて一部を除いて空欄になっている。
ユニコードの字母名は採用時期によって異なる。

MATHEMATICAL SCRIPT CAPITAL A【𝒜】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL A【𝒶】

ユニコード(大)U+1D49C / (小)U+1D4B6
数値参照(大)𝒜 / (小)𝒶
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • ギリシャ小文字ALPHA《α》
  • キリル大小文字A《А / а》

SCRIPT CAPITAL B【ℬ】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL B【𝒷】

ユニコード(大)U+212C / (小)U+1D4B7
数値参照(大)ℬ / (小)𝒷
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • ギリシャ小文字BETA《β》
  • キリル小文字VE《в》

MATHEMATICAL SCRIPT CAPITAL C【𝒞】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL C【𝒸】

ユニコード(大)U+1D49E / (小)U+1D4B8
数値参照(大)𝒜 / (小)𝒸
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字ES《с》

MATHEMATICAL SCRIPT CAPITAL D【𝒟】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL D【𝒹】

ユニコード(大)U+1D49F / (小)U+1D4B9
数値参照(大)𝒝 / (小)𝒹
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル大文字DE《Д》

SCRIPT CAPITAL E【ℰ】/ SCRIPT SMALL E【ℯ】

ユニコード(大)U+2130 / (小)U+212F
数値参照(大)ℰ / (小)ℯ
  • 別名: (大) EMF; (小) ERROR
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字IE《е》

SCRIPT CAPITAL F【ℱ】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL F【𝒻】

ユニコード(大)U+2131 / (小)U+1D4BB
数値参照(大)ℱ / (小)𝒻

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL G【𝒢】/ SCRIPT SMALL G【ℊ】

ユニコード(大)U+1D4A2 / (小)U+210A
数値参照(大)𝒢 / (小)ℊ
【解説】
グラム記号で使用される字形は学教教育用筆記体に採用されている。
グラム記号の直立体は、ユニコード7.0でクロスドテール付きG?《ꬶ》として採用された。
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字DE《д》

SCRIPT CAPITAL H【ℋ】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL H【𝒽】

ユニコード(大)U+210B / (小)U+1D4BD
数値参照(大)ℋ / (小)𝒽
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字SHHA《һ》

SCRIPT CAPITAL I【ℐ】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL I【𝒾】

ユニコード(大)U+2110 / (小)U+1D4BE
数値参照(大)ℐ / (小)𝒾
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字ベラルーシ=ウクライナ語I《і》

SCRIPT CAPITAL J【𝒥】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL J【𝒿】

ユニコード(大)U+1D4A5 / (小)U+1D4BF
数値参照(大)𝒥 / (小)𝒿
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字JE《ј》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL K【𝒦】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL K【𝓀】

ユニコード(大)U+1D4A5 / (小)U+1D4C0
数値参照(大)𝒦 / (小)𝓀

SCRIPT CAPITAL L【ℒ】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL L【𝓁】

ユニコード(大)U+2112 / (小)U+1D4C1
数値参照(大)ℒ / (小)𝓁
【解説】
小文字はカーブの付いていないもので、後述のリットル記号とは異なる筆記体としてユニコード4.0で採用されたものである。
キリル文字パーロチカ小文字《ӏ》の筆記体はこの字形となっていることから、ユニコードでパーロチカの小文字は長らく統合されてきた大文字《Ӏ》と別字としてバージョン5.0で採用されるきっかけとなった。
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字PALOCHKA《ӏ》

SCRIPT SMALL L - リットル【ℓ】

ユニコードU+2113
数値参照ℓ
  • 別名: LITER, ELL
【解説】
ラテン文字エルの筆記体小文字《l》の字母は異体字も含めて2種採用されていて、こちらはリットル記号として使用されているものである。
学校で習う筆記体ではなじみ深いものとなっている。
近年、リットル記号はラテン大文字《L》の活字体が使用されているが、こちらの表記も見られ、モリサワの新ゴなど直立した形状を採用しているフォントがある。
日本の点字解説書では活字体の《l》の代わりに直立した《ℓ》の使用が見られる。

SCRIPT CAPITAL M【ℳ】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL M【𝓂】

ユニコード(大)U+2133 / (小)U+1D4C2
数値参照(大)ℳ / (小)𝓂
【解説】
20世紀前半までドイツで筆記体大文字がマルク通貨記号として使用されていた。
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字TE《т》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL N【𝒩】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL N【𝓃】

ユニコード(大)U+1D4A9 / (小)U+1D4C3
数値参照(大)𝒩 / (小)𝓃
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • ギリシャ文字ETA《η》
  • キリル小文字PE《п》
  • アルメニア小文字VO《ո》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL O【𝒪】/ SCRIPT SMALL O【ℴ】

ユニコード(大)U+1D4AA / (小)U+2134
数値参照(大)𝒪 / (小)ℴ
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • ギリシャ小文字OMICRON《ο》
  • キリル小文字O《о》
  • アルメニア小文字OH《օ》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL P【𝒫】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL P【𝓅】

ユニコード(大)U+1D4AB / (小)U+1D4C5
数値参照(大)𝒫 / (小)𝓅
【解説】
ユニコード1.0当初から採用されていた筆記体小文字ピー《℘》とは別に、本来の筆記体小文字ピーとして採用された。
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字ER《р》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL Q【𝒬】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL Q【𝓆】

ユニコード(大)U+1D4AC / (小)U+1D4C6
数値参照(大)𝒬 / (小)𝓆

SCRIPT CAPITAL R【ℛ】/ MATHEMATICAL SCRIPT SMALL R【𝓇】

ユニコード(大)U+211B / (小)U+1D4C7
数値参照(大)ℛ / (小)𝓇
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字CHE《ч》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL S【𝒮】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL S【𝓈】

ユニコード(大)U+1D4AE / (小)U+1D4C8
数値参照(大)𝒮 / (小)𝓈
【解説】
ギリシャ文字シグマの小文字語末形《ς》の筆記体がラテン文字筆記体小文字と同型となっていて、かつてラテン文字活字体小文字エス《s》が長いエス《ſ》の語末形として使用されていた―ドイツ文字表記ではエスの小文字は本来区別されるが、ユニコードには数学記号としての用途のために語末形の《𝔰》のみ採用されている―ことに似ている。
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • ギリシャ小文字FINAL SIGMA《ς》
  • キリル小文字DZE《ѕ》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL T【𝒯】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL T【𝓉】

ユニコード(大)U+1D4AF / (小)U+1D4C9
数値参照(大)𝒯 / (小)𝓉

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL U【𝒰】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL U【𝓊】

ユニコード(大)U+1D4B0 / (小)U+1D4CA
数値参照(大)𝒰 / (小)𝓊
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • ギリシャ小文字KAPPA《κ》
  • キリル小文字I《и》
  • アルメニア小文字SEH《ս》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL V【𝒱】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL V【𝓋】

ユニコード(大)U+1D4B1 / (小)U+1D4CB
数値参照(大)𝒱 / (小)𝓋
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • ギリシャ小文字UPSILON《υ》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL W【𝒲】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL W【𝓌】

ユニコード(大)U+1D4B2 / (小)U+1D4CC
数値参照(大)𝒲 / (小)𝓌

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL X【𝒳】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL X【𝓍】

ユニコード(大)U+1D4B3 / (小)U+1D4CD
数値参照(大)𝒳 / (小)𝓍
【解説】
使用する言語によってはギリシャ文字CHI《χ》を圧縮した字形となっている。
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字HA《х》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL Y【𝒴】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL Y【𝓎】

ユニコード(大)U+1D4B4 / (小)U+1D4CE
数値参照(大)𝒴 / (小)𝓎
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • ギリシャ小文字PSI《ψ》(※本来はステム部分が伸びているものになっているが、ラテン文字俗用表記でワイ小文字が[ps]音を示すことがある)
  • キリル小文字U《у》

MATEMATICAL SCRIPT CAPITAL Z【𝒵】/ MATEMATICAL SCRIPT SMALL Z【𝓏】

ユニコード(大)U+1D4B5 / (小)U+1D4CE
数値参照(大)𝒵 / (小)𝓎
【解説】
使用する言語及び国・地域によっては大小共に著しく字形が異なる。
IPAの子音字エッジュ《ʒ》の筆記体はユニコードに採用されているゼット小文字筆記体にている。
【別文字体系の同一筆記体字形】
  • キリル小文字ZE《з》

文字様記号 - Letter-like Symbols

筆記体の異体字などが一部含まれている。

SCRIPT SMALL P - ペー【℘】

ユニコードU+2118
数値参照℘
  • 別名: WEIERSTRASS ELLIPTIC FUNCTION
【解説】
ラテン文字ピーの筆記体を変化させた形状で、日本の印刷業界などではピーとの区別のためドイツ語の字母名が採用されている。

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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