ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

拡張ラテン文字辞典】カテゴリです。
基本ラテン文字K k】を取り上げます。
文字名称ケー, ケイ / KAY
大文字(半)K、(全)K
小文字(半)k、(全)k
ラテン語名カー / KA
IPANo.109 無声軟口蓋破裂音
NATO式呼称キロ / KILO
セム系文字原義手のひら
源流フェニキア文字カフ / KAPH, KAF《𐤊》
源流ギリシャ文字カッパ / KAPPA《Κ κ》
源流古イタリア文字カー / KA《𐌊》
ユニコード(半角)(大)U+004B、(小)U+006B
ユニコード(全角)(大)U+FF2B、(小)U+FF4B
文字参照(半角)(大)K、(小)k
文字参照(全角)(大)K、(小)k
画数(大)3画、(小)3画
仮名転写ク[k]、(有気音の)ク[kʰ]
ローマ数字数価-
モールス信号−・−[ツートンツー]
点字DOTS-13《⠅》(U+2805)
スモールキャップᴋ (U+1D0B)
上付き文字ᴷ (U+1D37)、ᵏ (U+1D4F)
下付き文字ユニコード未登録
イタリックK k 《𝐾 𝑘》(U+1D43E , U+1D458)
ドイツ文字カー / KA《𝔎 𝔨》(U+1D50E , U+1D528)
フレイザーカ / KA《ꓗ》(U+A4D7)
異体字-

解説

英語ラテン文字第11字母(ラテン語ラテン文字第10字母)。ギリシャ文字カッパ《Κ κ》やキリル文字カー《К к》と字母はほぼ共通している。キリル文字のものとは右上側が微妙に異なっている。
ラテン文字では当初母音字aの前に限りク[k]音を示していたが、一部の単語を除いて《C》で統一された。

発音

ロマンス諸語やブルトン語などを除くケルト諸語では原則的に外来語以外使用されない。
英語やベトナム語では、原則的にeとiの前に置かれる[k]音表記に使用される。
ゲルマン諸語やスラブ諸語、バルト諸語、ウラル諸語、チュルク諸語、マレー諸語、日本語ローマ字エスペラント語を始めとする人工言語の大半では[k]音表記用に使用される。
ノルウェー語では、iとyの前に置かれると[ç]音になる
IPAなどの音声記号や言語翻字用は基本的に[k]音に対してこの字母が当てられるが、英語やロマンス諸語における古典ギリシャ外来語では《C》で表記される。
中国のピンイン及び大半の少数民族言語では有気音[kʰ]の表記に当てられる。

字形

ドイツ文字カーの小文字は活字体とかなり異なっている。
筆記体
筆記体の大文字は活字体とにているが、アメリカ式は一部異なっている。

点字

DOTS-13《⠅》が基本字形。3の点が含まれる系統である2列目の最初の字母である。
世界各国の諸言語のラテン翻字は一部を除き、これに沿っている。

派生文字

  • アングロサクソン・ルーン文字CEN《ᚳ》。
  • チェロキー文字では字形のみを借用したTSO《Ꮶ》がある。
  • カナダ音節文字の一種であるキャリアー文字ではKを変化させたK行《ᖼ ᖽ ᖾ ᖿ》がある。
  • ウォレアイ文字KIはラテン大文字《K》の字形を借用している。
  • フォックス=ホチャック文字では、ラテン大文字《K》の筆記体を改造した字母がフォックス語では[k]音、ホチャック語では[ɡ]音を表す。

特殊用法

スモールキャピタル

  • スモールキャピタル【K】?を参照。

フレイザー文字

基本ラテン文字と発音が同じ。単独では[ka]という音節を示す。
逆さにした字母KHAは有気音を示す (ターンド【K】参照)。

配列が異なる言語

  • フィリピン諸語の従来の正書法配列では《K》が B の次で第3字母となっている (《C》が採用されていないため、スペイン語又は英語で[k]音を示す《K》が置かれたため)。但し、フィリピノ語では、スペイン語に準じた《C》を含む従来の配列となっている。

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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