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基本ラテン文字【L l】を取り上げます。
基本ラテン文字【L l】を取り上げます。
- 拡張文字は拡張ラテン【L】を参照してください。
文字名称 | エル / ELL, EL |
大文字 | (半)L、(全)L |
小文字 | (半)l、(全)l |
ラテン語名 | エル / EL |
IPA | No.155 有声歯茎側面接近音 |
NATO式呼称 | リマ / LIMA |
セム系文字原義 | 突き棒 |
源流フェニキア文字 | ラメ(ッ)ド, ラムド / LAMEDH, LAMD《𐤋》 |
源流ギリシャ文字 | ラムダ / LAMBDA, LAMDA《Λ λ》 |
源流古イタリア文字 | エル / EL《𐌋》 |
ユニコード(半角) | (大)U+004C、(小)U+006C |
ユニコード(全角) | (大)U+FF2C、(小)U+FF4C |
文字参照(半角) | (大)L、(小)l |
文字参照(全角) | (大)L、(小)l |
画数 | (大)2画あるいは1画、(小)1画 |
仮名転写 | ル/る[l]、(暗い)ル/ウ[ɫ]、(モンゴル語の)ズ[ɮ]、(ブヌン語の)ス[ɬ] |
ローマ数字数価 | 50《Ⅼ ⅼ》 |
モールス信号 | ・-・・[トンツートントン] |
点字 | DOTS-123《⠇》(U+2807) |
スモールキャップ | ʟ (U+029F) |
上付き文字 | ᴸ (U+1D38)、ˡ (U+02E1) |
下付き文字 | ユニコード未登録 |
イタリック | L l 《𝐿 𝑙》(U+1D43F , U+1D459) |
ドイツ文字 | エル / ELL《𝔏 𝔩》(U+1D50F , U+1D529) |
フレイザー | ラ / LA《ꓡ》(U+A4E1) |
異体字 | SCRIPT SMALL L《ℓ》 |
英語ラテン文字第12字母(ラテン語ラテン文字第11字母)。ギリシャ文字ラムダ《Λ λ》やキリル文字エリ《Л л》と字形はかなり異なっているが、兄弟関係にある。
エトルリア文字のはねた形状から直角の形状に変化した。
エトルリア文字のはねた形状から直角の形状に変化した。
基本発音は[l]音であり、大多数の言語の正書法での単体表記のときは発音が変わらないか、派生音(暗いエル[ɫ]など)を示している。
チェコ語やスロバキア語では音節主音[l̩]となり、チェコ語の vlk「狼」など母音字が一つもない綴りが見られる。
レアな表記としては、ブヌン語のス[ɬ]音、1930年代のモンゴル語ヤナリフのズ[ɮ]音がある。
チェコ語やスロバキア語では音節主音[l̩]となり、チェコ語の vlk「狼」など母音字が一つもない綴りが見られる。
レアな表記としては、ブヌン語のス[ɬ]音、1930年代のモンゴル語ヤナリフのズ[ɮ]音がある。
ゼロ子音になるケースは、ハンガリー語における連字〈LY〉があり、本来[ʎ]だったものが[j]音になっている。英語では、語中に見られる連字〈-AL-〉が長母音[ɔː]を示している。珍しい表記では韓国語ローマ字による人名表記 LEE《이「李」》[i]のケースで、語頭《L》はイウング《ᄋ》と同じゼロ子音になるが、李の本来の漢語音(北朝鮮・中国の朝鮮語では語頭でも《리》[ri]と発音)の名残り且つ香港・台湾の名字の英語表記である“LEE”で表記される習慣がある。
- チェロキー文字では字形のみを借用したTLE《Ꮮ》があり、珍しく発音が近似している。
- ポラード文字では、ラテン大文字《L》から字形を借用した字母L[l]が使われ、派生字HL[ɬ]も生み出されている。
- ウォレアイ文字FIではラテン大文字《L》の字形のみを借用しているが、右下が変化している。
- フォックス=ホチャック文字では、ラテン小文字《l》の筆記体を改造した字母がフォックス語では[p]音、ホチャック語では[b]音を表す
- スモールキャピタル【L】?を参照。
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