ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

基本ラテン文字 > P】カテゴリです。
ここではラテン文字《P》が主体の連字を取り上げます。
子音字→半母音字→母音字、の順に並んでいます。

国際共通の基本的組み合わせ

国際的に[p]音が主流であるが、中国語などでは有気音[pʰ]を示す。

P+母音字

連字発音
PA Pa paパ[pa, pɑ]
PE Pe peペ[pe, pɛ]
PI Pi piピ[pi, pɪ]
PO Po poポ[po, pɔ]
PU Pu puプ[pu, pʊ]

P+半母音字

連字発音
PW Pw pwプヮ[pw, pʷ]
PY Py pyピャ[pj, pʲ]

P+子音字

連字発音
PF Pf pfプフ[pf]
PK Pk pkプク[pk]
PL Pl plプル[pl]
PM Pm pmプム[pm]
PN Pn pnプン[pn]
PP Pp ppップ[pp, pː]
PR Pr prプル[pr]
PS Ps psプス[ps]
PT Pt ptプト[pt]
PV Pv pvプヴ[pv]

特殊な組み合わせ

連字発音説明
PH Pp phパハ[pʰ]インド系翻字
PJ Pj ppピャ[pj, pʲ]スラヴ系
PY Py pyピュ[py, pʏ]スカンジナビア諸語


P+子音字

PP Pp pp

基本的に重子音を表すパターンが多い。
重子音〈ップ〉
IPA表記は[pp]又は[pː]。
  • アフリカーンス、オランダ、デンマーク、日本、ノルウェー、フィンランド
単音
英語では語中で単音を示す。ドイツ語では、《P》の前に置かれた母音字の発音が短母音となる。
  • 英語、ドイツ

その他

ハングル翻字では濃音の表記を表す。
  • ハングル翻字[pʼ]

PD Pd pd

有声化
スラヴ諸語では[bd]となる。

PF Pf pf

二重子音
ドイツ語に見られる特有の二重子音[pf]を示す。中国語の方言にもこの音が見られる。

PG Pg pg

有声化
スラヴ諸語では[bɡ]となる。

PH Ph ph

有気音
ラテン語やインド系諸言語及びインド系文字使用言語の転写・翻字では[pʰ]を示す。
  • ラテン
摩擦音
ギリシャ=ラテン借用語を示す[f]音に対応してい言語は英語やフランス語などがあるが、ベトナム語では常に〈PH〉が[f]音を示す。
〈TH〉の[θ]や〈KH〉の[x]の対応法則に当てはまるような〈PH〉が日本語‘フ’の音である[ɸ]の発音を示す言語の正書法はあまり見られない。
  • 英語[f]、ドイツ[f]、フランス[f]、ベトナム[f]
  • アラビア翻字、ヘブライ翻字
入破音
カフカズ諸語の一部のラテン文字旧正書法では[pʼ]に使用していたが、チェチェン語では1992年のラテン文字新正書法に取り入れられた。キリル文字正書法《ПӀ》に対応。
  • †イングーシ[pʼ]、チェチェン【パー PHA】[pʼ]

PJ Pj pj

スラヴ諸語の正書法で、キリル文字の〈ПЬ〉に対応する[pʲ]音を示す。

PL Pl pl

ミャオ諸語では正式な字母として認められている連字。

PN Pn pn

[p]音サイレント化
  • 英語[n]

PR Pr pr

特殊な発音
  • カチン[pʒ]

PS Ps ps

ギリシャ文字《Ψ》のラテン文字転写・翻字として使用される。
[p]音サイレント化
  • 英語[s]

PT Pt pt

[p]音サイレント化
  • 英語[t]

PV Pv pv

〈工事中〉

PX Px px

〈工事中〉

P+半母音字

PW Pw pw

東アジアやアフリカの諸言語ではアルファベット表で字母として認められているケースがある。

PY Py py

東アジアやアフリカの諸言語ではアルファベット表で字母として認められているケースがある。

P+母音字

〈工事中〉

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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