ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

拡張ギリシャ文字に関することをまとめます。

ギリシャ語の方言

ツァコニア語

ΖやΣにキャロンや逆ブリーブアクセント記号が付加されていたり、アポストロフィに似たプシリが有気音などで使用される。

非ギリシャ語

アルバニア語

ウルム語

チュルク諸語のひとつ。三省堂『言語学大事典(1) 世界言語編(上)〈あ〜こ〉』によると、ギリシャ文字にキリル文字Шが追加され、小文字もшを変化させたもの(見た目はɯを逆向きにした形)になっている。

トルコ語

一部地域でギリシャ文字が使用されたことがあり、トルコ語のギリシャ文字表記をカラマンリディカ Karamanlidika と呼ぶ。
πやτにドットアバブを付加して、/b/や/d/の音を示す。

バクトリア語

アフガニスタンで使用されていた。
ギリシャ文字に“ショー”と呼ばれる字母【Ϸ】(ラテン文字の《Þ》に近い字形で[ʃ]音)を追加。

コプト文字使用言語

ユニコードでは、ギリシャ文字にヒエログリフから派生したコプト文字の追加字母がコーディングされていて、ギリシャ文字由来字母はギリシャ文字で代用されていたが、ユニコード4.1からコプト文字カテゴリが追加された後、ギリシャ文字カテゴリにあるコプト文字もそれに会わせて、基本字形もギリシャ文字と同じタイムズ体から本来のコプト文字の字形に変更された。

古コプト語

N2741で申請されユニコード4.1に大半の字母が追加された。
ヒエログリフ或いはデモティック由来のコプト文字異体字や、独特の字母AINが追加されている。

コプト語P方言

声門閉鎖音表記用のALEFやKAPAなどの異体字がある。

ヌビア語/ヌビア文字

ヌビア語表記はコプト文字を一部改良したヌビア文字が使用されていた。
本来のコプト文字にない発音の拡張文字はメロエ文字草書体から派生したものである。

その他の拡張コプト文字

  1. 型とダイエレシスの組み合わせダイアクリティカルマーク付きSHEIやL型のHA、暗号文用のEIEとNIなどがある。


参考PDFファイル

『From Unicode to Typography, a Case Study: the Greek Script』
http://omega.enstb.org/yannis/pdf/boston99.pdf

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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