拡張ラテン【ソーン】

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ここでは、ラテン文字THORN LATIN LETTER THORN を取り上げます。

LATIN CAPITAL/SMALL LETTER THORN - アイスランド語THORN大・小文字【Þ þ】

文字名称	ソーン / THORN
大文字	Þ
小文字	þ
文字部首	T部、或いはP部
ユニコード	(大)U+00DE、(小)U+00FE
文字参照	(大)Þ、(小)þ
〃	(大)&#THORN;、(小)&#thorn;
LaTeX	(大)\TH、(小)\th
JIS X 0213	(大)1-9-52、(小)1-9-83
代替字形	TH, Th, th
仮名転写	ス[θ]
点字(アイスランド式)	DOTS-23456《⠾》(U+283E)

由来

ルーン文字THURISAZ THURS THORN《ᚦ》。

解説

古英語及び古ノルド語でかつて使用されていた字母で、現在はアイスランド語の字母として使用されている。
ルーン文字ソーン《ᚦ》を源流とし、三角に尖った部分を丸みに変えている。
音声記号は無声歯摩擦音[θ]としてはアメリカ音声記号やスウェーデン方言字母、ゲルマン語学の音韻記号などで見られる。
ローミックにも採用されたが、IPAでは同じ発音のギリシャ文字シータ[θ]にとって代わられた。
英語の人工文字としては、サー・トーマス・スミス文字などで採用していた。

点字

アイスランド語点字では、DOTS-23456《⠾》で示し、有声音のETHを表すDOTS-12356《⠷》と点の位置が対となっている。

使用言語・文字

言語

アイスランド[θ]、ヴォズギア[θ]、古英語[θ, ð]、古ノルド[θ]、タロッサ[θ]、ドニ[θ]、ノーン[θ]、

特殊文字

アヴェスタ翻字[θ]、アメリカ音声学[θ]、ヴィラル[θ]、ウラル音声学[θ]、キリル翻字(KNAB式)[θ]、ゲルマン語学[θ]、ケルト語学、サー・トーマス・スミス[θ]、新アングロサクソン[θ, ð]、スウェーデン方言字母[θ]、タッカー[θ]、汎ヨーロッパ[θ]、ルーン翻字[θ]、ローミック[θ]、‡ロシア転写(ラティンカ)[口蓋化(軟音符)]