希少性
人間はある種のものに対して希少性が高いほど貴重で価値があると思いこむ傾向があります。
それゆえに人は手に入りにくいほど数が少ない状況を騙る承諾誘導技術にかかる確率が高くなります。同じものを求めて競合する相手がいる場合、機会が時間的条件などで限られている場合、心理的な価値はさらに引き上げられる傾向があります。希少性と競争性と機会制限の組み合わせは、人間の「欲しい」という感情を焚きつけ、販売における承諾誘導に役立ちます。オークションはその典型といえるでしょう。
【数が少ないものに対して価値を感じる心理】
人は、機会を失いかけると、その機会をより価値あるものとみなす。今このチャレンジに臨もうとしている自分のラッキーさを考えましょう。健康であること、友人がいること、親が元気であること…なんでもいいです。
足りないもの・不利な条件はいくらでも挙げられると思いますが、たかだか正月を80回程度しか迎えられない人生の中で、とにもかくにもチャレンジをしたいと思えたことの価値を考えれば、希少性のルールを自分に向けることができます。
「希少性」の適用は、「残りあとわずか」と言われて動く傾向ですから、時にかなり厳しい期限や制約を自分に課し、そのご褒美を十分大きくしてインセンティブを高めるというのがいいかなと思いました。
2007年05月05日(土) 20:28:03 Modified by hanamaru0002