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19年3月14日 第1分科会 議事録13

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○白石主査 外国語のことについて、葛西委員、中嶋委員がおっしゃること、それぞれに。

○中嶋委員 そんなに意見は違わないと思います。私は教育再生会議全体は、それこそ小学校から大学までというターゲットで行った場合には、外国語・特に英語と言った方がいいということです。

○白石主査 発達段階、年齢段階とか、ほかの単元とのバランスとかを踏まえて、再度議論させていただく機会を設けさせていただきたいと思います。

 陰山委員にブレゼンテーションいただく前に、池田座長代理、山谷補佐官、ここまでのところで何かございましたらお願いします。

○池田座長代理 私も規範意識、道徳、徳目というものが、今の教育の中で、特に初等教育の中で欠落しているということは強く感じています。今もいただいた小学校の学習指導要領を見ておりますと、道徳というページが3ページくらいありまして、そこに我々が目指していることは全部書かれているんです。1年生、2年生で教えるべきこと。3、4年、5、6年というふいに。コンセプトを細かくして学年別に教えること、あるいは基本的な精神はそこに書かれているわけです。ところがそれが実践されていない、実行されていないというのが今日の学校教育の状況なんです。

 私は学習指導要領、これはこれなりに見直していただく必要もあると思いますが、その次のステップ、一番重要なのは学校教育におけるマネジメントだと思います。これをしっかりしていただくと同時に、やはり第三者でチェックをしていくということをもっともっと充実させていただく必要があろうかと思います。

 英語教育につきましては、表現が違いますけれども、中嶋委員、葛西委員も全く同じ意見であろうと思います。国語教育さえ十分に徹底していないのに、英語教育が何だという意見をよく聞かされますが、私はそういう意見はお二方の御意見そのものを実行すれば誤解はとけると思います。英語教育を徹底するには国語教育の徹底が必要で、両者相まっての話ですので、ここにも書いてあるように、両方が前に進んでいくんじゃないかという客観的なデータに基づいてのお話のとおりだと思います。 明治時代の国文学者が外国語の詩を翻訳して、例えば上田敏辺りの翻訳は翻訳を超えていますね。これは国語力があっての話ですので、教育の現場においても、国語と英語もそういう形のものを追求していけば、すばらしいものが両者相まって誕生するんじゃないかと思いますので、そういったこともひとつ検討いただければありがたいと思います。

○白石主査 ありがとうございました。

○山谷総理補佐官 総理は教育再生会議を立ち上げるときに、すべての子供たちに高い基礎学力と規範意識を与える機会を保障したい。教育の機会の格差があってはならないとおっしゃられましたので、本当に知徳体のバランス、特に徳目という部分が日本教育には抜け落ちていると思いますので、それをどのような自然な形で入れていくかという工夫を提言できたら、とてもこの再生会議の意味があるんではないかと思うんです。

 義家委員の「ピーチボーイ」の話はすごく興味深かったんです。つまり、英語教育をやっているかのように見せて、実は日本文化を破壊するということ。

 先日英語の教科書を見ておりましたら、ボーイフレンドからプロポーズされた。しかし、男の支配下に入るなんて私はまっぴらだから断ろうと思うと。もうすぐ結婚なんて、こんなくだらないのはなくなるんじゃないかしらなんて、お友達に書くという英文を約させられるような教科書になっていたんです。

 そんなだったら、ワシントンがいかに正直だったかなどということを、英語で勉強すれば、アメリカに行ったとき、ワシントン大統領はすごかったね。それこそがまさにコミュニケーションであって、教材の工夫によって本当にすばらしい人間とかコミュニケーション能力が育つ異文化理解ができるようなことになりますので、やはり教材の工夫という大きな方向性が見えるような提言というのはこちらでできるんではないかなという感想を持ちました。

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2007年06月18日(月) 06:17:17 Modified by nipponkamoshjka




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