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We've Inc. 旧「マクロスクロニクル」に習い Web 独自機能を加味した日本初のロボテック辞典です。

Robotech RPG より

サラマンダー
第1次ロボテック戦争でUEDFの主力地上戦用メカとして活躍したデストロイドは、大型で内臓武器や厚い装甲を搭載していた。そのため、スピードや機動性が犠牲になり、敵の攻撃を受けやすく、ターゲットになりやすい。南十字軍は、第2世代の地上メカに別の設計思想を持ち、ロボテクノロジーの進歩により、バトロイドをより小型で軽快なロボット構造にすることが可能になった。バトロイドは同じようなインナーフレームをベースに、厳選されたアウターパーツでカスタマイズされ、高度に特化したメカを形成していた。また、両手が可動するため、様々なガンポッドを搭載することができ、高い自由度を持つ。バトロイドは全高約7メートルで、変形しないシンプルな人型メカである。そのため、バトロイドの性能はやや限定的であり、通常、空を飛ぶことはできない。しかし、パワーアーマー以上の火力と持続力を発揮する重要な役割を担っている。ロボテクノロジーによる高度な自動製造技術により、新型バトロイドの大量生産は容易であり、ASCはいくつかのモデルを設計、実戦配備している。
軍で最も一般的で認知度の高い戦闘車両として、CBH-4サラマンダーはASC、特に戦術部隊の主力と見なされている。サラマンダーは、基本的で飾り気のない能力を持つ一般的な戦闘メカである。また、操縦が非常に難しいという評判もある。これらの部隊は、その活動を通じて大きな損失を被りながらも、マスターズとの戦いに多大な貢献をしている。サラマンダーは主に3つのバリエーションがある。CBH-4Aベースライン、CBH-4B下士官用、CBH-4S下士官用である。後者2種は、センサーや通信アレイをアップグレードした独自のヘッドユニットを備えている。サラマンダーは、ロボテクノロジーの出現以来、サイクロンが導入されるまで、最も生産数の多い戦闘ユニットとして記録されている。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


The Salamander:
The Destroids, which had been the main ground-based mecha of the UEDF during the First Robotech War, were large and loaded with internal weapons and thick armor. They sacrificed speed and mobility, which made them easy targets and susceptible to enemy attacks. The Army of the Southern Cross had another design philosophy for their second generation of ground-based mecha, using advancements in Robotechnology that allowed much smaller and nimbler robotic structures for their Battloids. They were all based on a similar inner frame, which was customized and outfitted with carefully chosen outer parts to form highly specialized mecha. They all had articulated hands, which allowed them to carry a wide array of Gun Pods, giving them high flexibility. Standing around 7 meters tall, a Battloid is a simple humanshaped mecha that cannot transform. As such, Battloids are somewhat limited in capability and cannot typically fly. However, they serve an important role, as Battloids provide more firepower and sustainability than Power Armor units can deliver. Using the advanced automated manufacturing provided by Robotechnology, the new Battloids were easy to mass produce and the ASC designed and fielded several models.
As the most common and recognized fighting vehicle in the military, the CBH-4 Salamander is considered the workhorse of the ASC and especially the Tactical Corps. The Salamander is a general battle mecha with capabilities that can be seen as basic and offering no frills. It also has a reputation of being quite uncomfortable to pilot. Throughout their service, these units took heavy and ever-increasing losses, but in doing so provided a substantial contribution to the war effort against the Masters. The Salamander comes in three main variants: The CBH-4A baseline variant, the CBH-4B variant for non-commissioned officers, and the CBH-4S variant for commissioned officers. The latter two have unique head units with upgraded sensors and communication arrays. The Salamander held the record for the fighting unit with the highest production run since the advent of Robotechnology until the Cyclone was introduced.





ロボテック・ヴィジョンズより

スティーブン・リオンによる

2019年の新作

火力強化(誘導弾)+装甲強化パック を装備

  • クリックにより、原寸画像 1,789 pixel × 915 pixel を展開して閲覧出来ます。

MBR-13 サラマンダ の後継車輌

派生型

  • B型(但し戦後に二連カメラ交換済みの最後期型の為、一見するとC型と見間違う。)

C型
B型
A型

画稿出典(正規購入)

Palladium Roleplayng-Game Core-Book(Source-book)Robotech 2nd Edition(第二版改訂版)- Masters Sourcebook 116頁-117頁より

白黒階調濃淡(モノトーン)画稿

原画はカラー。出版物はモノトーン C型

1/48試作木型

小学館「ザ・セレクトスペシャル No.10 超時空騎団サザンクロス・スペシャル・ガイドブック
第119頁 [Plastic Model Collection]より。
今井科学 1/48縮尺・試作木型(予価500円〜600円)



  • 【配色参考図:1984年・静岡模型見本市の試作木型より。C型

名称

サラマンダー
名称英文字
Salamander

形式番号

MBR-13 A/B/C

語源

サラマンダー(Salamander)

両生類のうち、有尾類(有尾目)に属する動物の英名。

日本において海外から主にペットとして紹介される有尾類は、「〜 salamander」の英名を持つが、これに対応する適当な日本語がないため、「〜サラマンダー」と呼ばれることが多い。

日本語に訳すときには「サンショウウオ」とされる場合が多いが、サラマンダーは、イモリ亜目とサンショウウオ亜目を区別せずに呼ぶ言葉であるため、日本のサンショウウオの仲間でない場合がほとんどである。

主に陸棲傾向の強い有尾類をサラマンダーと呼び、水棲傾向の強い有尾類を日本語のイモリに相当するニュート(newt)と呼ぶ。

【開発企業】

設計ボフォーズ(Bofors)兵器産業部・エリダヌス星系支社。
製造同 上
機関アリソン(Allison)電力機関開発部(地球圏本社)

【寸法】

項目MBR-13MBR(S)-13
全 高6.1 m6.1 m
胴体厚2.4 m2.5 m
胴体幅2.8 m2.9 m
乾燥重量14.0t14.6t

【動力源】

主機関1基の SCE-2P 超小型・プロトカルチャー (資源)電池・エネルガイザー (energizer)
反応剤容量6本の標準型 プロトカルチャー (資源)・キャニスター(小缶)。

【スラスター】

アリソン RT-3 スラスター《MBR(S)-13型のみの装備》合計3基(内訳:背部に2基、および後部腰部に1基。

跳躍、及び極く短時間の制限作戦飛行の姿勢制御の為に合計160kNを出力する。
中島NBS-5
高推力・バーニア
総計14基。ハード・ポイントを介して装着したアタッチメントに装着可能。 (内訳:かかと部に4基、大腿部後部2基、腰部前部に2基、胸部に2基、肩部に4基。)

これを駆動する為に補足のプロペラント・タンクは、無重力下の作戦パッケージに含まれている。

【移動性能】

最大歩行速度:128kph
跳躍能力:スラスターは標準大気に於いて120kphの最高速度と、5分間の低空飛行分の燃料を保持している。
20m高で75m距離の約25回の跳躍飛行に充分な反応剤が格納可能。
デルタ-V
《MBR(S)モデルのみ》
:通常の反応剤供給速度で0.3 kps。スラスター・パック・システムの追加により1 kpsまで能力を増加可能。

【航続力】

【電子装備】

ウェスティングハウス TPG-144戦場監視モードを備えた X-バンドのパルス・ドップラー位相配列レーダー
X帯域マイクロ波の帯域の一つ。
センチ波であるSHF帯《周波数: 3GHz〜30GHz、波長: 10cm〜1cm》の帯域と重複する部分がある。

その帯域は《周波数 8〜12GHz、波長2.5〜3.75cm》。
衛星通信バンドでは、アップリンク 8GHz、ダウンリンク 7GHz。
フィリップス「オールビュー II」多波長・全方位・球状(spherical)・デジタルカメラ・システム。

中距離における全高度帯域の赤外線画像、可視聴帯域・紫外線帯域での探知及び追尾を陸戦バトロイドに提供する。
トムソン CSF・LT-8多波長・レーザー光波測距儀とレーザー目標指示装置(ディジネーター)。
パルス・ドップラー・レーダー
(Pulse Doppler Radar)
レーダーが受信した信号にパルス連続処理とドップラー処理を加えるもので、ミキサーとバンドパス・フィルターを使用して目標物からの反射以外のものを排除するレーダー。地上や海面のクラッターなどを除去できる。

ドップラー技術を使用することで、目標の接近率を知ることもできる。

(MBR-13Cのみの改良)

ウェスチングハウス TPG-154マルチバンド パルス・ドップラー複列式・位相配列レーダー。戦場での索敵範囲と追跡距離を高めた監視モード。
  • 増強された索敵範囲、及び問題解決を提供する改善されたレーダー配列。
  • 10までの他のバトロイドのモニタリングを可能にする改善された格闘コンピューター。
  • 増強された「C3I」スイートは複数のバトロイド間の指令と通信共有、更にはリモート・コマンド・ポスト(遠隔戦闘司令所の機能)を提供する。
  • 追加の目標が同時追跡されることを可能にする、増強された追跡コンピューター
【C3I】

(シー・スリー・アイ)
「シー・キューブド・アイ」とも読む。

軍隊の効率的な運用を行うための概念を現す言葉。

Command(指揮)、Control(統制)、Communication(通信)、Information(情報) の機能を統合し、軍隊の能力を今まで以上に発揮しようというコンセプトである。

従来のように、単純に兵員や兵器の保有数を増やすだけでは費用が際限なく増大してしまうが、冷戦時代の終結によって費用対効果を無視した軍拡競争が終わりを告げ、軍事費に対する批判も強まってきた。

こうしたことから、「現状の兵員や装備を維持したままでさらに軍事力を強化」、または「兵員総数や装備品の構成をコンパクト化した上で、現在と同等の軍事力を維持」という考えから生み出された。

概念としての用語なので具体的にこれが「C3I」というものはなく、各国はそれぞれの用兵思想に基づいたC3Iの構築に注力している。
【C4I】

(シー・フォー・アイ)
『シー・クォドルプル・アイ』とも発音する。

C3I に、Computers(コンピュータ)を加えて更に発展させた概念。
C4I2 SR

(シー・フォー・アイ・ツー・エスアール)
C4I に、Interoperability(相互運用性)、Surveillance(監視)およびReconnaissance(偵察)を加えて、あらゆる情報を統合的に活用して軍事活動にあたろうとする概念。
C 4 I 2S R
指揮 (Command)監視(Surveillance)
統制 (Control)偵察(Reconnaissance
通信 (Communication)
諜報・情報収集(Intelligence)
コンピューター(Computers)
相互運用性 (Interoperability)
  • ◎ 諜報・情報収集(Intelligence)は、過去には「Information(情報)」と表現されたが、現在は複合的意味を込めて「インテリジェンス」を充てることが多い。

戦術電子戦システム【TEWS】

【 TEWS / Tactical Electronic Warfare System 】
  • セレーニア「グランド・ウォーリア」能動的/受動的・センサー妨害装置。

兵装

【固定火器】

〔MBR-13A 型〕
MRL-9・ロケット推進型グレネード発射筒×2基。

各肩甲骨の上の3個のタランチュラ手榴弾を投擲(とうてき)するシステム。

発射筒は装甲目標に対して投擲(とうてき)可能な、そのバトロイド後部の外装ケーシングから次発を準備され、垂直に発射される。

1つの発射管は各2発を再装填可能で、1基の発射管は合計9個のグレネードを持つ。
〔MBR-13B 型 及び -1C 型〕
マウザー・ヴェルケ

E-4 パルス・レーザー
×2門。

対人用で、頭部に設置。

これらのレーザーは 50 kJ(キロジュール)出力を毎分65発の割合でパルス発火可能。
マウザー・ヴェルケ

E-5 パルス・レーザー
×2門。

各100 kJ(キロジュール)の出力を毎分60発の割合でパルス発火可能。

これらの主要な目的は対巨人(ゼントラーディ)用の対人用で、二次的には非装甲(ソフトスキン)又は軽装甲の軽車輌に対する用途。

【手持火器】

マーズ・ギャラント
【MARS GALLANT】

GU-13 三連・35mmガンポッド
レギオス搭載手持火器の小型版。ポッド及び分離不可能なマガジン自体に格納された毎分2,000発の発射速度での一斉射撃が可能。

弾丸の総量は600発。

供弾は、タングステン・コーティングされた劣化ウランの装弾筒付徹甲弾(そうだんとうつきてっこうだん)Armor Piercing Spin-Stabilized Discarding Sabot (APSSDS)で、※徹甲榴弾〔High Explosive Armor Piercing (HEAP)〕と曳光弾を一定割合で混合。

この火器はインビッドには効果的だが、それ以外には威力不足で、サザンクロス軍ではあまり使用されなかった。


※徹甲榴弾:HE-AP(又はAPHE)弾の事。

徹甲弾の内部に炸薬を入れたもので、敵の装甲を貫いてから内部で爆発する弾種。着弾から時間差で爆発させるため底部に信管を設けてある。

第二次世界大戦での艦船の主砲弾で、大口径砲では構造が簡素な割りには高性能だが、小型砲では炸薬の量が少なく、あまり効果的ではないため現在あまり使われない。

但し航空用機関砲では未だ現役である。
マウザー・ヴェルケ EU-10

レーザー・ガンポッド
このガンポッドは1発の発火辺り10 MJ のエネルギー・パルスを発射した。

このガンポッドはポッドの一側面にマウントされた大型コンデンサーにより150回/分発射することが可能だった。

これは、相当な貫徹能力&発火能力によりこれらのバトロイドに割り当てられた最も一般的なガンポッドだった。武器はキャリング・ハンドルを組込み、腕の輸送用キャリングポイントに設置可能だった。
マウザー・ヴェルケ EU-11

28mm レーザー・ガンポッド
このガンポッドは、1発の発火当たり12.5MJのエネルギー・パルスを発射した。

また毎分110回発射することが可能だった。そして、そのより小さなサイズとその割りに高い浸透能力によりVHT-2スパルタスの標準手持火器だった。
ゼネラル・エレクトリック

EU-22 パルス・レーザー・ポッド
毎分130パルスの発火を行い、12MJのエネルギー・パルスを発射する特製のガンポッドで、他のレーザー系ガンポッドのような連続照射機能(それは大抵若干の出力低下と引き換えとなる)は無い。

サザンクロス陸軍の為に特別に開発されたこのキャノン砲は惑星グロリエの大気低層(より濃密な大気)で発生するビームの拡散を相殺する為に新型のパルス発火技術を使用した。

このポッドは貫徹よりも、より強力な衝撃(いわゆる「インパクト・ガン」)を要求されたが、始めて地上格闘用バトロイドに使用されたのは意外に遅く、2031年後半の導入であった。
  • GU-13


  • EU-10


  • EU-11


  • EU-22

【装甲】

装甲は VQ-6Aバンダル以降の全ての地球製機動兵器の規格になった新開発の低用量大規模複合材料チョバム(Chobham)装甲板である。
また、発射体、ミサイル、および他の機動兵器に対して提供された立派な保護は別として、この装甲もプラズマ球(破壊半径)、レーザー、およびある程度の粒子銃砲に抵抗力がある。

装甲がそのような高エネルギー兵器から照射を受ける層で剥離して気化することで耐え得ること、発射された兵器のエネルギーの多くを吸収し、装甲の潜熱昇華熱に変換する。

装甲は、全ての小火器、重歩兵砲の発砲、および軽機動兵器の標準的な固定火器を止め、、中型の機動兵器装備の標準的な火器への良い抵抗を提供する。

中火器、例えばゼントラーディの自動砲の榴弾【High Explosive / HE】や中機動兵器のバルキリー(VF-1 シリーズ)のヒューズ・GU-11 55mm三連ロータリー滑腔砲身【smooth-bore】ガンポッド 装弾筒付翼安定徹甲弾/翼安定式装弾【APFSDS/APDS-FS:Armor Piercing Fin Stabilized Discarding Sabot】には程々の抵抗力を、VHTタンク系に装備のラインメタル105mm/120mm の滑腔砲(smoothbore)弾丸のような重機動兵器火器については、不十分ながらある程度の抵抗力を有する。

装甲構造体(ハウジング)は、より厚い装甲を持っている兵器から突入する火炎をそらす(避弾径始)為に有効で、 規格外の火力を有する HWRシリーズ デストロイド・モンスターを除いて、装甲抵抗はほとんどいかなる他の機動兵器のものよりも良好である。

「向こう脛」(むこうずね)と関節は、走行中の車輛からの衝撃の影響に耐えるために補強されている。

敵対的環境防護能力


サラマンダーは、放射線からの完全な防護、生物もしくは化学戦災害に対して、オーバープレッシャー(過剰圧力)コックピット環境を使用する。
これは放射線、そして化学センサーによって起動され、又は生物戦的状況が予想されるとき手動で起動される。

操縦席区画は、また装甲化され、システムに関して月面又は他の惑星、又は他の恒星系の他の場所で作戦上の選択をサラマンダに与える。

内部の消耗品供給は地球上で大気浄化機能で最大約1週間、月か火星などの惑星上の敵対的環境で酸素供給で最大約48時間、提供可能。

MBR(S)モデルは、96時間、月か火星などの惑星上の敵対的環境で操縦士が幾らかでも持つように、消耗品供給を「倍量」積載する。

(値はパイロット生物的活性時のもの:睡眠待機時は左記に加えて多少の余裕あり。)
左より、核兵器・生物兵器・化学兵器(毒)の標識

The armor on the Salamander is a new development in low-mass composite-materials Chobham plating that became the standard for all Terran mecha after its application to the VQ-6A Vandal. Aside from the respectable protection provided against projectiles, missiles, and other kinetic weapons, this armor is also resistant to plasma globes (annihilation discs), lasers, and to a lesser extent, particle guns, owing to the fact that the armor can flake off and evaporate in layers under fire from such high-energy weapons, taking much of the weapon's energy and converting it into the latent heat of sublimation in the armor. The armor stops all small arms, heavy infantry weapons fire, and light mecha-mounted weaponry, and provides fair to good resistance to medium mecha-mounted weaponry, such as the Valkyrie's 55mm APFSDS round. The arm shields have additional armor providing good resistance to medium mecha-mounted weaponry and poor resistance to heavy mecha-mounted weaponry, such as the VHT-2's 120mm shell. The shins and joints are reinforced to withstand impact from a moving vehicle.

The Salamander provides full protection from nuclear, biological, and chemical hazards, using a fully sealed cockpit module activated by radiation and hazardous chemical sensors, or manually when biological warfare conditions are anticipated.

The module is also armored and gives the Salamander the option of operating off-planet on the moon or elsewhere in the system.

The internal consumables supplies can provide atmosphere purification for one week maximum on Earth and 48 hours in a hostile environment such as the moon or Mars.

The MBR(S) models double the consumables supply to last for 96 hours in a hostile environment.


(超時空情報「サザンクロス・スペシャル」 P7より)

【要約解説】

サラマンダ(火トカゲ)の名を持つ、戦術師団(TSC)用途向けのデストロイド
MBR系列の名前が示すように、陸軍主体のデストロイドの後継機ではあるが、被目標として大きく、又機動性や柔軟性に欠け、比較的高価であったMBR-04系トマホーク等の重デストロイドに対する反省から、MBR-07スパルタンに範を取り、固定武器を軽車輌や対人用の最小限にとどめ、手持ち武器により主武装を換装するという手法を持った為、その形態はよりバトロイド系に近いものとなった。

全高は 6m 程度となり、市街戦や遮蔽物を活かせる地域では、その柔軟性と機動力により、対ゼントラーディ戦以外には応用の利かなかったデストロイド系に代わり、対人類間の戦闘に対しても適応力を高めた。
胴体の多面体構造は、副次的ながら照準機のロック・オンを遅らせたり、レーダー波を乱反射させるステルス効果を持つ。

また、ARR-15モノクル等の航空偵察系ロボット程のジャンプ飛行能力こそ持たないものの、本機も連続5分の低空飛行、又は高さ20m×距離75mのジャンプを25回行えるだけのプロペラントを充分な装甲の下に備えている。
しかしながら、自力でジャンプ飛行が可能な機動性を持ちながらも、ゾル軍のバイオロイド+ホバーユニットのコンビネーションの生物的柔軟性を持った攻撃形態や、圧倒的火力を持ったランディング・フリゲート(グロリエ側コードネーム)の前には劣勢で、多くの機体と優秀な搭乗員を失った。

この為、地球圏の企業で開発された MBR-21 バジリスクが本機の欠点を改良する成果を示した為に、2030年代を目処に順次退役していった。

【解説と就役史】

サザンクロス軍の設立後の揺籃期【ようらんき】(Teen-age term)後半に於いては、彼らは従来の機甲部隊と2、3の10年以上も前の古い設計のデストロイド部隊との奇妙な混合部隊で作戦をしていた。

彼らは 統合政府から供与された「[[デストロイド」が2020年代の中頃までには耐用年数の終わりに達すると考えた。その為その置換すべき車輛を必要とした。

ただでさえも残数が少なく、残り少ない就役期間を持ったそれらのデストロイドは、寿命延長の近代化改修により、SDF-3「パイオニア」の外宇宙探査任務に供出された。

また、サザンクロス軍地上部隊は、より大きなデストロイドが、余りに顕著に、完全に効果的なスタンド・オフ・ミサイル攻撃に弱いと判断した。

小型の車体はその少ない換算質量の故、より機敏なだけでなく、敵にとっての被目標としての小ささから射撃ロックオン面積が減少する。

従って小型化されたデストロイドは、より良い生存性を持つ。
このより小型で機敏な車体は、様々な作戦環境によりよく適応することも判明した。

この状況から、バトロイド概念はより小型、より機敏な、多目的ロボットとして進化した。

サイズを減少させて、操作上の柔軟性を提供するために、主要な武器は、再装填に時間が掛かるガン・クラスターの代わりに、手持ちガンポッドの各種取り合わせに変化した。

最も重要なことは、より小さなバトロイドは製造が比較的簡単で、新しい遠征艦隊軍所属の「デストロイド」シリーズより安価だった。

これら小型バトロイドは、サザンクロス軍が 遠征艦隊軍 SDF-3「パイオニア」任務の出発と大部分の地球圏の軍隊の機体の再割当てにより、手持ちデストロイドが減少した後に、速やかに統合力ある戦闘部隊を再建するのを手助けした。

サラマンダは、全戦闘と哨戒活動のために設計された最初のサザンクロス軍【ASC】専用 バトロイドだった。

サザンクロス軍開発グループは、サラマンダを開発するために、初期の地球統合軍/陸軍「デストロイド」から開発史の情報と、同様に「ドライアド」と「サチュロス」の設計から学ばれる経験から範を取った。
星間技術ネットワーク」からは、こうした設計思想と範を取った機体からみて、サラマンダはクラウス=マッファイ社の MBR-07「スパルタン」の機体規模を縮小版として見られた。

物を掴むのに適したマニュピュレータを持つ腕と、高機動性の設計。さらに経費を抑えるために、機体の(※)サブセットだけがより大規模な部隊を指揮するのに必要な広範囲な「C-3-I」情報共有機能を持つように、コックピット・システム・スイートはモジュール式に設計されていた。

基本ユニットは、多数のユニット間の調整・調和を必要とせず、独立してその戦場環境及びリアルタイム戦況情報を把握するのに十分なコックピット&センサー・ブロックを持っていた。

指揮官は完全な電子装置のユニット1組を受け取り、下士官は、その能力を僅かに機能を減らした故に小型化されたユニットを受け取った。

ユニットが稼動する時 サラマンダと他の機体は戦場情報を共有し、そのため、各々のメカは彼らの環境の完全な画像情報を持っている。

※サブセットとは、全体に対する一部分のことである。例えば、システム全体に対するインターフェース部分や、本来の規格に関する限定部分、あるいはソフトウエアの機能を限定して使えるようにしたものなどのことを指す。

もう一つの大きいコスト削減は、大きな、以前のデストロイド、又はより新しい遠征艦隊軍のデストロイドとは異なり、基本的にサラマンダが宇宙空間戦闘能力を持つ必要が無かったという事実にあった。

第一次星間戦争間、SDF-1 マクロスの上甲板から宇宙空間で砲撃戦を行うに当たり、大型の以前のデストロイドは、宇宙空間での行動を可能とする為に完全な反動推進エンジン・バーニアセットを持っていた。

しかしサザンクロス軍は、砲台代りに高価なデストロイドを配置するのではなく、通常の常識に従い、より多くのAAA(対空砲)を主力艦に装備し、地上に於いてバトロイドを運用する事が費用対効果が良いと判断した。

サラマンダは月(衛星アルス)で、密閉されたコックピット・モジュールにより火星のような呼吸可能な大気を持たない惑星重力下で動作可能だった。

しかしこれには、真の宇宙空間活動能力を持った旧来のデストロイドに装備された全ての高価なシステムが欠けていた。

全般的に見て、サザンクロス軍は本機の運用で1部隊につき25%の維持費を節約して、より多くの部隊運用を裁くことが可能になった。

MBR-13 「サラマンダ」 には、徴兵された一般兵、下士官と士官のために3つの異なる頭部モジュールの形態がある。

各型は、頭部ユニットと対になる電子ユニットを交換することによって、ほんの2〜3時間で交換可能だった。

NCO(下士官)と士官用のモデル(B及びC型)には、照準と攻撃能力水準の向上の為に、より重くて高価なE-5頭部レーザー装置ユニット・システムがある。

高価格がこのシステムの広範囲に渡る普及を犠牲にしたので、それらの搭載は、より上級の人員のみに制限された。
  • B-モデルは、グレードアップされたレーダー配列と改善された戦闘システム・ユニット(スイート)とを持つ。
  • C-モデルは、戦場状況をモニターを支援するために、より洗練された通信、センサーと制御システム・ユニット(スイート)を搭載する。

これらは、C-モデルの頭部上部の『V』字型に曲げられた二重配列が、B-モデルの角ばった平らな配列、多数のA-モデルの円形の配列で、すぐに識別可能である。
B型(但し戦後に二連カメラ交換済みの最後期型の為、一見するとC型と見間違う。)

A型:

簡素化された頭部側面の
円形センサー配列に注意。

背面パック未装備時の設定。

B型:

頭部側面の角ばった平らな配列のセンサー
に注意。

C型:

頭部上部側面の『V』字型に曲げられたセンサーの
二重配列に注目。
A型:

簡素化された頭部側面の
円形センサー配列に注意。

背面パック未装備時の設定。
A型:

背面パック装備時。
B型:

頭部側面の角ばった平らな配列のセンサー
に注意。
  • ★『Palladium Robotech RPG Sourece Book IV“ Southern Cross”』 より

(A型/B型⇒ 編集者入手の当時(1984年)の設定原画から。)

(C型 ⇒ 小学館「ザ・セレクトスペシャル 超時空騎団サザンクロス・スペシャル・ガイドブック」より。)

【空間戦闘用のバリエーション】

空間戦闘用途に最適化された局地用専用型は戦略軍団の衛星アルス派遣分団の為に製造され、“MBR(S)-13”と呼ばれた。

しかしその実態は、宇宙空間の真空環境(操作性の為のバーニア反動推進エンジン)の必要性により強化された環境対応システムを最適化した、標準型サラマンダの変種に過ぎなかった。

その反動推進エンジンと バーニア・システムは、それが無重力(以前のより大型なデストロイドが出来たのとほぼ同じ方法)で稼動するのを可能とした。

このシステムが月(衛星アルス)の弱い重力圏で増加した機動性によって稼動する時には、その軽量な慣性質量の為、衛星又は低重力惑星の重力圏内での短時間の「飛行」すら可能であった。
長期間活動または宇宙空間活動が必要であるならば、外部取付背部システムと、強化されたバーニア作動により、無重力活動(0-G活動)の為の反応剤供給を相当水準に拡大することが可能である。

【生産とガンポッド】

サザンクロス軍陸戦バトロイドのうち、MBRの形式の示す通り、「サラマンダ」の使用は最も広範囲に渡った。

ボフォーズ【Bofors】社によって設計された、この機体は「テレダイン・コンチネンタル」【Teledyne Continental】社と「ヴィッカース plc」【Vickers】社によって生産されもした。

様々なガンポッドが、その耐用年数を通して使われた。

サラマンダが導入された際には、GU-13型のガンポッドが使用されていた。

しかし次第に、より耐久性があり、技術改良によりより同一火力単位辺りの理論上の必要エネルギーの要求の少ないエネルギー火器と入れ替えられた。

EU-10と EU-11はより貫徹力が必要な場合には好まれたモデルだった。

一方、打撃効果(損害可能性・大気中での焼夷効果)がより重要だったとき、EU-22が使われた。

【その後の使用状況】

多くのサラマンダがゾルの「バイオロイド」と、航空機として優秀な機能を持った「ランディング・フリゲート」の火力によって破壊された。

生き残ったサザンクロス軍指導部は、ゾル艦隊の破壊の後、残ったサラマンダの減少を補充しようとした。

彼らが サラマンダの大量生産に成功する間、その高い損耗率の為、歴戦の勇士の大半は戦死し、新兵の多数を訓練するために十分な生き残りの熟練操縦士の絶対数が不足した。

残念なことに、サラマンダの機敏さが、1対1のインビッドの、特にイーガー【Iigaa】とグラブ【Gurab】との戦闘で効果的であることを証明したにも関わらず、平均的な隊員の戦闘経験の不足により戦術師団の陸戦バトロイド部隊はインビッドに拠って圧倒され、残存するサラマンダの大半は破壊された。

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Variable Fighter / Attacker MASTER File

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