基本情報


略歴

レイディック没後のロードレアの内乱において、ヴェリアロードレア国主を争ったデイズの娘。
ヴェリアの人生を狂わせ、ロードレアを滅亡に導いた蜉蝣戦記稀代の悪女・毒婦として知られる。

698年、当時15才のルフィは、母と共にデイズ指揮下の領地で、補給拠点であったエルグライ城に居たが、ロードレアの内乱が勃発すると、ヴェリアは策をもってデイズ留守中のエルグライ城ミルフィーに襲われる。
この戦いで城は炎上、母は殺害され、父も後日内乱に敗れて戦死する。
一人生き延び孤児となったルフィがこの時胸にどのような思いを秘め、またヴェリアと出会うまでの7年間どのような人生を送っていたのかは、想像する他ない。

705年、アレス戦死の報を受け酒びたりとなっていたヴェリアは、アレスの面影を宿すルフィと街角で出会う。
以降ヴェリアは酒とルフィに溺れ、かつての智謀の冴えはなくなり、彼女の言うことを真に受けて蛮行を平然と実行することとなる。(ただし、この説には後述する通り異論もある)
707年、ロー・レアルス国と国境で勃発したネルヴァの戦いで対陣するが、その陣中にもルフィを連れていた。
だが、ヴェリアはこの戦いの最中に陣中にて病没する。
ロードレア国軍は混乱に陥り敗走するが、彼女が国を乱した元凶だと狂乱した兵士達は、撤退の前にルフィを惨殺した。

復讐説

この二人の出会いが本当にただの偶然だとすると、話が少々出来すぎている。
そこで、後世に囁かされたのが「復讐説」であり、ルフィは最初からデイズの旧臣、またはルフィ自身の意思により、自分の両親の死の原因をつくったヴェリアを惑わし、滅亡させるために、彼に意図的に近づいたという説である。
  • 一月の別離酒
通説では、堕落していくヴェリアの元ではラディアの敵討ちはできないと確信したバイアラスたちが出国したことになっているが、近年の研究ではヴェリアの智謀は衰えておらず、むしろルフィが作り上げた、彼女に取り入ろうとする獅子身中の虫たちで作られた派閥と武官たちの派閥争いが原因だと言われている。
ルフィは、バイアラスシルヴァスといった武官たちの発言力を日に日に縮小させていたこともあり、これが彼らの出国に繋がったが、復讐説を推す者の間では、それすらルフィの計算であったと言われている。
  • ネルヴァの戦い
ルフィは、必要以上にヴェリアに飲酒を勧めたが、その酒に数量の毒を混ざていたという説がある。
ネルヴァの戦いに看病するという名目で彼女が同行したのは、毒の効果が出はじめたことを確信し、彼の苦しむ顔を見て光悦に浸るためだった。
ヴェリアの体調不良はごく身近な将にしか知らされていなかった為、看病の名のもとに多くの将を陣幕に入れずに門前払いし、彼らに「戦場にまで毒婦・娼婦を連れてきた」という印象を与えた。
ただし、この時いつしか本当にヴェリアに惹かれ、愛憎入り混じった自分でも処理できない感情を持って看病をしていたという説もある。

人物

  • 容姿はアレスに酷似していたと言われいる。しかしながら「悪女」としてのイメージが余りにアレスのそれとかけ離れているため、戯曲などでルフィを演じる女優は、あえて妖艶な化粧と衣装を施され、妖女のイメージで描かれるケースが多い。
  • ヴェリアに対しては、ひたすら甘えていたが、それ以外の者に対しては徹底的に冷たく、いわゆるサディストな一面もあった。特に、リディシルに対しては、自らの玩具と決め付けひたすら苛め続けた。

関連項目

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます