【人工文字・改良文字編】カテゴリです。
日本語の人工文字に関するページです(※作成者欄は敬称略)。
日本語用の人工文字は“新国字”と呼ばれて、明治〜大正時代に多数考案されました。
ここではそれらの人工文字をまとめます。
これらの一部は『近代デジタルライブラリー』で資料が閲覧可能です。
ラテン文字改造系
ひらがな改造系
横書き仮名 - Horizontal Kana
横書き草仮名 - Horizontal Sougana
横書き仮名スクリプト - Horizontal Kana Script
右から左の書体
拍仮名 - Byougana
よこがな - Yokogana
オスカル・ゲルストベルガー氏発明日本新国字
カタカナ改造系
『文字文章改良論』の新国字
YEやWU(漢字の《宇》由来)などの新字母も作られた。マッジャピ文字
�墅駝�
漢字改造系
忍びいろは
往古国字
『新国字論』の改造漢字
ただし、《一》や《年》など簡単な漢字はそのままになっている。比喩的形象主義之世界文字
新しい文字
神代文字改造系
“アルハベタ文字 - Aruhabeta Alphabet
天学文字 - Tengaku Script
アヒル文字に西洋風エッセンスと魔術的イメージを加えたような字体になっている。忍者文字 - Ninja Script
三重県伊賀市の上野商工会議所観光協会が、アヒルクサ文字系の神代文字が由来である忍者文字を街おこしのために改良したもの。
2010年1月から使用が開始された。
伊賀忍者の暗号として使用されたアヒルクサ系神代文字に、濁点・半濁点や拗音, 数字などを新たに追加したものである。
ホームページでは、忍者文字フォントがダウンロードできる。
速記改造系
絵文字・表意文字系
その他
新仮名
モンゴル文字のように左から右に縦書きされる。カナダナ - Kanadana
宇宙語
山梨県立科学館プラネタリウム“星の語り部”に参加している梅本さん姉妹が考案した。
月やハートの形をした字母や絵文字の字母などからなる音節文字で、ホツマ文字に近いシステムの字母も。
日本語の人工文字に関するページです(※作成者欄は敬称略)。
日本語用の人工文字は“新国字”と呼ばれて、明治〜大正時代に多数考案されました。
ここではそれらの人工文字をまとめます。
これらの一部は『近代デジタルライブラリー』で資料が閲覧可能です。
ラテン文字改造系 
- 【日本語の人工文字(ラテン改造系)】へ。
ひらがな改造系
※ひらがな・カタカナの新規字母追加案は【拡張仮名文字】へ。
横書き仮名 - Horizontal Kana
http://shinsekai.type.org/horizontal_kana/Shinseka...
http://www.cbc-net.com/log/?p=6425
http://www.cbc-net.com/log/?p=6425
- 作成者: 新世界タイポ研究会 (発表年: 2012)
横書き草仮名 - Horizontal Sougana
ひらがなのルーツとなった漢字の字母の草書体を横書きに合わせてデザインされたもの。
現代風に丸ゴシックになっている。
現代風に丸ゴシックになっている。
横書き仮名スクリプト - Horizontal Kana Script
横書き草仮名が変化した形状で、崩した草書体になっている。
アルファベット系文字の筆記体やアラビア文字のように連結できる。
アルファベット系文字の筆記体やアラビア文字のように連結できる。
右から左の書体
横書き仮名の第3段階で、アラビア文字と同じく右から左に書くようにデザインされた横書きがな。
名称は設定されていない。
名称は設定されていない。
拍仮名 - Byougana
http://tdctokyo.org/jpn/?award=%E6%96%B0%E6%97%A5%...
多数の母音字と子音字を持つアブギダ式となっている。
- 作成者: 小磯裕司 (発表年: 2001)
多数の母音字と子音字を持つアブギダ式となっている。
よこがな - Yokogana
http://www2.ocn.ne.jp/~nihongo/yokogana/yokogana-i...
横書き用にひらがなを改造したもの。
基本要素はコイル、針の葉などと呼ばれるもので構成される。
字形はタイ文字などの影響を受けていて、二種類の手書き体もある。
字形の一部は2003年に改良されている。
横書き用にひらがなを改造したもの。
基本要素はコイル、針の葉などと呼ばれるもので構成される。
字形はタイ文字などの影響を受けていて、二種類の手書き体もある。
字形の一部は2003年に改良されている。
オスカル・ゲルストベルガー氏発明日本新国字
http://www.kokumonkyo.jp/ronsou/ronsou4-19.htm
エチオピア文字のように基本字を変化させている(言語学用語ではこのような形式を、アブギダと呼ばれる)。
- 作成者: オスカル・ゲルストベルガー
エチオピア文字のように基本字を変化させている(言語学用語ではこのような形式を、アブギダと呼ばれる)。
カタカナ改造系
『文字文章改良論』の新国字
- 作成者: 菅沼岩蔵
YEやWU(漢字の《宇》由来)などの新字母も作られた。
- ア, ク, ホの3文字のみ筆記体で大文字が存在する。
- 単語単位の区切りに読点《、》を小さくしたものが使用される。
マッジャピ文字
http://www.langmaker.com/db/Majjapi
特殊濁点に×印のものがある。
- 作成者: Mattias Persson
特殊濁点に×印のものがある。
�墅駝�
https://twitter.com/ta_haruna/status/5375450851564...
字形はラテン文字カリグラフィーにアラビア文字風の要素が含まれている。
長音や濁音、外来語音などはダイアクリティカルマークを使用する。
- 作成者: 橘榛名
字形はラテン文字カリグラフィーにアラビア文字風の要素が含まれている。
長音や濁音、外来語音などはダイアクリティカルマークを使用する。
漢字改造系
- 国字関連は【日本の人工国字?】を参照してください。
忍びいろは
http://ameblo.jp/shokokai-kounan/entry-10260996414...
伊賀忍者の間で使用されたとされる暗号用人工文字で、音節文字化した漢字。
いろは順の並びで、へんを示す横の列が“木, 火, 土, 金, さんずい, にんべん, 身”で、つくりを示す縦の行が“色, 青, 黄, 赤, 白, 黒, 紫”の順で、これらを組み合わせて音節文字とする。
伊賀忍者の間で使用されたとされる暗号用人工文字で、音節文字化した漢字。
いろは順の並びで、へんを示す横の列が“木, 火, 土, 金, さんずい, にんべん, 身”で、つくりを示す縦の行が“色, 青, 黄, 赤, 白, 黒, 紫”の順で、これらを組み合わせて音節文字とする。
- 横1列縦3行は“よ”で《横》、横6列縦5行は“え”で《伯》を示す。
往古国字
https://books.google.com/books?id=WEyrxuWVNDMC&hl=...
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1870067/93
五十音順の並びで行は“安[a], 加[ka], 左[sa], 太[ta], 奈[na], 波[ha], 末[ma], 也[ya], 良[ra], 和[wa]”がア行で、字母結合のときはインド系文字のように子音字となり、母音字“以[i], 宇[u], 江[e], 遠[o]”が変化した《人[-i], 于[-u], 工[-e], 袁[-o]》を脚部とするハングルに影響を受けた音節表記で示す。
文字表は、グーグルブックスのリンク先の『音訓国字格』(1825年再版)に掲載されている。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1870067/93
- 作成者:契沖 (発表年: 1693年)
五十音順の並びで行は“安[a], 加[ka], 左[sa], 太[ta], 奈[na], 波[ha], 末[ma], 也[ya], 良[ra], 和[wa]”がア行で、字母結合のときはインド系文字のように子音字となり、母音字“以[i], 宇[u], 江[e], 遠[o]”が変化した《人[-i], 于[-u], 工[-e], 袁[-o]》を脚部とするハングルに影響を受けた音節表記で示す。
文字表は、グーグルブックスのリンク先の『音訓国字格』(1825年再版)に掲載されている。
『新国字論』の改造漢字
- 作成者: 白鳥鴻幹 (発表年: 1898年)
ただし、《一》や《年》など簡単な漢字はそのままになっている。
- けものへん=動物に関するもの、くさかんむり=植物に関するものを示す。
- 苗字用漢字は《氏》を旁とし、名字の“野”はひらがなの《の》に簡略化。
- 人名用漢字は男性名に にんべん《亻》、女性名に おんなへん《女》が付けられる。
比喩的形象主義之世界文字
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/964154/6
部首はりっしんべん《忄》の右側の点を削ったり、さんずい《氵》は にすい《冫》に変化しているなど改変されているものが多いが、しめすへんは正字の《示》のままとなっている例外もある。
名称に“比喩”が付いていることから、会意文字が主軸となっている。
他にも新規創作漢字が数種類追加されている。
字形は【ユニコードに含まれている比喩的形象主義之世界文字】を参照。
- 作成者: 古谷栄一 (発表年: 1925年)
部首はりっしんべん《忄》の右側の点を削ったり、さんずい《氵》は にすい《冫》に変化しているなど改変されているものが多いが、しめすへんは正字の《示》のままとなっている例外もある。
名称に“比喩”が付いていることから、会意文字が主軸となっている。
他にも新規創作漢字が数種類追加されている。
字形は【ユニコードに含まれている比喩的形象主義之世界文字】を参照。
新しい文字
http://ameblo.jp/new-character/
元の漢字を示す漢字部首に、意味と発音を示す仮名文字を改造した字母を組み合わせた人工表意文字。
改造仮名文字はデーヴァナーガリー文字のように連結する横線が上部分に付いていて、漢字・仮名文字・ラテン文字から字形のみ採用したり、創作字形も多数作られている。
元の漢字を示す漢字部首に、意味と発音を示す仮名文字を改造した字母を組み合わせた人工表意文字。
改造仮名文字はデーヴァナーガリー文字のように連結する横線が上部分に付いていて、漢字・仮名文字・ラテン文字から字形のみ採用したり、創作字形も多数作られている。
- ラテン文字由来のものは《X》[ル]など。
- 改造仮名文字の[シ]は《走》の下部を伸ばしたもの、[テ]は《大》の字を使用している。
神代文字改造系
“アルハベタ文字 - Aruhabeta Alphabet
http://www.nichibun.ac.jp/graphicversion/dbase/for...
神代文字で最も有名なハングル似のアヒル文字がベースになっていて、一部字母が変化していたり、濁点や半濁点が追加されている。
アヒル文字と同様のシステムで、ほぼ完全なアルファベット式になっている。
- 作成者: 平岩愃保 (発表年: 1885年)
神代文字で最も有名なハングル似のアヒル文字がベースになっていて、一部字母が変化していたり、濁点や半濁点が追加されている。
アヒル文字と同様のシステムで、ほぼ完全なアルファベット式になっている。
- 母音字は単独で使用される。語頭字は少し伸ばした大文字になる。
- S行がアヒル文字本来のY行、アヒル文字のY行の上下が円弧状に変化したもの、W行はラテン文字《C》に似た字母になっている。
天学文字 - Tengaku Script
- 作成者: 服部国光 (発表年: 1908)
アヒル文字に西洋風エッセンスと魔術的イメージを加えたような字体になっている。
- Aは“人”, Oは“虫”, Kは“火”, Nは“竜”といった属性も持っている。
忍者文字 - Ninja Script
- 上野商工会議所 (発表年: 2010)
三重県伊賀市の上野商工会議所観光協会が、アヒルクサ文字系の神代文字が由来である忍者文字を街おこしのために改良したもの。
2010年1月から使用が開始された。
伊賀忍者の暗号として使用されたアヒルクサ系神代文字に、濁点・半濁点や拗音, 数字などを新たに追加したものである。
ホームページでは、忍者文字フォントがダウンロードできる。
速記改造系
→【日本語の速記系人工文字】へ。
絵文字・表意文字系
→【日本語の人工文字(携帯電話絵文字編)】へ。
その他
新仮名
- 作成者: 小島一騰 (発表年: 1907年)
モンゴル文字のように左から右に縦書きされる。
- 筆記体はひらがなの名残があるものが多い。
- 子音点を右に付加して、字母の発音から母音を消去したり“ティ”のような外来語表記をしたり、さらには同音字書き分けにも使用される。
- /-y-/ [-j-]音を示す声音線、/-w-/音を示す拗音線もある。
- 漢数字を借用し、一部改造した独自の数字がある。
カナダナ - Kanadana
http://www.omniglot.com/writing/kanadana.htm
O字にドットアバブを付加して[u]音を示す。
- 作成者: Simon Ager
O字にドットアバブを付加して[u]音を示す。
宇宙語
- 作成者: 梅本真衣, 梅本菜央 (発表年: 2007年)
山梨県立科学館プラネタリウム“星の語り部”に参加している梅本さん姉妹が考案した。
月やハートの形をした字母や絵文字の字母などからなる音節文字で、ホツマ文字に近いシステムの字母も。
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