ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

タイポグラフィ編】カテゴリです。
ここでは管理人が個人的に分析したサンセリフ系が標準字体となっている書体を取り上げます。

歴史

サンセリフ系が標準字形の世界の文字とは、サンセリフ体、いわゆる角ゴシック体及び丸ゴシック体が基本書体のものを表している。
古アルファベット系統の基本字形は角張った文字であり、古くはエトルリア文字を始めとする古イタリア系文字やヨーロッパのルーン文字の系統、インドのブラーフミー文字の初期字形がサンセリフ系基本字形に該当します。

19世紀の頃、〈アヒル文字〉を代表とする日本の神代文字の字形のほとんどがサンセリフ体として調和された書体が神代文字の存在を出張する学者によって標準字形としてデザインされている。
サンセリフ系標準字形の文字の代表格であるクリー文字などのカナダ音節文字は、速記文字をアレンジした人工文字の傑作として見事なサンセリフ系標準字形デザインのシンプルさを発揮している。

モン=ビルマ系文字は、19世紀ごろに活字の基本書体として丸い字形と見事に調和されたサンセリフ書体が基本となり、ビルマ各地の少数民族文字もそれに合わせた書体となるなど、サンセリフ書体活字が受け入れられた例であろう。
それと同時期に、南インド系文字やオリヤー文字、タークリー文字もサンセリフ系書体活字を多用している例が増えている。

20世紀になると、中国で少数民族用文字として作成されたポラード文字とフレイザー文字は、アルファベット改造系文字としての基本書体としてわかりやすく書きやすいサンセリフ書体を基本書体としている。
1970年代の中国のイ文字は規範彝文として生まれ変わり、現代風にアレンジされた古代文字という興味深いサンセリフ系字形となっている。

ユニコードで標準字形がサンセリフ書体のもの

※PDFファイルの参照元はユニコード公式HPのもの。

ヨーロッパの文字

ラテン系
  • 囲み英数字拡張 (U+1F100-U+1F1FF) - ユニコード6.0まではサンセリフ体で統一。
古代ギリシャ系
小アジア系と古代アルファベット系
これらの字形はマイケル・エバーソン氏が統一古代アルファベット書体としてデザインしたものが採用されている。

アジアの文字

中近東・中央アジア
東アジア

インドの文字

北インド
南インド/東南アジア

アフリカの文字

アメリカの文字

記号類

一部サンセリフが含まれているユニコードの標準字形

  • 文字様記号 (U+2100-U+214F) : 逆さにした拡張ラテン文字のサンセリフ字形など。
  • その他の技術用記号 (U+2300-U+23FF) : APL記号や製図用記号、グラフィック制御記号、キーボード用記号など。
  • OCR (U+2440-U+245F)
  • その他の記号 (U+2600-U+26FF) : 天文学記号や生物学記号など。ユニコード5.2で日本の地図記号の一部が追加された。
  • 古代ギリシャ数字 (U+10140-U+1018F)
  • 数学用英数字記号 (U+1D400-U+1D7FF) : 黒板書体のラテン文字とサンセリフ書体ののラテン文字とギリシャ文字が含まれる。

CJK用記号

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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