ターンド【A】

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ここでは、ラテン文字ターンドA LATIN LETTER TURNED A を取り上げます。

LATIN CAPITAL/SMALL LETTER TURNED A - ターンドA大・小文字【Ɐ ɐ】

文字名称	ターン(ド)・エー / TURNED A
大文字	Ɐ
小文字	ɐ ; ɒ
文字部首	A部
IPA	No.324 非円唇中舌狭めの広母音
IPA英意味	LOW CENTRAL UNROUNDED VOWEL
ユニコード	(大)U+2C6F、(小)U+0250
文字参照	(大)Ɐ、(小)ɐ
JIS X 0213	(小)1-11-19
仮名転写	ア[ɐ]
IPA点字	DOTS-235+1《⠖⠁》
ASCII翻字	X-SAMPA《6》, キルシェン《&"》, ワールドベット《ax》

LISU LETTER AE - フレイザー文字AE【ꓯ】

文字名称/単体発音	アェ / AE[æ]
字母	ꓯ
ユニコード	U+A4EF
文字参照	ꓯ

数学記号 : FOR ALL - すべての, 普通限定子【∀】

記号	∀
ユニコード	U+2200
文字参照	∀
〃	&#forall;
LaTeX	\forall
日本語別名	全称記号, 全称量化子, 普通量化子
英語別名	UNIVERSAL QUANTIFIER

その他

上付き小文字	ᵄ
ユニコード	(小)U+1D44
文字参照	(小)ᵄ

由来

ラテン文字《A a》を逆さにしたもの。
論理学記号のものはドイツ語 all「すべての」の頭文字《A》を逆さにしたもの。

解説

コーンウォール語 Cornish language で18世紀頃に使用されていた拡張ラテン文字。
発音記号としてはIPA以前に、分析的正書法やパレオタイプ、ローミックで採用された。
ローミックでは、通常のローマン体とイタリック体(→ターンドアルファ《ɒ》)で発音を区別していた。
IPAではポルトガル語〈A〉の発音表記で見られる。
ウラル音声記号では、発音が《a》かどうか不明瞭な場合に使用される。
Aを反転させた固有名詞のロゴで見られる。

フレイザー文字

ラテン文字《A》を逆さにして、発音が《A》[a]に近い[æ]音を示す字母に変化させたもの。
フレイザー文字表記では《A》は子音字が前にあると必ず省略されるが、この字母は省略されないで通常のアルファベット綴りの通りに書く。

使用言語・文字

言語

†コーンウォール[ɔ]

特殊文字

IPA、ウラル音声学[ă]、CanIPA、パレオタイプ[ɤ]、フォノグラフィクス[ɔː]、フレイザー[æ]、フレノタイプ[iɔɹ]、分析的正書法[ʌ]、ローミック[ʌ]

記号

数学[全称記号, すべての]、論理学[すべての]

異体字

19世紀の音声記号パレオタイプの大文字はターンドAではなく、“ターンドQ TURNED Q”になっている資料*1がある。

備考

『∀ガンダム Turn A Gundam』等、固有名詞で使用される場合、数学記号《∀》で代用される。

ターンドAが使用される固有名詞

固有名詞	読みがな	出典及び解説
Ɐ GUNDAM	たーんえーがんだむ	日本のアニメ『∀ガンダム』のラテン文字タイトルロゴ
BEⱯT BOYS	びーとぼーいず	THE ALFEEの派生ユニット“BEAT BOYS”の正式な表記
YⱯIBA	やいば	日本の漫画『YAIBA』のラテン文字タイトルロゴ