19世紀〜20世紀中期に英語の綴り字改革がよく行われていました。
これに追加された特殊拡張ラテン文字の存在する文字を紹介します。
19世紀のものの一部はGoogle ブック検索で確認できます。
これに追加された特殊拡張ラテン文字の存在する文字を紹介します。
19世紀のものの一部はGoogle ブック検索で確認できます。
- ピットマン系文字は【ピットマン文字系〜フォノタイプ〜】を参照。
- ユニフォン系文字は【ユニフォン系文字】を参照。
- 1700年以前のものは【17世紀以前の拡張英文字】を参照。
- 1701〜1940年代までは【18〜20世紀前半の拡張英文字】を参照。
- ラテン文字にダイアクリティカルマークを使ったものは【ダイアクリティカル付き英語改良綴字】へ。
http://www.pbtweb.com/alpha26/index.html
小文字の代わりにスモールキャップを使用している。
- 作成者: ブラッドベリー・トンプソン (作成年: 1950年)
小文字の代わりにスモールキャップを使用している。
http://www.itafoundation.org/alphabet.htm
http://www.thesauruslex.com/typo/ita.htm
英語の伝統的な正書法によるリガチャが多数作成されている。
基本的に1音1字だが、/k/音に対してcとkの2種類があるなど例外も。
http://www.thesauruslex.com/typo/ita.htm
- 作成者: ジェームス・ピットマン (発表年: 1961年)
英語の伝統的な正書法によるリガチャが多数作成されている。
基本的に1音1字だが、/k/音に対してcとkの2種類があるなど例外も。
http://www.spellingsociety.org/bulletins/b80/summe...
キリル文字やIPAから字母を借用し、又、ラテン文字の字形も変形している。
・ESHは大文字はシグマと同型だが、小文字はスモールキャピタルになっている。
- 作成者: ビクター・ペリー・ポールセン (発表年: 1963年)
キリル文字やIPAから字母を借用し、又、ラテン文字の字形も変形している。
・ESHは大文字はシグマと同型だが、小文字はスモールキャピタルになっている。
http://openfontlibrary.org/media/people/phthenry/r...
英語を第二言語とする国々の初等教育用に作成された。
ラテン文字を変化させたものやそのリガチャから構成される。
フォントも作成されている。
- 作成者: ロナルド・キングズリー・リード
英語を第二言語とする国々の初等教育用に作成された。
ラテン文字を変化させたものやそのリガチャから構成される。
フォントも作成されている。
http://wat.midco.net/jvipond/miscellany/NuSpel.htm...
ラテン文字の小文字のみを使用。
頭文字は大文字の代わりにボールド体を使用したり先頭にアスタリスクを付加。
フランクリン文字に近い字形がある。二重母音にリガチャが多用される。
ラテン文字の小文字のみを使用。
頭文字は大文字の代わりにボールド体を使用したり先頭にアスタリスクを付加。
フランクリン文字に近い字形がある。二重母音にリガチャが多用される。
http://www.indochinegame.com/board_games/spelling....
英語の発音40種を表記するため、句読点類なども字母に転用したもの。
本来の子音字が子音と母音、両方の読み方が与えられている。
英語の発音40種を表記するため、句読点類なども字母に転用したもの。
本来の子音字が子音と母音、両方の読み方が与えられている。
http://www.spellingsociety.org/journals/j1/jolly.p...
通常のラテン文字と違って、大文字と小文字が異なる字母が多い (例: Aの小文字が《æ》、eの大文字が《Ɇ》)。
- 作成者: クリス・ジョリー
通常のラテン文字と違って、大文字と小文字が異なる字母が多い (例: Aの小文字が《æ》、eの大文字が《Ɇ》)。
http://www.spellingsociety.org/bulletins/b83/fall/...
本来フランス語用の人工文字として作成され、英語用にアレンジされた。
基本文字はクーリエ体で、ラテン字母の一部を減画したり、シェイヴィアン文字のような字母を追加して拡張文字を作成している。
本来フランス語用の人工文字として作成され、英語用にアレンジされた。
基本文字はクーリエ体で、ラテン字母の一部を減画したり、シェイヴィアン文字のような字母を追加して拡張文字を作成している。
http://www.geocities.com/endipatterson/alphadozen.... (※HP閉鎖)
二重母音字などが作成され、O字はセディラの向きで発音が変化する。
- 作成者: アンドリュー・パターソン
二重母音字などが作成され、O字はセディラの向きで発音が変化する。
- 数字はピットマン文字と同じく、10と11に相当する“2を逆にした数字”と“3を逆にした数字”が存在。
- アンパサンド記号は通常の《&》と《Ɛ》に斜線を引いたものの2種で、後者は前者のをまとめる働きをしている。
- “The”は《Ð/ð》のみで表記される。
- アットマークは《@》とaの変形の2種。
http://www.omniglot.com/writing/phonographics.php
- 作成者: ヘロン・ストーン
- RとLは字幅を少し横長にして発音を区別する。
http://wiki.frath.net/New_AngloSaxon_Spelling
英語の綴り字にほぼ近い由来の変形字母(チワン語第2声調記号《Ƨ ƨ》[z]や逆向きEZH《Ƹ ƹ》[ʒ]など)を採用している。
母音の異体字なども多く、大半はユニコードにあるものだが独自のリガチャがある。
英語の綴り字にほぼ近い由来の変形字母(チワン語第2声調記号《Ƨ ƨ》[z]や逆向きEZH《Ƹ ƹ》[ʒ]など)を採用している。
母音の異体字なども多く、大半はユニコードにあるものだが独自のリガチャがある。
新アングロサクソン文字のダイアクリティカルマーク付き字母を、特殊ラテン文字で置き換えたもの。
ほとんどがユニコードに登録されている字母(《Ƣ ƣ》[ɔɪ], 《Ɯ ɯ》[aʊ]など)だが、特殊な創作字母や異体字もある。
ほとんどがユニコードに登録されている字母(《Ƣ ƣ》[ɔɪ], 《Ɯ ɯ》[aʊ]など)だが、特殊な創作字母や異体字もある。
http://www.phon.ucl.ac.uk/home/wells/blog0806a.htm (2008/6/13の日記参照)
字形は i.t.a.の影響を受けている。
《a》と《ɑ》、《y》[j]と“SCRIPT Y”(EYEの[aɪ]音)を別字母として分割し、《є[iː], ɵ[oʊ], ɤ[ʊ], ɷ[uː], ɦ(tとの連字で[θ]を表す)》などが追加。
- 作成者: クリス・ジョリー
字形は i.t.a.の影響を受けている。
《a》と《ɑ》、《y》[j]と“SCRIPT Y”(EYEの[aɪ]音)を別字母として分割し、《є[iː], ɵ[oʊ], ɤ[ʊ], ɷ[uː], ɦ(tとの連字で[θ]を表す)》などが追加。
- “左右逆のZ”が[z]音の〈S〉を表す字母として取り入れられている。
http://www.or-e.org/
ほとんどがIPAの字母を採用した改良英語綴り字。小文字のみ。
IPAの他に《ñ》[nj]も採用されている。
IPAとは異なり《ʊ》がワ行[w]とウー[uː]の音を示したり、IPAと発音が異なる字母もある。
ほとんどがIPAの字母を採用した改良英語綴り字。小文字のみ。
IPAの他に《ñ》[nj]も採用されている。
IPAとは異なり《ʊ》がワ行[w]とウー[uː]の音を示したり、IPAと発音が異なる字母もある。
http://www.voting.ukscientists.com/spel.html
http://www.spellingsociety.org/journals/j5/westafr...
英語のアルファベットにスモールキャピタル4字 (《ᴀ》[æ, a (二重母音のみ)],《ɴ》[ŋ],《ʀ》[r / ɹ],《ʏ》[j]) を加えたもの。
追加されたスモールキャピタルは大文字に代替可能であり、その場合は《w》は大文字に変わる (《w》はウー[uː]音を兼ねているため)。
http://www.spellingsociety.org/journals/j5/westafr...
英語のアルファベットにスモールキャピタル4字 (《ᴀ》[æ, a (二重母音のみ)],《ɴ》[ŋ],《ʀ》[r / ɹ],《ʏ》[j]) を加えたもの。
追加されたスモールキャピタルは大文字に代替可能であり、その場合は《w》は大文字に変わる (《w》はウー[uː]音を兼ねているため)。
- アポストロフィ《'》は[ə]音を含有した母音字になっている。
- ハイフン《-》は長音記号となっている。
- 《f》が[f]と[θ](“Think”のス音),《v》が[v]と[ð](“This”のズ音)の両方の音を表す多音字となっているため、改良案として大文字あるいはスモールキャピタルの《F》を[θ]、《V》を[ð]を表す修正案や《x》を[θ, ð]の多音字とする修正案がある。
http://wat.midco.net/jvipond/miscellany/alfabet.ht...
- 作成者: ジェームズ・H・ヴァイポンド
- 長音・二重母音表記用に《Ɛ ɛ》[iː]や《Ѥ ѥ》[aɪ], UE《ᵫ》[juː]などがあるが、後者はユニコードに大文字が登録されていないため、アキュート付きU《Ú ú》で代用されるなど、アキュート付き字母に置き換えられる場合がある。
http://www.newenglishalphabets.com/pitman_teaching...
i.t.a.を一部改造して修正を施した初等教育用字母。
i.t.a.ではリガチャとして表されていた字母が連字に変更されたり、独特の改造ラテン字母に変更されるなど、i.t.a.との共通字母がほとんど無くなっている。
例えば、オウ[oʊ]音を示す字母が算用数字のゼロ《0》に似た字母になっていたり、《ð》の字母がIPAと異なり[θ]音になっている。
i.t.a.を一部改造して修正を施した初等教育用字母。
i.t.a.ではリガチャとして表されていた字母が連字に変更されたり、独特の改造ラテン字母に変更されるなど、i.t.a.との共通字母がほとんど無くなっている。
例えば、オウ[oʊ]音を示す字母が算用数字のゼロ《0》に似た字母になっていたり、《ð》の字母がIPAと異なり[θ]音になっている。
http://www.spellingsociety.org/journals/j28/jollyp...
英語初等学習用のために異体字を独立した字母として加えたもので、フォニックスの提案のひとつ。
《a》と《ɑ》,《e》と《є》の区別や、《s》と《y》の筆記体を直立体にしたものが特徴。
英語初等学習用のために異体字を独立した字母として加えたもので、フォニックスの提案のひとつ。
《a》と《ɑ》,《e》と《є》の区別や、《s》と《y》の筆記体を直立体にしたものが特徴。
http://www.amandamorante.com/index.php?showimage=1...
字母を変形したり、マクロンや横線(《ħ》と《ŧ》)を付加している。
- 作成者: アマンダ・モランテ (発表年: 2007年)
字母を変形したり、マクロンや横線(《ħ》と《ŧ》)を付加している。
http://www.phondot.com/
英語アルファベット小文字の上下左右に点を付加或いは融合させて、発音を区別することが最大の特徴である。
例えば《a, e, o》の上部に点が融合されると、それぞれ[eɪ, iː, oʊ]音となる。
- 作成者: ロバート・ボーデン (発表年: 2003年)
英語アルファベット小文字の上下左右に点を付加或いは融合させて、発音を区別することが最大の特徴である。
例えば《a, e, o》の上部に点が融合されると、それぞれ[eɪ, iː, oʊ]音となる。
- 無音になる箇所は取り消しの横線が加わる(《ɨ》など)。
- [ə]音などの曖昧母音はステンシルのような白抜き横線が加わった字母となる (シュワー SCHWA と総称される)。
http://indig0.bravehost.com/ycursive.html
英語の文字に一部改良を加えた文字。
基本字形は大文字で、追加文字はダイアクリティカルマーク付きは小文字、拡張文字は大文字か小文字のいずれかになる。
記号《†》と《∞》がラテン文字に加わっている。
英語の文字に一部改良を加えた文字。
基本字形は大文字で、追加文字はダイアクリティカルマーク付きは小文字、拡張文字は大文字か小文字のいずれかになる。
記号《†》と《∞》がラテン文字に加わっている。
- 【シェイヴィアン系文字?】へ。
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