【拡張アラビア文字辞典】カテゴリです。
アリフの派生字を使用する言語をまとめます。
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【発音が異なる言語】
・ウイグル[a]、ウズベク[ɒ]、オルムーリー[ə]、カザフ[a]、キルギス[a]、タジク[o]、タタール[æ]、中国(小児経)[a]
【解説】
アラビア文字第1字母。独立形と語尾形のみ。
現在は子音としての発音は無いが、セム諸語の各種文字の声門閉鎖音字母に由来。
ハムザが付加されると、母音であることを示し、語頭には原則的に付加される。
【備考】
・ウイグル語の独立形は《ﯪ》。
・キルギス語ではアリフを2つ連続で書いて、長音《ﺍﺍ》[aː]を示す(他の母音字も同様)。
【使用言語・文字】
・アラビア[aː]、アゼルバイジャン[ɑː]、ウルドゥー[aː]、オルムーリー[aː]、ガウリー、クルド[aː]、サラーエキー[aː]、シンディー[aː]、タタール[a]、バシキール、パトワーリー[aː]、バローチー[aː]、パンジャブ[aː]、ペルシア[aː, ɒː]、ラック、レズギ
【解説】
波形のマッダ記号を付加して、長音のアーであることを示した字母。
イラン諸言語やインド諸言語の一部では、公式にアルファベット表に含まれていることがある。
キルギス語など一部を除いて、アリフは連続で書かれず、語頭の長音アリフは必ずこの字母となる。
【使用言語・文字】
・アラビア[a]、アングロアラビック[ɑː]、カシミール[ə]
【解説】
語頭のアリフがア[a]音であることを示す。
【使用言語・文字】
・アラビア[i]、アングロアラビック[ɝː, ɚː]、カシミール[ɨ]、ラック
【解説】
語頭のアリフがイ[i]音であることを示す。
下付きハムザに付加されるカスラ記号は、言語によって上に置かれる場合と下に置かれる場合がある。
【使用言語・文字】
・アラビア(コーラン)[-]
【解説】
定冠詞“al”のア音を無音にすることを示すワスラ記号が付加された字母。
【使用言語・文字】
・カシミール[əː]、バローチー
【備考】
カシミール語でアラビア語やインド諸言語に無い発音を表すため、ハムザの派生記号を付加した字母。
【使用言語・文字】
・カシミール[ɨː]、バローチー
カシミール語でアラビア語やインド諸言語に無い発音を表すため、ハムザの派生記号をアリフの下に付加した字母。
【使用言語・文字】
・ブルシャスキー[a]
【解説】
ブルシャスキー語のアラビア文字正書法では、母音の発音を区別するために、字母の上に東アラブ・インド数字(パキスタンやインドにおけるアラビア数字の変種)が付加される。
数字は通常のアラブ・インド数字と同型の2《۲》が付加。
【使用言語・文字】
・ブルシャスキー[á]
【解説】
ブルシャスキー語のアラビア文字正書法では、母音の発音を区別するために、字母の上に東アラブ・インド数字(パキスタンやインドにおけるアラビア数字の変種)が付加される。
数字は通常のアラブ・インド数字と同型の3《۳》が付加。
【使用言語・文字】
・アラビア[-an]、中国(小児経)[an, ɛn]
【解説】
アラビア語の不定語尾対格を示す“-an”を示す字母。
ユニコードではアラビア文字カテゴリになく、アラビア表示形Aのみに置かれている。
そのため通常のアラビア文字の場合は、合成表現で表すことになる。
アラビア表示形Aの字母はフォントによってはリガチャとなっているものがある。
アリフの派生字を使用する言語をまとめます。
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基本発音 | ア[a], イ[i], ウ[u], アー[aː]; 声門閉鎖音[ʔ], ゼロ[-] |
数価 | 1 |
属性 | 月文字 |
ユニコード | U+0627 |
数値参照 | ا |
表示形(独立形) | U+FE8D |
数値参照(独立形) | ﺍ |
表示形(語尾形) | U+FE8E |
数値参照(語尾形) | ﺎ |
【発音が異なる言語】
・ウイグル[a]、ウズベク[ɒ]、オルムーリー[ə]、カザフ[a]、キルギス[a]、タジク[o]、タタール[æ]、中国(小児経)[a]
【解説】
アラビア文字第1字母。独立形と語尾形のみ。
現在は子音としての発音は無いが、セム諸語の各種文字の声門閉鎖音字母に由来。
ハムザが付加されると、母音であることを示し、語頭には原則的に付加される。
【備考】
・ウイグル語の独立形は《ﯪ》。
・キルギス語ではアリフを2つ連続で書いて、長音《ﺍﺍ》[aː]を示す(他の母音字も同様)。
ユニコード | U+0622 |
数値参照 | آ |
表示形(独立形) | U+FE81 |
数値参照(独立形) | ﺁ |
表示形(語尾形) | U+FE82 |
数値参照(語尾形) | ﺂ |
【使用言語・文字】
・アラビア[aː]、アゼルバイジャン[ɑː]、ウルドゥー[aː]、オルムーリー[aː]、ガウリー、クルド[aː]、サラーエキー[aː]、シンディー[aː]、タタール[a]、バシキール、パトワーリー[aː]、バローチー[aː]、パンジャブ[aː]、ペルシア[aː, ɒː]、ラック、レズギ
【解説】
波形のマッダ記号を付加して、長音のアーであることを示した字母。
イラン諸言語やインド諸言語の一部では、公式にアルファベット表に含まれていることがある。
キルギス語など一部を除いて、アリフは連続で書かれず、語頭の長音アリフは必ずこの字母となる。
ユニコード | U+0622 |
数値参照 | أ |
表示形(独立形) | U+FE83 |
数値参照(独立形) | ﺃ |
表示形(語尾形) | U+FE84 |
数値参照(語尾形) | ﺄ |
・アラビア[a]、アングロアラビック[ɑː]、カシミール[ə]
【解説】
語頭のアリフがア[a]音であることを示す。
ユニコード | U+0625 |
数値参照 | إ |
表示形(独立形) | U+FE87 |
数値参照(独立形) | ﺇ |
表示形(語尾形) | U+FE88 |
数値参照(語尾形) | ﺈ |
・アラビア[i]、アングロアラビック[ɝː, ɚː]、カシミール[ɨ]、ラック
【解説】
語頭のアリフがイ[i]音であることを示す。
下付きハムザに付加されるカスラ記号は、言語によって上に置かれる場合と下に置かれる場合がある。
ユニコード | U+0671 |
数値参照 | ٱ |
表示形(独立形) | U+FB50 |
数値参照(独立形) | ﭐ |
表示形(語尾形) | U+FB51 |
数値参照(語尾形) | ﭑ |
・アラビア(コーラン)[-]
【解説】
定冠詞“al”のア音を無音にすることを示すワスラ記号が付加された字母。
ユニコード | U+0672 |
数値参照 | ٲ |
・カシミール[əː]、バローチー
【備考】
カシミール語でアラビア語やインド諸言語に無い発音を表すため、ハムザの派生記号を付加した字母。
ユニコード | U+0673 |
数値参照 | ٳ |
・カシミール[ɨː]、バローチー
カシミール語でアラビア語やインド諸言語に無い発音を表すため、ハムザの派生記号をアリフの下に付加した字母。
ユニコード | U+0773 |
数値参照 | ݳ |
・ブルシャスキー[a]
【解説】
ブルシャスキー語のアラビア文字正書法では、母音の発音を区別するために、字母の上に東アラブ・インド数字(パキスタンやインドにおけるアラビア数字の変種)が付加される。
数字は通常のアラブ・インド数字と同型の2《۲》が付加。
ユニコード | U+0774 |
数値参照 | ݴ |
・ブルシャスキー[á]
【解説】
ブルシャスキー語のアラビア文字正書法では、母音の発音を区別するために、字母の上に東アラブ・インド数字(パキスタンやインドにおけるアラビア数字の変種)が付加される。
数字は通常のアラブ・インド数字と同型の3《۳》が付加。
ユニコード(合成) | U+0627 , U+064B |
数値参照(合成) | ا , ً |
表示形(独立形) | U+FD3D |
数値参照(独立形) | ﴽ |
表示形(語尾形) | U+FD3C |
数値参照(語尾形) | ﴼ |
・アラビア[-an]、中国(小児経)[an, ɛn]
【解説】
アラビア語の不定語尾対格を示す“-an”を示す字母。
ユニコードではアラビア文字カテゴリになく、アラビア表示形Aのみに置かれている。
そのため通常のアラビア文字の場合は、合成表現で表すことになる。
アラビア表示形Aの字母はフォントによってはリガチャとなっているものがある。
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