【拡張文字編】カテゴリです。
ハングル関連の拡張文字などを取り上げます。
ソウル大学名誉教授イ・ヒョンボク氏が開発した、ハングル字母と多数の拡張ハングル字母で表現した音声表記用文字。
1999年10月に発表された。
1962年ごろに作成されたハングル音声文字(略称:KPA)を改良したもの。
国際ハングル音声文字の原型となった音声記号。
ハングル関連の拡張文字などを取り上げます。
- ハングル改造文字も参照してください。
- 作成者:イ・ヒョンボク【이현복/李炫馥】/作成年: 1999
- (韓) 국제한글음성문자
ソウル大学名誉教授イ・ヒョンボク氏が開発した、ハングル字母と多数の拡張ハングル字母で表現した音声表記用文字。
1999年10月に発表された。
1962年ごろに作成されたハングル音声文字(略称:KPA)を改良したもの。
- 清音字母は有声音を示す。例えば PIEUP《ㅂ》はIPAの[b]に対応。
- 激音字母は無声音を示す。例えば PHIEUPH《ㅍ》はIPAの[p]に対応。
- ハングルにない有声音字母は無声音字母に逆斜線《\》や横棒《-》を付加して示す。
- 摩擦音を示すには、ハングル字母の下部にリング記号《˳》が付加される。
- そり舌音字母は、TIKEUT《ㄷ》など舌音系字母やSIOS《ㅅ》など歯音系字母にレトロフレックスフックを付加して示す。
- 硬口蓋音字母は、牙音系のKIYEOK《ㄱ》や舌音系のNIEUN《ㄴ》などにパレータルフックを付加して示す。
- 口蓋垂音字母は、KIYEOK《ㄷ》など牙音系字母やRIEUL《ㄹ》に入破音用フックを付加して示す。
- 母音字は、WAE《ㅙ》で[œ]を示したり、WI《ㅟ》で[y]を示す。
- 中舌子音は母音字の上部にダイエレシス《¨》を付加して示す。I《ㅣ》に付加すると[ɨ]音, U《ㅜ》に付加すると[ʉ]音を示す。
- 廃字となった字母(PANSIOS《ㅿ》[z], YESIEUNG《ㆁ》[ŋ]など) や新たに作成した字母 (IPAの[f]を示すために《凵》に似た字母を追加するなど) が追加されている。
- 長音記号は、IPAと同じく《ː》で表記される。
- 作成者:イ・ヒョンボク/作成年: 1962
国際ハングル音声文字の原型となった音声記号。
- 濃音字母が無声音, 激音字母が無声有声音, 清音字母が無気音化した有声音を示す。
- 有声音字母は原則として清音字母に逆斜線《\》や横棒《-》を付加して示す。
- 摩擦音は下リング記号の他、上リング記号《˚》との組み合わせでも表記することがある。
- 長音記号は、IPAと同じく《ː》で表記される。
- アクセントは上付きの矢印の向きで示す。
http://www.chosunonline.com/article/20011007000006
タイのラフ語を表記するため、イ・ヒョンボク教授が1994〜95年にかけてハングル音声字母でラフ語を表記する方法を考案した。
タイのラフ語を表記するため、イ・ヒョンボク教授が1994〜95年にかけてハングル音声字母でラフ語を表記する方法を考案した。
1948年、北朝鮮で制定された『朝鮮語新綴字法』での拡張ハングル文字。
6種類の字母(廃字《ᅀ》や《ᅙ》の復活や《1》に似た字母[j]など)が拡張文字として追加されたり、《ᄇ》などの子音字が単独で使用されている。
6種類の字母(廃字《ᅀ》や《ᅙ》の復活や《1》に似た字母[j]など)が拡張文字として追加されたり、《ᄇ》などの子音字が単独で使用されている。
NIEUN《ㄴ》, TIKEUT《ㄷ》, THIEUTH《ㅌ》, SSANGTIKEUT《ㄸ》の4字母の先端部を伸ばした、カタカナの《ヒ》に似たような形状の拡張ハングル字母。
北朝鮮がN2243で追加提案をしたが、情報不足のため採用されなかった。
北朝鮮がN2243で追加提案をしたが、情報不足のため採用されなかった。
MIEUM《ㅁ》の派生字で、ひし形《◇》の形状をしている。
『国語及朝鮮語のため』(1920, 著:小倉進平)で、かつて使用された字母の復活提案に含まれていることが示されていた。
北朝鮮がN2243で追加提案をしたが、ユニコードに採用されなかった。
『国語及朝鮮語のため』(1920, 著:小倉進平)で、かつて使用された字母の復活提案に含まれていることが示されていた。
北朝鮮がN2243で追加提案をしたが、ユニコードに採用されなかった。
http://www.unicode.org/L2/L2017/17125-new-hangul.p...
2017年頃から韓国のテレビ番組で見られるようになった拡張ハングルで、ラテン文字ブイを借用したVIE《V》, ゼットを借用したZIE《Z》, アールを借用したRIEUR《R》とハングル字母PHIEUPH《ㅍ》にHIEUH《ㅎ》の上部の点を加えた“FIE”、[θ]音を表す連字TIKEUT-THEUH〈ㄷㅎ〉がユニコードコンソーシアムのL2/17-125で登録申請草案で例示されているが、韓国のテレビ番組では、ラテン文字〈TH〉とハングル母音字EU《ㅡ》の合字で英語のTH[θ, ð]音を示すものもある。
2017年頃から韓国のテレビ番組で見られるようになった拡張ハングルで、ラテン文字ブイを借用したVIE《V》, ゼットを借用したZIE《Z》, アールを借用したRIEUR《R》とハングル字母PHIEUPH《ㅍ》にHIEUH《ㅎ》の上部の点を加えた“FIE”、[θ]音を表す連字TIKEUT-THEUH〈ㄷㅎ〉がユニコードコンソーシアムのL2/17-125で登録申請草案で例示されているが、韓国のテレビ番組では、ラテン文字〈TH〉とハングル母音字EU《ㅡ》の合字で英語のTH[θ, ð]音を示すものもある。
韓国の商品や企業名などで、まれに使用されている。
『朝鮮語文法提案』(1921, 著:カン・メ) では、「(仮名文字のものに似た)長音記号は尚玄氏が(朝鮮語綴り字改革案として)考案した」と記されている。
KS X 1001コードには仮名文字はあっても長音記号は採用されていないので、おそらく似た字形のEU《ㅡ》で代用されると思われる。
日本の出版物では『六ヵ国語会話(3) 東南アジア編』(JTB)で見られる(1980年代の頃の版で確認)。
“ボート”という単語を表す《보ー트》の表記がある。
『朝鮮語文法提案』(1921, 著:カン・メ) では、「(仮名文字のものに似た)長音記号は尚玄氏が(朝鮮語綴り字改革案として)考案した」と記されている。
KS X 1001コードには仮名文字はあっても長音記号は採用されていないので、おそらく似た字形のEU《ㅡ》で代用されると思われる。
日本の出版物では『六ヵ国語会話(3) 東南アジア編』(JTB)で見られる(1980年代の頃の版で確認)。
“ボート”という単語を表す《보ー트》の表記がある。
- 参考:【ハングルで長音記号として「-」や「ー」のような記号が使われることは、まれにはあ... - Yahoo!知恵袋】
- http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_d...
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