ラテン文字などの拡張補助文字や人工文字、ユニコード絵文字など特殊文字に関するウィキです。

WG2申請中の拡張ラテン文字リスト】カテゴリです。
ここでは、現在、ISO/IEC JTC1/SC2/WG2 ( http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/ ) に申請中の拡張ラテン文字を取り上げます。
ユニコードに正式登録が決まった場合、項目を移動します。

【N】

N WITH LOOP - ループ付きN【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ[ŋ]、日本音声学[ɴ]
【解説】
N3907で追加申請された拡張ラテン文字。
ラテン文字《n》小文字の右下が円状に変化したもの。
チュートニスタではIPAの[ŋ]音を表し、ENG?《ŋ》又はロングライトレッグ付きN?《ƞ》がIPAの[ɲ]に相当する。
IPAの派生の一つである日本音声学記号では、IPAの[ɴ]音に相当するものの異体字である。
【異体字】
  • 日本音声学の音声記号に見られる、スモールキャピタル体のアフリカンENGで、インサイドフック付きNがこれに該当。

LATIN SMALL LETTER N WITH STROKE - ストローク付きN【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《n》小文字に、斜線が加わったもの。

N WITH PARENTHESIZED TAIL - 括弧囲みテール付きN【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3907で追加申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字ENG?《ŋ》の下部を丸括弧で囲んだもの。

N WITH INSIDE HOOK - インサイドフック付きN【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • リトアニア方言学[ŋ]、日本音声学[ɴ]
【解説】
N3914で追加申請されたリトアニア方言学の拡張ラテン文字。
ラテン文字《N》の右側を基線からはみ出さないフック記号に変化したもので、外見はアフリカにおけるENG大文字の字形をスモールキャピタルにしたもの。
IPAの派生の一つである日本音声学記号では、IPAの[ɴ]音に相当する。
【異体字】
  • ループ付きN。発音がほぼ同一のため、統合の可能性もありえる。

【O】

LIGHTLY CENTRALIZED O - 弱中舌母音化O【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《o》小文字の左下に、短い斜線が加わったもの。

STRONGLY CENTRALIZED O - 強中舌母音化O【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《o》小文字の左下に、先端の黒丸が付いた短い斜線が加わったもの。

LESS LIGHTLY CENTRALIZED O - やや弱中舌母音化O【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《o》小文字の左下に、丸括弧囲みの短い斜線が加わったもの。

LESS STRONGLY CENTRALIZED O - やや強中舌母音化O【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《o》小文字の左下に、丸括弧で左右を囲んだ先端の黒丸が付いた短い斜線が加わったもの。

【O】

BLACKLETTER O - ブラックレターO【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【由来】
ドイツ文字のO小文字《𝔬》。
【解説】
N3907で追加申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ドイツ文字由来の音声記号である。

STRETCHED O - ストレッチドO【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン小文字《o》を基線の下に伸ばした形状。算用数字《0》を字下げしたようにも見える。

OU WITH LONG STROKE OVERLAY - ロングストロークオーバレイ付き連字OU【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
N3907で追加申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
連字〈ou〉を横線で貫いた字形。

【R】

R WITH SPUR - スパー付きR【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再び申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン小文字《r》の下部が枝状に変化したもの。

STIRRUP R - スターラップR【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再び申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン小文字《r》の変種で、あぶみ状に変化したもの。

SMALL CAPITAL R WITH RIGHT LEG - ライトレッグ付きRスモールキャピタル【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再び申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
スモールキャピタルR?《ʀ》の右下を基線の下に伸ばしたもの。
同音の字母として、上付き小文字R付きD《dͬ》がある。

【S】

SHORT ESH - 短いESH【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3907で追加申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ESH小文字?《ʃ》を上方向に圧縮した字母。
《ʃ》[z̥]の変種音である。

【U】

LIGHTLY CENTRALIZED U - 弱中舌母音化U【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《u》小文字の左下に、短い斜線が加わったもの。

STRONGLY CENTRALIZED U - 強中舌母音化U【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《u》小文字の左下に、先端の黒丸が付いた短い斜線が加わったもの。

LESS LIGHTLY CENTRALIZED U - やや弱中舌母音化U【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《u》小文字の左下に、丸括弧囲みの短い斜線が加わったもの。

LESS STRONGLY CENTRALIZED U - やや強中舌母音化U【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《u》小文字の左下に、丸括弧で左右を囲んだ先端の黒丸が付いた短い斜線が加わったもの。

LESS STRONGLY CENTRALIZED U - やや強中舌母音化U【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン文字《u》小文字の左下に、丸括弧で左右を囲んだ先端の黒丸が付いた短い斜線が加わったもの。

U WITH SHORT RIGHT LEG - ショートライトレッグ付きU【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ、分析的正書法
【解説】
N3907で追加申請された拡張ラテン文字。ドイツ語方言表記用。
ラテン小文字《u》の右半分が欠けている字母で、この手の拡張ラテン文字は、19世紀頃の英語など欧米圏の文字改革などで、活字の一部分を削って生み出されてきた。
19世紀の人工文字である分析的正書法では、ウェールズ語のUとYの発音[ɨ]を示す。

U WITH SHORT LEFT LEG - ショートレフトレッグ付きU【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再び申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン小文字《u》の右半分が欠けている字母で、N3555での申請時の名称は“BROKEN U”だった。

U WITH LEFT LOOP - 左ループ付きU【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再び申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン小文字《u》の左上部分が丸まった形状。

【X】

STRETCHED X - ストレッチドX【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ[ʝ]
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
申請当初はラテン文字の“CHI”という名称だった。
ラテン小文字《x》を基線の下に伸ばした形状。
硬口蓋音の軟子音を示す。

STRETCHED X WITH LOW RIGHT RING - 右下リング付きストレッチドX【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ[ç]
ストレッチドXの右下をリング状にした形状で、硬口蓋音の硬子音を示す。

LATIN SMALL LETTER STRETCHED X WITH LOW LEFT SERIF - 左下セリフ付きストレッチドX【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ストレッチドXとロングレフトレッグ付きXの中間の摩擦音を示す。

LATIN SMALL LETTER X WITH LOW RIGHT RING - 右下リング付きX【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ[x]
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン小文字《x》の右下をリング状にした形状で、軟口蓋音の硬子音を示す。

LATIN SMALL LETTER X WITH LONG LEFT LEG - ロングレフトレッグ付きX【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン小文字《x》の左脚を伸ばした形状で、硬口蓋音と軟口蓋音の中間の軟子音を示す。

LATIN SMALL LETTER X WITH LONG LEFT LEG AND LOW RIGHT RING - 右下リングとロングレフトレッグ付きX【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ラテン小文字《x》の左脚を伸ばし、右下をリング状にした形状で、硬口蓋音と軟口蓋音の中間の硬子音を示す。

LATIN SMALL LETTER X WITH LONG LEFT LEG WITH SERIF - 左下セリフとロングレフトレッグ付きX【〓】

【使用言語・文字】
特殊文字
  • チュートニスタ
【解説】
N3555で追加申請され、N3907で再申請されたドイツ語方言表記用の拡張ラテン文字。
ストレッチドXとラテン小文字《x》[ɣ]の中間の摩擦音を示す。

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記号説明

  • [ ]…IPA発音表記及びフリガナ/意味
  • 【 】…特殊文字見出し
  • 《 》…特殊文字
  • 〈 〉…連字
  • 『 』…作品名
  • 〓…ユニコード未登録の字母
  • †…廃字, 携帯電話絵文字の代替テキスト
    • ‡…特殊な字母, 代用表記, 異体字


【略称】
  • IPA…国際音声記号
  • キルシェン…キルシェンバウム音声記号
  • i.t.a.…イニシャル・ティーチング・アルファベット
  • 大…大文字/小…小文字
  • 半…半角形/全…全角形

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